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#3 「1」と「01」の違いを説明できますか?データの型が分かれば関数なんて怖くない

Excel初心者が基礎から学ぶためのnoteです。今日はデータの型を解説します。ここが分かればExcelの本質を理解できるようになります。3分ほどでサクッと勉強しましょう。

※#2をお読みでない方は、先に読まれることをおすすめします。

Excelのデータは5つの型があります。
①数値型②文字列型③日時④論理値⑤エラー値の5つです。

前半はそれぞれの型を説明します。
後半は本質的なことをお話します。
ぜひ最後までお読みください。


Excelで使われるデータの型

①数値型

いわゆる数字です。
「111」や「0.11」、「10%」など。

②文字列型

文字です。「あいうえお」や「Excel」など。

ここで質問。「01」は①数値型と②文字列型どちらでしょうか?




正解は②文字列型です。

Excelでこんな経験はないでしょうか?

先頭の「0」がなくなる

Excelは数字を①数値型と認識します。
そして、先頭の0を取り除く。

0を含める場合、「これは文字」と教えてあげる必要があります。
頭に【'】を入れるのです。

先頭の「0」が残る

冒頭の質問に戻ります。
「01」は先頭に0があるため、②文字列型となります。

「そんな細かいこと、気にしなくてもいいんじゃないの?」
そのような声が聞こえてきそうです。
が、ここはとっても大事なポイントです。

SUM関数は②文字列型を計算してくれません。

型を知らない人は、合計値が違うためパニックになる。
けど、理由が分からない。
そうして、Excel嫌いになってしまうのです。

型を知らずに関数を勉強するのは、アルファベットを知らないで英文法に挑戦するのとおなじです。

遠回りに思われるかもしれませんが、いまは基礎固めです。
ご理解ください。

③日時

日時を表す型です。
「5/13」や「5月13日」、「17:00」など。

ここでまた質問です。

「5/13」と入力したら「2023/5/13」や「5月13日」と変換されて、驚いたことはないでしょうか?

ここに、日時のヒミツが隠されています。

③日時は数字で管理されています。パソコンでご覧の方は、Excelを立ち上げて下図の操作を試してみてください。

日時はシリアル値という数字で管理されています。

シリアル値は1900/1/1からはじまり、1日で+1されます。

時刻もシリアル値です。
小数点で表され、1日でちょうど1(0)になります。

実際はこんな感じ。

改めて整理します。

Excelは入力「5/13」を③日時と認識し、シリアル値「45059」に変換します。その後、【表示形式】に合わせて「2023/5/13」や「5月13日」と表記します。

いまは「へぇ、そうなんだ」の理解で大丈夫です。
後日、改めて解説します。

④論理値

数式やIF関数で使われます。
数式との相性がよいので、数式の回に解説します。

⑤エラー値

「#N/A」や「#DIV/0!」など。
こちらも、数式の回で解説します。

本質的なこと

WordやPowerPointにはなくて、Excelにあるもの。それがデータの型です。①数値型②文字列型③日時の違いを意識できると、Excelの理解の幅がグッと広がります。④論理値と⑤エラー値を理解できると、数式や関数が怖くなくなります。

くり返しますが、いまは基礎固めです。アルファベットを勉強している段階です。このあと数式や関数、グラフ、テーブルを勉強するタイミングで、今日の解説が絶対に役立ちます。焦らずにお付き合いいただけるとうれしいです。

次回予告

次回は表示形式を解説します。ようやく、実践で使える具体的なテクニックをお話しできるかと思います。お楽しみに!!
(2023年5月20日投稿予定)

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最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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