![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54030091/rectangle_large_type_2_6efb6be0533d4296cbbefa30fe669eb4.jpeg?width=800)
【動画感想文】ポジティブ思考に切り替えるための一案 『無意識には主語がない ポジティブな言葉と歌うことの効用』
適応障害で休職してもうすぐ2ヶ月。
以前書いたような「自己否定を止める」という方法を少しずつ模索し始めています。
私の場合、最近始めたヨガで何かしらの糸口がつかめそうな感じがしています。
以前書いた動画感想文
ただ、あまりに長年に渡って染み付いている「思考の癖」。
あまりにもナチュラルに自己否定してしまうので、自己否定を止める以前に、そもそも気づくことが難しい、というのが現状。
そこで思い付いたのが、良く言われる「ポジティブな言葉を口に出す」という方法。
例えば、毎朝起きたら「今日も素晴らしい1日になりそうだ」と口にするとか、良く聞く方法です。
気づけないうちに否定するなら、自己否定してしまう前にポジティブな気持ちになれていれば良いのでは?という安直(?)な作戦です。笑
ただこの方法、私にはどうもうまく行きません。
朝いきなり「今日も素晴らしい日になりそうだ」と口に出したところで、心がついてこないと言うか。
つい「いやいや、今日は子どものお迎えくらいしか特に予定ないし」みたいな感じで、頭の中でセルフツッコミをいれてしまうんです。
思ってもないような事はやっぱり言えないよなぁ…と思った時にまた出会った、お馴染み名越康文先生の動画シリーズ。
名越康文TV シークレットトーク youtube分室
【心理学】 無意識には主語がない ポジティブな言葉と歌うことの効用
「ポジティブな言葉を口にした方が幸せになれる」と良く言いますが、
思ってもないような言葉を言うことに意味はあるのでしょうか?
こうしたメンタルのテクニックを先生はどう思われますか?
といった質問に答えている動画です。
名越康文先生の視聴者さん、私に似たような人が多いの?!と思うくらいドンピシャな質問。笑
なるほどな、と感じたので、また感想を残します。
視聴した感想(キーワード抜き書き)
・口にする言葉にその人自身が影響を受ける、というのはかなり有力な説
・ネガティブな言葉を言うと、それを一番聞いているのは自分自身
・もし相手への悪口を言っていたとしても、自分自身のことと捉えてしまう=「無意識には主語がない」
ここでは「相手への悪口」「愚痴」といった例を挙げられていますが、「自己否定」も同じことが言えるのかな、と。
(相手への否定の言葉も、自身の無意識下で「自己否定」と捉える、という事なので)
ただし…
・本当に心にもないような事を言うのは、やはり難しい
私がセルフツッコミを入れてしまうように、やはり心にも思っていないような事を口にするのは難しいようです。
特に、この質問をくれたような考え方をするタイプの人が、無理にポジティブな言葉を口にしたところで良いことはない。
自分の本当の感情が分からなくなったりしてしまう。
とのこと。
・自分が自然に受け入れられるような言葉を選ぶべき
となると、やっぱりよくあるような「ポジティブな言葉を口にする」という方法も、自分が理解し納得できているような言葉でなければ使えない。
ナチュラルに自己否定して納得してしまうような現状では、事前予防的には使うにはあまりに難易度が高すぎる。
…と思った辺りで、先生から一案。
・「歌」であれば、自然と受け入れられる可能性がある(歌はすごい心理療法)
「言葉」と「歌」は声帯の使い方なども違い、身体的には「まったく違う世界」
言葉では言えない人も、歌詞であれば歌える(身体的に違うシステムだから)
歌で口にした「言葉」は自分の無意識の中に入ってくる
「心にもないこと」でも歌だったら歌える
と説明されていました。
これ、何となく分かる気がします。
高校生の頃演劇部で役者もしていたのですが、お芝居の台詞なら何でも言えるって感覚に近いのかも。
どんな言葉でも台詞なら言えるし、お芝居の役や劇中歌がハッピーな感じなら、自分自身もそんな気分になってました。
なぜ役と同じ気分になっていたのか仕組みを良く思い返してみると
台詞が先にある(決まっている)
↓
その台詞に入る感情を想像しながら台詞を言う
↓
自分や相手の台詞を耳で聞いて、身体に染み込ませるような感じでその役の感情を作っていく
という感覚で演じていたからかもしれません。
(人に話したことはないので、役作りの仕方は人それぞれかと思います。あくまでも私の場合は、です。)
歌も同じ仕組みで考えられそうです。
歌が先にある(歌詞が決まっている)ので。
名越先生は「心にもないことも歌なら歌える」と仰っていたので、「感情を想像する」過程はなくても良いのかもしれません。
あと、歌って腹式呼吸になるし、大きな声を出すことでストレス発散もできますしね。
このご時世、カラオケはさすがに行けませんが…。
ただ、この方法の問題点は、私みたいにポジティブでハッピーな曲をほとんど知らない方はどうすれば良いのか?という点でしょうか。
(私、重め・暗めなロックが好きなんです。笑)
洋楽ならロック系以外も好きなので、探して覚えてみようかな。
いただいたサポートは、日々を乗りきるため「自分へのご褒美」に使わせて頂きます🍀 ちょっと良いコーヒー、ハーブティー、豪華ランチ、大好きな本を買う、お出かけ資金…何に使おうかな🎵