『魔性の女 真由子』 -男を追わせるテクニックと駆け引きの先にあるもの-
皆さんこんにちは。ミツです。
いつも僕のnoteを読んで頂いてありがとうございます。
お陰様で購読数・閲覧数共にえげつない数字になっていて、多くの方にコンテンツを楽しんで頂いてるようで大変嬉しく思います。
まさか自分のコンサルティングスキルが恋愛相談に転用できて、ここまで皆さんの役に立てるとは思っていませんでした(嬉)
思ったよりも多くの方から相談を頂けるようになったので、僕自身恋愛経験は豊富な方なのですが、回答のバリエーションを増やすために、人生で初めて恋愛本を読み漁ってみました。
ぶっちゃけ…ガッカリしました。
どの恋愛本も僕が知っていることしか書いてなかったし、書いてあることも同じことばっかりだったんです。
次にYouTubeで恋愛系の動画を観まくってみました。
これも…期待外れでした。「男を追わせる方法10選」みたいな動画ばかりで、全く本質的な答えではなかった。
【彼氏に冷たくすれば彼女を追いかけてくるから、2人は幸せになる】
本当にそうでしょうか?
僕は恋愛において駆け引きをして相手に追わせるテクニックを推奨していません。
それは、一度駆け引きをすると、騙し合いのループから抜けられなくなるからです。
また、駆け引きの効果は永遠に持続するものでもなく、彼氏が誰かに恋愛相談をした時点でその魔法は解けてしまうでしょう。
つまり、世の中にうじゃうじゃいる恋愛系インフルエンサーはすぐに解けてしまう魔法を恋愛弱者に流布して自分の情報に依存させようとしている訳なんですよ。
それは自由恋愛のあるべき姿ではないと思う。
だから僕はネット上に溢れている「男に追わせる駆け引き最強論」を叩き潰すために、それを全否定する僕のトラウマを公開することにしました。
それでは最後までお楽しみください。
真由子との出会い
大学に3年生の冬。
僕はいつものように講義を聞いているフリをしながらアメブロで記事を書いていた。
その時僕が創作にハマっていたのは『意味が分かると怖い話』だ。
いかに後味を悪くするかに拘っており、日本の呪いやオカルトを調べまくっていた。
今振り返ってもこの時の僕は暗黒期でキショいね…(白目)
新作記事を公開して30分後ぐらいに知らない女性からコメントが来た。
僕は「俺が考えたんだから当たり前だろ」と勝ち誇ったようにコメントに「いいね」を押した。
「ん?プリクラじゃん。」
コメントに表示されていた彼女のアイコンにはプリクラが設定されており、顔面が気になったのでプロフィールページを訪問した。
アイコンは友達とツーショットのプリクラだったが、高校生だったのが分かったので、「可愛いけどガキだな。興味ねーや。」とそっと画面を閉じた。
するとものの10分ぐらいで今度はメッセージが来た。
僕はマジで興味がなかったので、「ういっす。また新作書いたら読んでくださいね。」と冷たい返事をして、やり取りを終わらせようとしたが、またメッセージが来た。
「はい。本当の名前です。そうなんだ。どっかで会ってるかもね(棒)」
僕はおもむろに彼女のブログを読んでみたが、自撮りの写真とか、買った洋服の写真が多かったことを覚えている。ブログカテゴリーで言うと完全に「ファッション」だったね。
ただ一番驚いたのは顔面のクオリティがめちゃくちゃ高いことだった。
プロフィールに設定してあるプリクラは目がデカ過ぎて宇宙人みたいになっていたんだが、普通の自撮りは誇張なしで白石麻衣にそっくりだった。
名前は真由子というらしい。
僕達は真由子の提案でアメブロ内のメッセージから直メに切り替えることになった。
(直メ=直接メールアドレスを交換して、SNSのサービス外でやり取りすること)
真由子との初デート
真由子の写真を見てめちゃくちゃ美人だとは思ったが、僕はある程度恋愛経験を積んでいたので、それだけで好きになることはなく、特に会いたいとも思っていなかった。
一方で真由子は大学生という自分よりも年上の存在に憧れがあったようで、毎日メールを送ってきた。
内容は当時めちゃくちゃ視聴率が高かった「家政婦のミタさん」とか「ライアーゲーム」とか実写映画化した「GANTZ」の話題が多かったかな。
ドラマや映画の話ばかりで全く会う気がない僕に対して真由子は痺れを切らし、誘ってきた。
僕は不覚にも「会いたいよ🐰」というテキストを可愛いと思ってしまったので、ネットから会うことに抵抗があったが真由子と会う事にした。
僕は人通りが多過ぎて待ち合わせに適さない金時計前の集合を提案した。(本当に馬鹿)
案の定、時間通りに金時計前に向かったが誰が真由子か全く分からず、「あぁめんどくせ。真由子に声かけてもらうの待つか。俺の写真もブログで見てるし分かるよね。」
と思ってボーッとしてたら、肩をちょんちょんと触られた。
振り向くとそこには真由子がいた。
なんと彼女は実物も白石麻衣級だった。
当時は冬だったので真由子のファッションはロングコートとハイネックのセーターだった記憶があるが、スタイリッシュなモダンテイストでモデルにしか見えず、普通の高校生ではなかった。
対する僕は真っ赤なパーカに黒のジャケットという超絶カジュアルな芋くさい大学生だったので、「マジか…絶対俺の方が歳下に見えるやん」と焦ったものだ。
2人でランチを食べて、その流れでカラオケに行った。
スケベなことするつもりは一切なく、僕は当時歌が上手いと言われることが多かったので、自分が輝く場所を提案したのだ。
(当時の僕は馬鹿です。今の僕なら初対面でカラオケに行く奴は100%ヤリモク認定をするので、真似しないでくださいね😓)
僕の歌アピールは成功し、真由子はちょっと感動していた。
フリータイムで4時間程度歌いっぱなしだったが、終始盛り上がっていた記憶がある。
彼女は高校生だったので、その日は夕方6時に解散し、駅のホームまで付き添った。
「今日はありがとう。気をつけて帰ってね。」
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