今回は、全国のPOB会員(平均年齢50.9歳)に、「ポテトチップスに関する調査」を2022年7月27日~7月31日に実施しました。
アンケートに参加をした人の内、9割以上の人が「好き」と回答している「ポテトチップス」。近ごろ値上げで話題となっていますが、私たちの消費行動にどのような変化が起こっているのでしょうか。アンケートとレシート分析から調査していきます。
ポテトチップスはどんな時に食べる?
まずは、ポテトチップスをどんな時に食べるか調査しました。
ポテトチップスを食べるシチュエーションで最も多いのは「小腹が空いたとき(58.1%)」で、次に「おやつの時間(41.8%)」、「お酒を飲んでいるとき(31.5%)」が続きます。
合わせて、自分が購入してきたポテトチップスは誰が食べるか尋ねると「自身(87.5%)」が最も多い結果でしたが、そのうち約半数の人は、「配偶者・パートナー(31.9%)」、「子ども(22.2%)」といった自分以外の誰かと一緒に食べていることがわかりました。
ポテトチップスは単なる間食だけではなく、気分転換やストレス解消、コミュニケーションツールとしても重要な役割をしていることがコメントからも伺えます。
ポテトチップスを購入する頻度
ポテトチップスを購入する頻度は、59.8%の人が月に1回以上購入している結果となりました。最も多い頻度は、「月に1回(25.2%)」、「月2~3回(24.2%)」となります。
ポテトチップスは何を重視する?
次に、ポテトチップスを購入する際に何を重視しているか尋ねました。
ポテトチップスを購入する際に何を重視されることは、「美味しい(76.7%)」が最も高く、次に「価格(53.9%)」、「フレーバー(36.2%)」が続き、「内容量(29.9%)」と「メーカー・ブランド(29.1%)」を上回りました。
お気に入りの味や、安さを重視して購入している傾向があることが、コメントからもわかりました。
最も購入する【商品】×【好きな味】
続いて、皆さんが好きなポテトチップス商品と好きな味について聞いてみました。
上位を、カルビー、湖池屋の2社商品が占めていました。
また、各年代毎でランキングを見ると好みに違いがあらわれました。
いずれの世代も基本的には、カルビーうすしお、カルビーコンソメが人気ですが、上位3位の商品を見ると、20代は堅あげポテトブラックペッパーがランクイン、40代以上からのり塩味の人気が高くなり、50代以上から湖池屋の購入率が高くなる特徴がありました。
若い世代は、ピザポテト等の味の濃い商品が上位にランクインし、年代が上がるほど、チップスター等の馴染みがあるロングセラー商品が好まれる傾向があるようです。
レシート分析:10,000枚当たり出現率
最も購入する商品アンケートで上位を占めていた、「カルビー」「湖池屋」の2社データから分析いたします。下図は、2022年10月~2022年7月の投稿レシートから、ポテトチップス商品の10,000枚当たりの出現率を表したものです。
2021年12月の年末需要以降、レシート現率が減少傾向であることが見て取れます。
アンケート結果では、2022年2月の値上がり以降、約3割の人が「購入頻度が減った」と回答しました。また、「安いものを選ぶようになった」と回答した人も約3割となりました。
コメントピックアップ:ポテトチップスの食べ方
※()内の商品名はアンケート回答者が最も購入するポテトチップス
■技あり!ポテトチップスの食べ方
■おすすめ!アレンジレシピ
他、やっぱり「そのままが一番」というコメントも!
気になる食べ方やアレンジなどあれば、是非お試しください。
今後も、レシートと消費者アンケートで様々なトレンドを分析していきます。データに関してご質問等ある方は、お気軽にお問合せください。
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