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イノシシを食べた話

東京に住んでいると、それこそ希少な食材からゲテモノ系まで、あらゆる料理を食べることが出来ます。
しかし、そのほとんどがある程度の品質を保証され、専門の人が取り扱っています。
今回は田舎あるある?の、「知り合いのおじさんがその辺の山で狩ったイノシシ」を貰ったことについてです。


唐突に晩御飯に登場

当時、いつものように学校から帰ってみると、母親が台所で悪戦苦闘していました。
聞けば○○さんからイノシシのお肉を貰ったと言います。
極偶にですが、イノシシ撃退のため、山から銃声が聞こえることはあったので、すぐに受け入れることは出来ました。
しかし、漁師から海産物を頂くことはあっても、イノシシは経験がなかったため、とてもワクワクしたのを覚えています。
そのまま作業をしているシンクを覗くと、黒色の肉塊がありました。
その黒色は濡れたイノシシの毛の色でして、皮剥をしようとしてます。
なんだか思ったよりグロいなぁと感じ、手伝ってと言われる前にそそくさと自室に逃げました(笑)

母親はもちろん素人ですので、皮や骨に着いた肉を無駄にはしましたが、無事解体することが出来ました。
今にしてみると、十分すごいと思います。
今の私がもしやるとしたら、肉塊から皮を剝ぐのではなく、肉塊から取れそうな肉を頑張って取る形になりそうですね。
そのお肉はそのまま、日本人がみんな大好きなカレーに入れることとなりました。


いざ実食

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うちの家族はイノシシを食べたことがありません。
ましてやそこら辺の山で狩られたイノシシなんて。
そんな初めてのお肉に、家庭の味の代表格カレーを絡めてパクり。

。。。。。。
。。。。。。。。。。
臭い!!!!!!

めちゃくちゃ臭みが強く、食欲減衰が止まりません(笑)
それもそうで、家畜のような管理された穀物なんかを食べているわけではありません。
雑食なので、色んなものを食べているはずです。
そりゃ臭みが強いわ。。。
実はある程度臭みが強いことは想定していて、味の誤魔化せそうなカレーを採用したのですが、それでも臭い。。。
肉を一口食べては、白米を大量に食べて味を薄めさせることばかりしていました。
食用として狩ったイノシシではないので、処分という意味ではそのまま捨てても良いのかもしれませんが、頑張って食べました。


貴重な体験

その時はまずいだけの思い出でしたが、こうしてネタとしても使えますし、みんなが経験あるものではないので、今ではイノシシを食べて良かったと思っています。
冒頭にも述べましたが、それこそずっと都会にいては体験できない、ある意味田舎の良さなのだと感じます。

ここまで書くと、じゃあ東京で食べられるイノシシは臭いのか、臭いとして地元のその辺の山のイノシシとどちらがマシなのか、が気になってきますね!
もちろん私は一人じゃ絶対に試しません。
そんな、過去の経験から美味しくないかもしれないとわかっているものにお金を使うより、美味しいものを食べるために使いたいですから(笑)
そして何より、味の感想をその場でシェアできないのはもどかしいです。
あるとしたら、友達と行くくらいですかね。
イノシシ肉に興味のある友達ができるのかが、一番の課題な気がしますが。

そんな感じで、今回は因島での暮らしの一部をお伝えしました。
ちょっとした非日常に出会う確率が高いので、ぜひ皆さん島で暮らしましょう、という締めで終わろうと思います(笑)🐗

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