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遠い記憶

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15歳で両親が離婚、父の酒乱とDV、母との確執、宮崎から名古屋へ 働きながら、短大へ、デザイナーも夢見たが断念、結婚して40年幸せを夢見て ここまできたが、現実は思う様に行かない…
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#小説

遠い記憶 二十四話

次の日から、忙しかった。 弟の学校に行き、学用品を揃えた。 又、私の学校も、行った。 洋裁…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 二十三話

無事、飛行機は、名古屋へ。 着陸するのも、怖かったが、飛行機を降りて、どう歩いたか 記憶が…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 二十二話

何か、大きく動いた様に感じた。 人間の、小さな小細工、事では、無い。 もっと、大きな存在に…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 二十一話

私は、中学三年生になった。 その頃になると、私が率先して母に指示をする様になった。 母も、…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 二十話

あれは、中学二年生になっての事だった。 相変わらず、生活は変わらない。 毎日が、暗いトン…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 十九話

私も、中学に上がった。 最初の、土曜日。 母には、給食が無いから、弁当がいると言ってあった…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶  十八話

その頃から、だった様に思う。 私の中に、もう一人の私が語り出す様になったのは。 何時まで、あの人の事、親だと思ってるの? あんなの、親じゃ無いよ。 おまえは、みにくいアヒルの子なんだよ。 ここの子じゃ無いんだよ。 じゃあ、本当の、お母さんは? 本当の、お父さんは? 何処にいるの? フゥーと、歩き出す。 あても無いのに。 よその家の、入り口に立って。 中から、お母さんらしい人の、笑い声がする。 思い切って、すいません、ここの子供にして貰いませんか? と、言いかける

遠い記憶  十七話

私は、学校で一番好きだったのは、図画工作の時間だった。 絵を、描いたり、何か作るのは、本…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶  十六話

結局、入院は、夏休み後半になった。 母は、新聞配達がある為、一人だけの入院だった。 手術は…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 十五話

私は、これと言って、母を困らせると言う事は無かったと思う。 欲しい物があっても、簡単に言…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶  十四話

あれは、夏の夜。 外は、花火の打ち上げられる音がする。 母が、今日は花火やね~と、 見に行っ…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 十三話

何日ぐらい、いただろうか? 夜、布団に入って、暫くすると、 襖一枚隔てた、向こう側から、 …

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 十二話

相変わらず、父の酒癖は、直る様子は無かった。 夜暴れるのは、益々酷くなる。 家の中で、包丁…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 十一話

誰に、言われた訳じゃ無いが、 子供の私が見ても、母の様子が、兄と弟と私に、 対する、接し方が違う様に思えた。 ある日の事、 何時もの様に、風呂に蒔きを入れてた時である。 傍にいた、母に、お母さん、あんちゃんは、本当のあんちゃん? と、聞いてしまった。 子供の事である。 何の、意図があった訳では無い。 しかし、 それを、聞いた母は、側にあった、蒔きを振りかざして、 あんちゃんは、あんちゃんやがね~!と、凄い形相。 私は、ハッとし、思わず地べたにはいつくばって、 ごめんなさい、