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#27 デビュー作『Excelゼロ』 佐藤嘉浩様の書評を読んで感じたこと

小生のデビュー作「Excelゼロ」

佐藤嘉浩様より、大変うれしい書評をいただきました。

総じたレビューですが。

めちゃくちゃすばらしき本でした。
正直、日商PC検定2級の操作説明本としても使えます。
はじめに表紙の文言から、情報商材をやってる人が書いた本っぽいイメージを受けてしまいましたが、全くもってごめんなさい。地に足がついたExcelの使い方、Excelは本来こうあるべきだということが端的にわかる本です。

関数や機能紹介も最小のことしか教えていません。
これはExcelを使うときの考え方の本です。
だから今までExcelをいくら勉強しても理解できなかった人には、とてもわかりやすい本です。

この本は初心者向けの本だと思いますが、最初に紹介される関数がVLOOKUP関数です。これは今までの教え方の常識ではないですが、これでいいのです。結局関数とは元にあるものを変換するものだという概念が一つ分かればいいと僕は従来から思っているので、その前段階でしっかり説明があればVLOOKUP関数は初期で教えられますし、また、ピボットテーブルも紹介していますが、Excelは電卓の延長線上にあるものと考えれば、ピボットテーブルは最初期に教えるものなのです。

この常識外れの教え方は今後のトレンドになるでしょう。

僕の初心者への教え方の主張と一致している部分もあれば、そうではない部分もありますが、今までのExcelの初心者向けの本の中では最強の本です。

べた褒めしていますが、この本のすばらしさ、マジ、エグいっす。

「常識外れの教え方」

うれしいお言葉です。
これまでにはない内容、構成で仕上げた自負がありますので。

本の内容に関しては、賛否が分かれるかもしれません。

新しいExcelの勉強方法として、こんなアプローチもあるということを示せたのは、意味があると思います。

本書でこだわったポイントを、改めて整理します。


その1:Excelの機能や関数は、後で覚えればよい

Excelの機能や関数は積極的に使うべきです。

知ってるか知らないかで、100分かかる作業が5分で終わることもあります。

しかし、機能や関数だけを修得する学び方は、どこかで頭打ちになります。

私を含めて、Excelが得意な人は、機能や関数が使いこなせるから得意なのでしょうか?

私は、違うと思います。

その少し手前、Excelで作業をする本質、流れを理解している。

作業の流れが分かっているから、必要な機能や関数がすぐに取り出せる。

または、必要に応じて調べればよいと、覚えていない。

この「Excelで作業する意味」や「Excelで作業する流れ」を知ることがすごく大事だと思い、最も力を入れて書きました。

その2:Excelの機能や関数は、共通項が分かれば難しくない

Excelが得意な人は、機能や関数をすべて暗記していません。

むしろ、暗記を嫌います。

なぜか?

「必要なときに調べればいい」と考えているからです。

暗記は労力を使います。そして、忘れることもしばしば。

そんな大変な作業に、調べれば分かることに消費するのはもったいない。

私は、そう考えています。

代わりに、最低限の知識を記憶しています。

たとえば、データの型です。

Excelで扱われるデータは「数値」「文字列」「日付」「その他」に大別されます。

詳しくは#3をご参照ください。

すべての機能、関数は、データの型に準じて構成されています。

そして、それぞれのデータの型には特徴があります。

Excelが得意な人は、データの型の特徴が分かっている。

そして、機能や関数はそのデータの特徴に合わせて、作られている。

この勘所が分かると、やりたいことから関数を逆引きできるようになります。やりたいことから、知らない関数を探すことができるのです。

「知らない関数を探す」

さらっと書きましたが、とても大事な点です。

Excelが得意な人は、自分がやりたいことから、知らない関数を見つけ出すのです。

その土台には、Excelのデータの型をはじめ、共通項の知識があります。

機能や関数をやみくもに覚えるのではなく、共通項を知ったほうが絶対にいいです。

その3:なぜ、Excelで作業するのか?

さいごは、なぜExcelで作業するのか?を説明できるかです。

なぜ、Wordではないのか?
なぜ、PowerPointではダメなのか?

2つの違いと、Excelで作業する違いを説明できるか。

この差は非常に大きいです。

本書で紹介したWord、PowerPoint、Excelの違いを改めて説明します。

本書より抜粋

Wordは文章で伝えるための手段(ツール)、PowerPointは図解を使って伝えるための手段です。また「資料は1回限り。説明したら終わり」で、再利用することは少ないです。

一方、Excelはどうでしょうか?

Excelの特徴の1つは、表形式だということです。「セル」と呼ばれるマス目が集まって、Excelのシートが構成されています。なにかを一覧でまとめたり、表現したいときは、Excelが一番作りやすいです。

また、Excelは計算ができるという特徴も挙げられます。数式や関数を使う機能です。一度計算式を入れておくと、数字が変われば再計算してくれるので、重宝している方も多いと思います。

以上を踏まえると、Excelは「整理・分析」に向いているソフトと言えます。

さらに、Excelは継続して使う場面や、再利用されることが多いです。整理や分析は1回限りではなく、継続して整理・分析できる状態が望ましいとされます。

みなさんも、他の人が作ったExcelに何かを入力したり、引き継いだ経験はないでしょうか?

WordやPowerPointでは、あまりない経験です。

Excelならではの特徴と言えます。

さいごに

改めて、これまでにないExcel本を書ききれたこと、それを高く評価いただけたことに、誇りと自信が持てました。

第1章、第2章を読んでいただければ、上記のメッセージが伝わると思います。

ぜひ、手に取ってみてください。

そして、忌憚のない感想をAmazonレビューにいただけると、励みになります。

今日はここまで。

参考になった方、次回も楽しみと思われた方は、
『スキ』と『フォロー』してくれるとうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊✨

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