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新入社会人のみなさんへ

新社会人のみなさん、入社おめでとうございます!
本日4月1日、街を歩いていたらトレンチコートを羽織った新入社会人らしき方を何人も見かけました。

わたしは今日で社会人3年目を迎えました。大学を卒業して入った会社を1年と少しで辞め、転職して今は違う会社で働いています。誰かの参考になったら良いなあという気持ちで、わたしが思う社会人としての基礎を3つお伝えします。

  1. 入社初日で違和感を感じたら辞める
    いきなり何を言っているんだという感じですが、入社初日に感じる違和感はその後ずっとあなたについて回り、消えることはないので転職活動を始めましょう。入社式で出会う人というのは、その会社の代表や顔となる人です。その人たちの言動や雰囲気は会社の方針であり価値観なので、そこに違和感を覚えた方は、その会社と合っていない可能性があります。
    ちなみに転職活動については、転職する予定がなくてもやっておいた方が良いです。転職には履歴書の他に職務経歴書という就活における自己PRみたいなものが必要なのですが、定期的にそれを作成することで現段階での自分のスキルが可視化されるので、会社で何に取り組めば良いのかを把握したり、先輩や上司との面談の際に役立ったりします。
    また、「転職は入社3年目から」というのがスタンダードです。入社3年未満の人に転職後に使えるスキルが身に付いていることはないからです。ただし、「こんな仕事をしてお金をもらうくらいならお金はいらない」「死にたい」とか思うようになったらすぐ辞めましょう。失業保険もありますし、スキルが身に付かないような身体・精神状態でダラダラ仕事を続けるよりは、さっさと辞めて違うことを始めた方が効率が良いです。

  2. 郷に入っては郷に従え
    会社に入ったら、会社のやり方に疑問を思うことが少なからずあるはずです。でも、黙って従いましょう。なぜなら、入社してすぐにあなた程度の人が疑問に思ったことは先輩・上司・社長も疑問に思ったことがあるはずだからです。現行のシステム等にはそれが遂行されている理由があります。
    残業や飲み会、人間関係に疑問をもつこともあるかもしれません。でも、とりあえず従っておきましょう。反対して良いことは一つもないです。あなたが誰かに教えられる立場になったり、先輩や上司から意見を求められるようになってから、建設的に考えを話すようにしましょう。
    「社員は家族」とか言われたら私たちZ世代は即ブラック企業認定してしまうわけですが…そもそも会社の核はそういうものなんです。誰かが事業を始め、その思想に共感したりやりたいことに賛同した人たちが助け合って、会社は大きくなります。会社とは、社外の相手とはもちろん社内のメンバーとの信頼関係がなければ成立しない組織です。ところが組織が大きすぎる故に、新入社員と社長とが直接的に信頼関係を構築する機会は多くありません。そこで、企業は勤務時間、福利厚生、有給休暇の日数などのホワイトさを一つの信頼基準としてアピールします。だから、それに賛同して入ってきた新入社員が、急に色々な段階を飛び越えて「社員は家族だ」と言われるとびっくりしちゃうわけですね。反対に、小さい会社では社長と新入社員の信頼関係が直接構築されるので、入社してすぐに残業しないで帰りたいだとか有給休暇がもっと欲しいだとか言うと、会社側にびっくりされちゃいます。
    でも、仕事とプライベートはしっかり分けたい…と思っているなら、「キャラ作り」がおすすめです。だらだら残業しないキャラ、飲み会は1次会で帰るキャラなど。ただし、他の社員の仕事を手伝ったり、特別な会では2次会まで行くなど、律儀な態度は見せた方が良いです。上述した通り、会社は組織なので、1対1の関係というものは基本的には存在しません。誰か1人に筋を通すことが、回り回って属する組織への真面目な向き合い方に繋がります。
    よって、自分と会社との信頼関係が何で築かれているかを見極めながら、その会社のやり方に従って真摯に仕事をするのが吉です。(もちろん、労働基準法に違反していたらアウトです!)

  3. 当たり前のことを当たり前にできるようになろう
    会社で働くうちに「仕事ができるようになりたい」と思うようになりますが、わたしは仕事ができる人というのは当たり前のことを当たり前にできる人だと思っています。何かにすごく秀でている人は、その才能を突出させて苦手な分野を補うということができるのかもしれませんが、わたしは自社・他社含めてそのような人に会ったことはまだありません。世の中、才能のある人は本当に一握りです。では、その他の平凡な人はどのようにして仕事で評価されたら良いのか?それは、当たり前のことを当たり前にする、これにつきます。何歳の人でも、当たり前のことを当たり前にできる人というのは意外に少ないのです。例えば、挨拶をする、身だしなみを整える、期限内に提出する、分からないことは聞く、報連相をする…。このような一見普通のことができていない人がたくさんいます。わたしが前の職場の上司に言われたことですが、「できているとやっているは違う」のです。新入社員の1年間で、当たり前のことが当たり前にできるように取り組み、OJTの先輩や直属の上司にフィードバックをもらうと良いと思います。上司に指摘できる人は少ないですが、新入社員には誰もが教えてくれます。指摘されるて落ち込むこともありますが、入社して何年も経って指摘される方が絶対に落ち込むので、教えてもらうなら今のうちです。それに、真面目で意欲ある新入社員は可愛がられる存在です。

本当はもっとたくさんあるのですが、基本、真面目にがんばっていれば大丈夫です。あと、会社が辛くても辞めれば良いので大丈夫です!わたしもまだまだ失敗ばかりですが、仕事をするうえで成長を感じたりお金をもらえるのは嬉しいことです。よほど会社がブラック企業でない限りは自分と会社との相性・縁なので、気楽にお金もらいに通勤して、適度に休んで、限界を感じたら退職届出す感じでいきましょう。それではみなさん、良い社会人ライフを!

おまけ

新社会人におすすめの本を2冊紹介します!

1冊目は、元ライフネット生命保険取締役会長の岩瀬大輔氏の「入社1年目の教科書」。バイタリティゴリゴリ系の本ですね。基本的に正論なので、とりあえずこちらを読んでやれそうなことはやってみましょう。

2冊目は、テレビプロデューサー佐久間宣行氏の「佐久間宣行のずるい仕事術」です。1冊目に比べると実践しやすいので、この2冊を読んで自分なりのバランスを取ると良いと思います。

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