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#物語
青色のコンビニで恋をした(2/28〜その日は前触れもなく…
2月28日
コンビニ深夜勤のバイトの子に恋をしている。
気がついてしまった。
彼女の手がキレイなのだ。
色白で、関節が骨張ってなくて指が長い。そしてお釣りを渡すときの所作がまた美しい。バレエでもやっていたかのような指先まで行き届いた動き。
今週は始まったばかりだけど、週末には宮古へ帰るのかな。
3月1日
午前4時を少しまわる…
こんな時間まで彼女は待っていてくれた。
もちろん
青色のコンビニで恋をした(2/17〜 まだ何も知らない
2月17日
コンビニ深夜勤のバイトの子に恋をしている。
シフトのことで彼女と春菜が話をしている。商品を見てるフリして、耳を傾けてしまった。
「3月前半は卒業式とかで忙しいからなるべく出て欲しいんだけど…」
「妹の卒業式とかあって、そこはどうしても岩手に帰りたいんです…」
彼女には妹がいるのか。高校の卒業式かな?
そういえば、うちの娘も高校の卒業式だ。3月12日…岩手県も同じくらいだろうか
青色のコンビニで恋をした(1/20〜
1月20日
一週間ぶりにコンビニの彼女に出会えた。やったー!だ。
もちろん偶然を装うことはせず、タイミングが悪ければそれまでだから…だからこそ嬉しさがギュッとなるんだ。
今日はからあげクンをふたつ買った。ロスにならないよう彼女を援護射撃…
ていうか、角刈り!お前が揚げ過ぎたんじゃないのか?あ?
1月21日
いつものコンビニに昼間寄ってみた。出勤前に行くのは久しぶりだ。
店内には主婦パー
青色のコンビニで恋をした(1/29〜君の名は
1月29日
あまり女性の胸を見てはいかんだろうと、いままで彼女のネームプレートをチラッとしか見ていなかった。
気づいてしまった…
彼女の名前には「米」の字が使われていて、勝手な先入観から「ヨネ」と読むものだと思ってたけれど、ネームプレートをよく見たら「マイ」と小さく書いてあった──!マイ子じゃん!
1月30日
コンビニ深夜勤のバイトの子に恋をしている。
名前について彼女に聞いてみたい欲が頭
青色のコンビニで恋をした(2/8〜二.一四
2月8日
コンビニ深夜勤のバイトの子に恋をしている。
先月ようやくガラケーからiPhone4に機種変したんだけど、勝手に電話を掛けてたり(ポケットの中で誤作動)してちょっと困惑気味。
だけどネット検索がバンバンできるので、彼女の故郷である「宮古」のことをつい調べてしまう。
すげえ遠いし、田舎だった。
2月10日
コンビニのバレンタインコーナーが充実している。とは言え、コンビニの
青色のコンビニで恋をした。
1月10日
コンビニ深夜勤のバイトの子に恋をしている。知られたら終わってしまう小さな灯だ。
彼女のときだけ、僕はおにぎりを温めてもらう。たった10数秒かもしれないけれど、その間だけ彼女のことを見ていられるから。
でも、そんなこと絶対に気づかれちゃいけないんだ。
いつか会えなくなるその日まで。
1月11日
コンビニ深夜勤のバイトの子に恋をしている。
火曜の深夜にその子は入らない。
でも