星影の短歌15 #今日の短歌
洛陽を君と観ていた砂浜に ハマナスが咲いていた石狩の夏
#今日の短歌 2022/11/30
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ハマナスの花は1日で散ってしまいます。この恋も終わりでした。
当時の私は太陽が見えなくなる瞬間を見届けたいと、彼と砂浜で粘っていました。そしてそれは実現しました。
が、その後、真っ暗になり駐車場に戻るのがわからなくなるほどでした。当時の彼には無理をさせて本当に謝りたいです。
今では動画で同じような日没を簡単に観ることができるでしょう。ですがあの時の潮騒の音、遠くの犬の遠吠え、冷たい風、足元の砂などは、わからないでしょう。
そんな私は今、小説を書いています。若き日の無数の傷が、今の私を強くしています。
みちふむ
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