発売から50年経ってるお菓子のネーミングの妙を称えたい
グリコのカプリコの発売は1970年。円錐形のコーンの上に、ふんわりしたエアインチョコが乗っている。一見ソフトクリームとかアイスクリームみたいで、可愛くて食べやすいんだけど、実は私はあの、コーンの部分があんまり好みじゃない。同じグリコのアイスクリーム、ジャイアントコーンも、やっぱりコーンの部分があんまり好きじゃない。コーン全般が好きじゃないわけじゃないんだけど、なんかグリコのコーンはチョコやアイスに合ってない気がする。だからなのか、自分からはあまり欲しがった記憶はない。でも、子どもの頃はあのカタチが画期的だったなぁ。まるでソフトクリームを食べてるみたいな感覚でちょっと嬉しかった。手が汚れないのも良きだ。
少し前に職場で“カプリコのあたま”だけを売ってると聞いた。カプリコのコーンはいらないけど、あたまだけなら食べたいなぁって思ってたら、今日たまたまスーパーのレジ横で見つけちゃった。前の人のレジが長かったおかげでキョロキョロしてたら目に入った。「おーこれか」はじめましてだ。パッケージも可愛い。お値段も可愛い。カゴに入れた。
家に帰って早速開封。
あ、思ってたのと違う。私が思ってたのは、普通の大きさのカプリコのあたまが2つか3つ、入ってんだろうなあって思ったけど、開けてみたら、小さいミニサイズのあたまが12粒も入ってた。パッケージをよく見たら「12粒入」って書いてあったわ。カプリコのあたまだけが12粒並んで入ってた。可愛い。取り出してみる。ちゃんとカプリコっぽい。今回購入したのは、星の形をしたミルク味。他にいちごの形のいちご味もあるらしいが、私がこれを見つけたスーパーにはミルク味しかなかった。やっぱりカプリコといえばいちご味だもんね。きっと先に売れちゃったんだ。
食べてみる。ふわっと軽い。ホントにカプリコのあたまに乗ってるやつだ。エアインチョコって、もしかしてカプリコがはしりなのではないだろうか。そんなことまで考えながらもう一つ、カプっ。
あ!
そうか、このチョコの部分って、「ガブっ」でも「サクっ」でも「カリっ」でもなく、「カプっ」って感じなんだ。だからカプリコなんだ。発売から50年も経ってるのに、今不意にそのことに気付く。(真実かどうかは定かではないが‥)
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