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英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぼう【オススメ英語勉強法】

先週、e-Educationの新しいプロジェクト「LAMP」が始まり、ミャンマー・バングラデシュの若者たちと約1週間一緒に過ごしました。

詳しい感想は『LAMP〜日本編〜を通じて学んだ3つのこと』という記事をぜひご覧いただければと思いますが、今日はもう一つ小さな発見があったので、ご紹介します。

社会人になってから英語勉強が進まない理由

皆さんは、英語が好きですか?そして得意ですか?

正直なところ、私はあまり好きではなく、まったく得意ではありません...。

それでも、国際協力の仕事をする以上、やっぱり英語は不可欠で、もちろん英語を磨こうと努力してきました。

社会人になってから単語帳を書い直し、TOEICやTOEFL対策の参考書もたくさん書い、耳を鍛えるためにリスニング教材も追加で購入しました。

ただ、本当に恥ずかしい話ですが、そのほとんどは使わずに終わってしまいました...。

受験勉強していた頃は、何時間でも机に向き合うことができましたが、社会人になると勉強する時間は限られ、また勉強に打ち込むためのスペースも限られます。

また、受験という明確で締め切りのあるゴールがないのも大きいでしょう。社会人になって、英語を磨く難しさを痛感し、もっと学生の頃に勉強しておけば...と何度も思いました。

英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶ

大学を卒業して、JICA(国際協力機構)に入ると、英語を使う機会は格段に増えました...というのは少し語弊があり、私は最初の2年大阪で働いていたので、実はあまり英語を使う機会がありませんでした。

ただ、当時はJICAには新入職員向けのノルマがあり、1年目でTOEIC800点、3年目でTOEIC860点以上、取らなければなりませんでした。

あまり差がないように感じるかもしれませんが、私はここで躓きました。傾向と対策をとにかく分析することで、なんとか800点の目標は超えたものの、860点という壁をどうしても突破できませんでした。参考書を大量に購入したのもこの時です。

ただ、参考書を開いても、どうしても集中力が続きません。またリスニング力を鍛えようと参考書に付いていたCDをiPodに入れてみるものの、結局うまく続きませんでした...。

そんな試行錯誤をしているうちに、あっという間に1年が経ちます。3ヶ月に一度のペースでTOEICを受講したのですが、3回連続で850点前後という結果で、「もう一生超えないのでは?」と少し諦めかけました。

しかし、です。参考書を本棚の奥に閉まった次のTOEICで、なんと900点というスコアがでました。一体なぜでしょう?

答えはとてもシンプルで、その3ヶ月間、私は参考書を一切開かず、英語を楽しむ方法ばかり考えました。参考書の代わりに好きな漫画の英語版を読んでみたり、リスニング教材の代わりにTEDを見るようになりました。

英語の勉強法として、これが完全な正解だとは思いません。それでも、今まで参考書から英語を教えてもらう受け身の姿勢から、とにかく自分の知りたいことを学ぶ時に英語が発生するという攻めの姿勢に変わってから、英語に触れる時間が格段に増えました。

《英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶ》

文字にしてみれば、たった一文字の違いですが、私にとっては非常に大きな気づきでした。

最後に

肝心の話をしていませんでした。

先日まで実施していた「LAMP」では、ミャンマーとバングラデシュの若者たちと、日本の若者たちがチームを組んで学び合う場を作ったのですが、参加者みんな英語で会話をしていました。

もともと得意だった子もいれば、以前の私のように苦手意識を持っている子もいました。

でも、1週間一緒に時間を過ごした最終日、苦手意識が少し消えているような印象を受けました。きっと英語「で」学ぶというスイッチが入ったからではないかと思います。

海外から来た仲間たちのことをもっと知りたい、彼らともっと深くまで議論したい。受験勉強に負けないくらい明確なゴールがあり、英語「で」学ぶ時間が強制的に増えることで、英語「を」学ぶ状態から一気に抜け出せたのではないかと思います。

私自身もまだまだ英語は苦手でして、これからもっと英語「で」学ぶ機会を増やしていこうと思います。

よかったら、ぜひご一緒に。

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