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「chatGPT 勉強会」もっとchatGPTについて詳細を知ろう

昨年から今年にかけて
世間をにぎわず「chatGPT」について、
個人的にも「詳しく知りたい」と
思い立ちました。

というわけで…

さっそく、
chatGPT関連の優れた紹介動画はないか
と散策しましたら発見しました。


「note」から

「あなたの仕事が劇的に変わる!?
 チャットAI使いこなし最前線」

上記の動画は、
noteプロデューサー「徳力基彦」さんと
THE GUILD note CEO「深津貴之」さん、
両者の対談方式で「chatGPT」について
解説されている動画です。

動画配信日は2月9日。
約3ヶ月前に配信されています。


こちらの動画は、「chatGPT」について
深く学べる内容でした。

動画視聴時間は、1時間20分ほど…

少々、時間が長いので
動画の内容を個人的にまとめて
「chatGPT勉強会」と題して
皆さんと共有させていただきます。

「chatGPTって、何?」
「正しいchatGPTの使い方とは」
「間違った使用方法はあるの?」

といった疑問点をお持ちの方は、
ぜひとも読み進めていただけると
幸いです。

では、いきましょう(^^♪



✔「chat GPT」とは?

「chatGPT」とは、
どういった存在なのでしょうか。

「chatGPT」とは、
GoogleとMicrosoftの検索エンジンに
対抗するように開発された
「何でも応えてくれるチャットロボット」
と前提条件として捉えていただけると
分かりやすいと感じます。

けして、検索サービスとは似て非なるもの。

使い方しだいでは、適当で
デタラメな答えを解答します。


動画内でnote CEOの深津さんは、
「分からないことを知るために
 使うツールではない」
と答えます。

では、「chatGPTの本質とは」の問いに
深津さんは「秘書のような存在、
代わりに作業してもらう存在」
と答えます。


ひとつずつ整理します。

「chatGPTって何?」

OPEN AI社が公開した、対話型AI。
ユーザーの様々な質問や命令に、
高度に対応してくれるロボット。

「chatGPTの仕組み」

はじまりは
手前の文に、確率的にありそうな
続きの文字をどんどんつなげいく
AIとして開発されました。

そして、
AIに5兆単語ぐらい覚えさせたら
とんでもなく頭がよくなってしまった。

手前の文字に、
確率的にありそうな文字を
どんどんつなげていくだけで、
人間より賢そうな文章を
生成するAIの誕生…

その存在こそ「chatGPT」なのです。


「chatGPT」の正体
・仕組みは、手前の単語に
 後に続きそうな単語をつなげているだけ
・真の意味の知性を持ち合わせない



✔chatGPTの持つ
 あやうさ

chatGPTの真髄は、
「手前の文字にたいして
 後ろの文字をつなげているだけ」
という点です。

その点を念頭に置いたうえで、
深津さんは以下の3つの注意点をあげます。

①端的な知識や
 アイデアは出してくれない。

続く文字として確率上高い文字を
選択するAIだからこそ、
無難な答えしか出てきません。

「誰も考えない」
「他とは違う」
「オリジナルなもの」

といった答えを求める場合、
chatGPTには不向きと言えます。

②真実の保証はない

chatGPTが知らない分野でも
「一番確率が高そうな文章」をつなげて、
ナチュラルな嘘や知ったていで解説します。

あくまで「確率上に基づいたデータ」から
文章を構成しているだけのロボットです。

曖昧な表現は苦手で、
あたかも「知ってますよ」と
説得力抜群で解説するので
注意しなければいけません。

③メジャーな情報に偏りやすい

chatGPTのバンク(頭脳)は、
ネットに落ちている情報です。

つまり、裏を返せば
”出回っていない情報は出てこない”
と言えます。

また、開発された2021年より
未来の情報は把握していません。

ネット上のみの情報に頼って、なおかつ
「確率的に高い情報」を選択するので、
”メジャーな情報に引っ張られやすい”
ともいえます。


以上、3つの点から深津さんは
「chatGPTは、検索の代わりに使うのは
 間違っている」
と説きます。

確率的に常識に近い情報であれば、
間違った答えを言わないでしょう。

反対に常識から遠い情報ほど、
とんでもなく間違った答えを
解説する可能性が高いのです。


「chatGPT」の危険性
①端的な知識や
 アイデアは出してくれない
②真実の保証はない
③メジャーな情報に偏りやすい



✔chatGPTを
 上手に使うコツ

chatGPTとは
「確率上、一番ありえそうなもの」
を答えるロボットみたいな存在です。

つまりは、
「確率上ありえそう=無難な答え」を
chatGPTは、情報として提供します。

「無難な答えしか返ってこないなら、
 chatGPTは必要ないじゃん」
と思うかもしれません。

では、なぜ世間はこんなにも
chatGPTにザワついているのでしょうか。

答えは「chatGPTの使い方」にあります。

ようは、chatGPTを上手に使えれば
”無限大の可能性を秘めている”からこそ、
世間はchatGPTに注目しているのです。


では、chatGPTを上手に使うコツとは
どういった方法なのでしょうか。

深津さんは、
「可能性の空間を限定してあげること」
と説きます。



■chatGPTを上手に使うコツ
【可能性の空間を限定する】

「可能性の空間を限定する」とは、
どういうことでしょうか。

これは、実際のわたしたちの生活と
同様に考えられます。

たとえば、
「あそこのコンビニで
 いつものを買ってきて」
と親から言われたとします。

まず、ひとつ疑問として
「あそこのコンビニって、どこ?」
となるでしょう。

そして、
「いつものを買ってきて」と言われて
「いつものって、何?」と
あなたは確認するはずです。

これが、親から
「家から出て右に曲がった
 ○○の隣のコンビニで、
 オニギリ(鮭)を1つ買ってきて」
と言われれば、あなたは
「分かった」と言い対応できるはずです。


これは、chatGPTの使い方にも
つうじます。

「可能性の空間を限定する」とは
漠然とした質問をするのではなく、
あらかじめ質問する側が
具体的な例によって返答したときの内容を
限定することを指します。


”可能性の空間を限定する”
いともカンタンに自分の知りたい情報を
知ることができます。

また、空間を限定すればするほど、
さらに面白い解答が返ってきます。

無限の空間をプロンプト(質問条件)、
言葉によってどう可能性を切り取って
「自分の欲しい答え」を確率上
もっとも高く返ってくるか
文章を考えるのが、chatGPTを
上手く使いこなすためのコツなのです。


【chatGPTの質問例】
・エモイブログのタイトルを
・簡潔で明快なレビューを
・小学3年生にもわかる解説を
・新聞記者の考える文章で
・専門用語を使わないで



✔可能性の空間を
 限定する方法

この章では、実際に
可能性の空間を限定する方法として
3つご紹介します。

■ポイント1
「文脈や前提情報を与える」

可能性の空間を限定する方法の
ひとつ目として、
chatGPTにたいして
文脈や前提情報を与えてあげましょう。

例:
この商品の特徴は、A、B、Cです。
この章の内容は、以下のようなモノです。
これは、XXXを前提としています。

前提条件によって、
「chatGPTの逃げ道をなくす=限定する」
結果、本当に欲しい答えが手に入ります。

膨大なネット空間にある情報から、
自分の欲しい情報を手にするには
検索する段階で条件の文章を長くしたり、
前提条件を付けくわえたりと
可能な範囲でchatGPTの逃げ道を
なくしてください。

限定条件が上がれば上がるほど、
chatGPTの解答が豊かになります。

答えが豊かになる=chatGPTの解答に
精度が増していると言えます。


以下、動画内で深津さんの推奨する
chatGPTへの検索条件方法を記載します。

「深津式プロンプト・システム」

#命令書
あなたはプロの編集者です。
以下の制約条件と入力文をもとに、最高の要約を出力してください。

#制約条件
 ・文字数は300文字程度
 ・小学生にもわかりやすく
 ・重要なキーワードを取り残さない
 ・文章を簡潔に

#入力文

<ここに入力文章>

#出力文


■ポイント2
「一回で条件を
 設定しなくてもいい」

「chatGPTに手直ししてほしい」
「もっと良い答えがほしい」
と思ったとき、続けて質問してください。

条件を絞り空間を削れば削るほど、
あなたの欲しい新しい答えを
導きだしてくれます。

相手はAIです。
ただのロボットです。

”感情はない”からこそ
1回の質問で満足できない結果であれば
遠慮なくどんどん質問を重ねて、
真に欲しい情報に辿り着くまで
条件を絞り上げましょう。


■ポイント3
「より良い解答を重ねると、
 もっと良い答えが返ってくる」

最初に、chatGPTに質問する内容をもとに
さらに同じ質問を繰り返して
質問の研磨をオススメします。

たとえば、
「タイトルを書くときに大切な5つを教えて」
と質問して、5つ得られたとしましょう。

そこから、さらに
「その5つを大事したタイトルを考えて」
と質問すると、より精度の高いタイトルを
chatGPTは考えてくれます。。

ベストプラクティス
⇒ベストプラクティスを重ねて、
chatGPTに自分の求めた答えを
導きださせます。

※ベストプラクティスとは?
 より良い手法・優れた方法の同義語。

ただ、シンプルに「Aをやれ」ではなく、
ベストプラクティスを質問してからの
「Aをやれ」と質問すると確率上は、
素晴らしい回答が返ってくる可能性が
高まります。

このあたりは、仕事上の部下を育てながら
作業する感じに近いでしょう。


✔可能性の空間を
 限定する方法

①文脈や前提情報を与える
②一回で条件を
 設定しなくてもいい
③より良い解答を重ねると、
 もっと良い答えが返ってくる



* * * * *




✔chatGPTで
 検索上位者に立とう

chatGPTは人間のような回答をするので、
ついつい「できるやつだ」と感じます。

ただ、言ってしまえばchatGPTは、
たんなるサイコロの集合体のような
存在でしかありません。

人間として話しかけるのではなく、
いかに「6」が多く出そうな坂を
作り出せるように誘導するかが
キモになります。

chatGPTと会話というよりも、会話から
AIの持つ無限の空間の可能性を削って、
限定的なところでサイコロが回るように
誘導してあげることが大切です。


つまりは、chatGPTを使う人が
いかに空間を限定して質問するかで、
確率を上げて正解を導き出せるかに
左右されているのです。

大量にある選択肢のなかで、
「この辺に
 自分の求めている答えがあるかも…」

と確率上、最も無難な可能性のある位置に
検索側がポジショニングをとるような
感覚に近いといえます。



情報格差社会は、
数年前から存在します。

知る人は有益な時間、最適な行動を
つねに取り続けて、知らない人は
ただただ流れる時間に
身を任せて取り残されていく社会。

すでに存在した情報格差社会は、
chatGPTの台頭によりさらに激化しました。

まさにchatGPTを上手く扱える人は、
情報社会の上位者となり君臨して
chatGPTを使えない人は
上位者のおこぼれを拾うだけの人生が
待っているのです。

言い過ぎなのでは?と思うかもしれません。

ただ、リアルに
chatGPTを活用した業務改善を
半数の会社が検討しているのも事実です。


AIという…
新たな時代の波が訪れているなかで、
あなたは指をくわえたままで
立っているだけですか。

あなたが数時間もかけて作った資料を
chatGPTをものの数分…
いや1分程度で作り上げます。

これだけの進化を利用しないのは、
もったいないと感じませんか。


今回の記事をとおして、
ぜひともchatGPTについて
見識を深めていただけら幸いです。

では、また。
失礼します。

サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!