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頑張り過ぎ・真面目過ぎなあなたに知って欲しい【仕事が辛い原因と解決方法10選】


仕事がつらい…
仕事をしていると苦しい…
仕事から逃げ出したい…
仕事を辞めたい…

このような感情は真摯に仕事に向き合っていないと抱かない感情です。

もし、これらの感情に心当たりがあるなら、きっとあなたは仕事を頑張っている真面目な方でしょう。

私たちが健康で文化的な最低限度の生活を送るためには働かなければいけません。

仕事と生活は切り離す事ができないので、簡単に今の仕事を辞めるという決断は中々出来ないでしょう。


ですが、どうしても仕事がつらい…逃げ出したい…という時があると思います。

そんな時どうしたらいいのか分からない方のために、仕事がつらいの原因と解決方法を徹底的に解説します。


ー著者紹介ー


この記事はこんな方におすすめ!!

  • 毎日仕事が辛い

  • 辛い現状を変えたい

  • 退職・転職をしたいが決意が固まらない

  • 会社が残業代を払わない

  • パワハラ・セクハラを受けている



仕事が辛い人はどれぐらいいる?

「自分と同じように仕事が辛いと思っている人はどれぐらいいるのだろう…」
こんな風に疑問に思ったことはないでしょうか。

仕事が辛いのは私が無能だから…
他の人は私より有能だから「仕事が辛い」という感覚がないんじゃないだろうか…

そこで、Twitterでアンケートを取ってみました⬇️

この結果を見て分かる通り、辛くて辞めたいと思った事がある人の方が圧倒的に多いことが分かります。


なぜ仕事を辞めたいのに辞められずに悩む人が多いの?

日本社会は新卒から定年まで勤めあげた人が評価される傾向があり、未だに転職者に対する偏見を持っている企業は一定数存在しています。

具体例でいくとNTTドコモ、日立システムズ、伊藤忠商事など大手上場企業は新卒採用者の比率が圧倒的に高く中途採用に対して非常に消極的です。

このような状況が「退職や転職は悪である。」という共通認識を作り、結果として、違法な労働や劣悪な環境に身を置くことを強制されながら、退職できずに我慢して追い込まれてしまう方が多いのです。


確かに転職は安易に決めてしまうと、その後のキャリアに影響を与える可能性はありますが、転職をしないと解決できない問題も存在します。

今あなたが抱えている辛さは、「あなたの意識と行動の変化で解消できるのか」それとも「会社を辞めないと解消できないのか」掘り下げて考えてみましょう。


仕事が辛い原因

仕事がつらい原因ですが、その根本原因は5つに分類する事ができます。

  1. あなた自身に問題がある

  2. 職場の人間関係に問題がある

  3. 選んだ職種・業界に問題がある

  4. 選んだ会社に問題がある

  5. ハラスメントを受けている


1.あなた自身に問題がある

仕事が辛い時は辞める・辞めない2択になってしまいがちですが、まずは自分自身を振り返ってみることが必要です。

以下の項目に該当する場合、仕事が辛い原因はあなた自身にあるかもしれません。

  • 仕事を好きになろうとしている

  • 掲げている目標が飛躍している

  • 何となく不安だけど、その理由が分かっていない

  • 完璧主義な考え方をしている

  • スキルや実績がない


【仕事を好きになろうとしている】

仕事は定年まで続けるものだから、好きになるべきだ。やりたくない仕事をしているのは負け組だ。

こんな風に考えていると、どれだけ仕事を頑張っても、好きになれない現実に嫌気がさして、仕事が辛くなってしまうでしょう。

実は好きな仕事をしていても、幸せになれるとは限らないんですよ!


ミシガン州立大学のワークライフに関する研究

ミシガン州立大学で、「好きなことを仕事にするのが幸せか」というテーマの大規模な調査研究が行われました。

好きな事を仕事にするべきだという仕事観を持つAグループと、仕事は楽しくなくていいから、給料が欲しいという仕事観を持つBグループに分けて研究を行いました。

Aグループの結果
好きなことをしている間は高い幸福度とモチベーションを維持することができた。しかし、時間の経過とともに、好きではないことをやる必要が増えてきて幸福度が低下していった。

Bグループの結果
好きではなくても、給与が高い仕事を選んだので、自分のやりたくない事も割り切って行う事ができた。最初こそ、幸福度もモチベーションも高くはなかったが、スキルの上達とともに幸福度が上昇していった。

以上のように、好きなことを仕事にしたAグループは最初こそ、幸福度が高いワークライフを送っていましたが、1~5年の長期スパンで観察した場合、好きなことを仕事にしなかったBグループの方が、幸福度・年収・スキルの全ての面でAグループを上回ったのです。


好きなことを仕事に選んだとしても、やりたくない事もやらないといけません。

お金よりも好きなことを優先したのに、「好きな事だけでは生きてはいけない」という現実が幸福度を下げ、仕事に対するモチベーションを下げてしまうのです。

一方で好きではない仕事を選んだ場合、仕事に楽しさを求めていないので、ある程度割り切って業務を進めることができ、スキルの上達が早くなります。

スキルが上達すると、仕事のが幅が増えて、給与も上がるので、仕事に対するモチベーションが上がります。

「仕事は好きにならないといけない。」それはあなたの思い込みかもしれません。

【掲げている目標が飛躍している】

仕事が辛い原因はあなたが設定している目標にあるかもしれません。

目標はあなたの頑張りでコントロールできる範囲内で設定しないと、達成できない現実に苦しむことになります。

適正な目標設定とは

例えばあなたが営業職である場合、設定目標の中でも注力すべきなのは受注金額ではなく、訪問件数です。

仮に月1000万円の営業目標を立てたとしても、顧客が商品を購入するタイミングはまちまちであり、成約率は不確定です。

例えば100万円の見込み案件が10件あって1000万円ですが、10件中、10件の顧客が当月に購入してくれるかどうかは、不確定であり、営業側でコントロールすることは難しいでしょう。

それであれば、1日あたりの訪問件数を増やして、見込み案件を増やす事が営業が立てるべき目標と言えます。

顧客が買うか・買わないかは営業の意識と行動量ではコントロール出来ませんが、訪問件数を増やすことは営業の意識と行動量でコントロール出来るからです。

仕事が辛い場合、あなたが出来る事ではなく、あなたの頑張りではコントロールできない飛躍した目標を追っていないか確認してみてください。


【何となく不安だけど、その理由が分かっていない】

自分の中にある不安やストレスの正体が自分でも分からない場合、仕事が辛くなってしまう事があります。

特に就職・転職したばかりで、右も左も分からない状態の方が陥りがちですが、何が分からないのか、分からないのです。

経験を積んで、仕事の全体感が分かるようになると、不安も解消されますが、どんな仕事でも3年程度は経験を積まないと全体感が見えてきません。

したがって、「今はわかっていなくても問題ない」と自分に言い聞かせて、分からない事を無理に考え込まないようにしましょう。

正直なところ、仕事は100%理解できていなくても、何となく回るものです。

仕事に慣れて、自分のキャパシティに余裕ができた時に、100%理解している状態を目指せば良いのではないでしょうか。

ぶっちゃけ僕も自分の仕事を100%の精度では理解していません。
でも管理職をやっています。笑

仕事ってそんなものですよ。


【完璧主義な考え方をしている】

完璧主義の人はあるべき自分の姿と、現実とのギャップが大きすぎて、仕事が辛くなってしまう傾向があります。

ミスをせずに仕事を遂行したいという欲求から、準備に時間をかけすぎて初動が遅くなってしまったり、ミスをするといつまでも引きずってしまいます。

どんなエリートも完璧に仕事をこなすことは不可能ですし、ミスをしない人間というのも存在しません。

「他人が完璧に見えるから自分も完璧であるべきだ」と思っているかもしれませんが、他人のミスに立ち会っていないだけで、みんな同じようなミスを経験しています。

完璧な人間など、どこにも存在しないのです。

あるがままの自分を受け入れて、仕事に臨まないと、いつまで経っても仕事は早くなりませんし、大きな仕事を任されても、プレッシャーに潰されてしまいますよ。

完璧主義から脱却するために

完璧主義は簡単に捨てれられるものではありません。
まずは「自分はまだ凡人である。普通にミスもする。」と自分自身に言い聞かせるようにしましょう。

どんなエリートも最初は凡人から始まっています。
「自分は完璧でないといけない」「自分は凡人なのだからミスもする」のように認知の歪みを直すことで、正常なスタートラインに立てるはずです。



【スキルや実績がない】

今までの自分がやってきた仕事に対して、誇れるような実績がないと、毎日の仕事が不安で辛くなってしまう事があります。

コロナ禍で多くの企業が潰れ、失業者が増えている現状において、スキルや実績がないというのは底しれぬ不安感がありますよね。

ですが、スキル・実績は時間をかけて1つ1つの積み上げていくものです。
そうなると、1つの仕事を継続すること以外にこの不安を解消する方法はありません。

自分を客観視した時に「知識」「スキル」「実績」の不足を感じているのなら、今はがむしゃらに仕事に打ち込む時期なのでしょう。

現代において絶対的に安定している人材・企業はありません。

過去の後悔や、未来への不安に目を向けるのではなく、今行っていることを「継続する」ことに意識を向けましょう。


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2.職場の人間関係に問題がある

「人の悩みは全て人間関係の悩みである」

かの偉大な心理学者アドラーも言っているように、職場の人間関係に問題がある場合は、悩みが尽きない毎日になってしまうかもしれません。

★よくある職場の人間関係に関わる悩み

  • 何となく仲間外れにされている感覚(疎外感)がある

  • 些細なことで特定の人から嫌われてしまった

  • 上司が高圧的に接してくる

  • 部下が指示を聞かない

  • どうしても相容れない人がいる


特に就職・転職したばかりだったり、転勤・部署変更で環境が大きく変わると上記のような悩みを抱えてしまい、仕事が辛くなることがあります。

職場での人間関係の悩みを抱えている人は総じて、行動指針が「他人からどう見られているか」である事が非常に多いです。

他人からどう見られるかよりも、「自分がどうありたいか」の方が大事だと思いますけどね。


3.選んだ職種・業界に問題がある

仕事が辛い原因として、あなたが選んだ職種・業界が、あなたが大切にしたい価値観にマッチしていない可能性があります。

例えばワークライフバランスを重視したい方がサービス業を選んでいる場合、選んでいる仕事と自身の価値観がミスマッチを引き起こしてしまいます。

基本的に小売や飲食、美容のようなサービス業は労働時間が長く、まとまった休日が取りにくい業界です。

したがって家族との時間をしっかり確保したい方や、暦通りに連休を取ってレジャーを楽しみたいという方は、サービス業を選んでいるうちは目的を達成するのが難しいでしょう。

あなたが「人生で大切にしたいこと」と、「選んだ職種・業界の実情」がマッチしているかどうか今一度確認してみてください。


4.選んだ会社に問題がある

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