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神戸とヴィッセル神戸

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「神戸とヴィッセル神戸への想い」連載中です。 神戸の街とヴィッセル神戸をこよなく愛する方々に読んでもらいたいです。 ※別のブログからの再録です。
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#神戸

神戸とヴィッセル神戸への想い 最終回

神戸とヴィッセル神戸への想い 最終回

初めてノエビアスタジアムに行ったその1年と数ヶ月後。
私は新しくできた新国立競技場に来ていた。
2020年の元日のことだった。

どこからこんなに湧いてきたの?というほど埋め尽くされたクリムゾンレッドのサポ達。

その1年と数ヶ月の間に私は、
2万円もするレプリカユニフォームなんか誰が買うかい!と言っていたのに、
イニエスタ ではなく山口蛍のレプユニを着ていた。

家にはイニエスタ をはじめ、もう

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神戸を離れるということ 〜神戸とヴィッセル神戸への想い③〜

神戸を離れるということ 〜神戸とヴィッセル神戸への想い③〜

被災した年に浪人した私は、翌年の春に無事志望校に合格し、晴れて大学生となった。

以前から親に「下宿させる金はない」と言われていたので、神戸から奈良まで通うことになった。

4年で大学を卒業した後、超がつく就職氷河期のためなかなか内定をもらえず、唯一内定が出たのは、関西採用ではありながらも東京勤務が決まってる会社だった。

神戸を離れるのか…

若干の戸惑いはあったものの、当時の私は若かったので、

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神戸という街 〜神戸とヴィッセル神戸への想い①〜

神戸という街 〜神戸とヴィッセル神戸への想い①〜

いつから神戸という街を、唯一無二の存在として想えるようになったのだろう。

まだろくに自分で旅行にも行ってない頃からも、何となく神戸はいい街だな…とは思ってた。

港町 山があり海があり
どこか異国情緒がある

住む街として何の不服もなかった
ずっと平凡で穏やかな日々が続くものだと思ってた

私が神戸に住むようになって10年目の冬。

人生の半分以上を神戸で暮らすようになった中で、それは突然起こっ

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