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LAST MONTH Episode2

<今回の主人公について>
2023年入社。産業情報学部 産業情報学科卒。
入社後、サービスエンジニアリング本部(ITエンジニア)沖縄支店に配属。
一家の長女であり、しっかりとした性格でありながら、たまに見せるおっちょこちょいな言動に愛しさが募る、そんな愛されキャラである。
(彼女も自宅にPCを忘れて、上司と取りに帰ったそうな…)

【困惑】入社前、降りかかる沢山の初めて

私は周りからよく箱入り娘だと言われます。そんな私が、慣れない東京で2か月の研修を経て、沖縄でSEとして働く…ここからは主に、箱入り娘の不安に満ちた3月について、お話しします。

私は、10月24日にミツイワの会社説明会を受けました。対面で説明会を行うことも増えてきた中で、オンラインでの開催でした。緊張しながらも楽しく参加することができ、私はミツイワを第一候補として考えるようになりました。そこからはめまぐるしい日々を過ごし、瞬く間に面接、内定式を迎え、11月から1月は、就職活動や大学の期末テスト、卒業論文に追われる等、とても忙しい日々を過ごしました。

2月。学生として最後の春休みをのんびりと過ごしていました。何に追われることもなく、ただ好きな時に好きなことを満喫しながら、イベントに溢れる3月を待ちました。

3月。卒業式や旅行、東京への移動など忙しい日々が戻ってきました。3月の間は入社を頭の片隅に置きつつも、学生としての残りの休みを謳歌していました。髪を染め、卒業式には卒業袴を着て、5泊6日の大阪旅行に友人と行き、入社に対しての不安なんてほとんど感じることなく、毎日が楽しかったです。

入社まで残り6日の3月28日。研修のために短期間ではありますが、初めての一人暮らしをすることになりました。その準備を手伝ってもらうため、私は母と東京にきました。新しい家に着くと、慣れない東京という地で、一人で生活していくことが急に現実味を帯びてきて、大きな不安がどっと押し寄せてきました。家に帰ると誰かが待っていることも、誰かの帰りを待つこともない、周りに頼れる人もいなくて、自分が一人ぼっちになったようで不安で仕方がありませんでした。

母が帰る日には、お見送りをしに空港まで行きました。別れる直前で、母は泣いていました。それが、一人暮らしができるくらい大きくなった私の成長を感じて泣いてくれたのか、まだまだ子供な私を一人残していくことが心配で泣いていたのか、私には分かりませんでした。

一人で家事をしてみると、調理をしても火がうまく通らなかったり、レンジを使って料理を温めようとして焦がしてしまったり、洗濯をしても新しいタオルと洗濯したせいで他の服が毛だらけになったりと、何もかもが思い通りにいきませんでした。

加えて、対面で誰とも話せないことも、とても苦しかったです。昼には人恋しさで外を散歩してみたり、夜にはにぎやかな声が欲しくて普段は見ないバラエティー番組ばかり流したりと、寂しさと不安で気の休まることのない時を過ごしました。

そんな6日間を経て、4月3日とうとう入社日がやってきました。
動きにくいスーツを着て、慣れない電車に揺られながら、私は会社に向かいました。

不安と緊張の中で進められた入社式はあっという間に過ぎていきました。
4日、5日、6日と続いてきた研修もあっという間に過ぎていきました。
本当に“あっという間”の一週間でした。
そして、優しい会社で明るい同期たちと楽しく過ごせたからか、一人暮らしやその他に対する大きな不安はいつの間にかなくなっていきました。

このようなあたたかな会社の雰囲気に包まれ、明るい同期たちと入社式を迎えることができ、この会社で、このメンバーで本当に良かったと思いました。

特に、入社式の中で行われた決意表明で、私が緊張してしまい、言葉がうまく出てこなかった際に役員さんにかけられた「大丈夫だよ。」という優しい言葉は、一生忘れることはできません。

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