みつぼう

4年目の柔道整復師本気でこの仕事に携わる、全ては患者様の笑顔と健康のために!!毎日、不…

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4年目の柔道整復師本気でこの仕事に携わる、全ては患者様の笑顔と健康のために!!毎日、不器用ながらも一人一人の患者様と真剣に向き合ってます!

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  • 機能解剖学(下肢)

    一つ一つの解剖学から機能を網羅した記事を発信していきます。

  • 機能解剖学(上肢)

    一つ一つの解剖学から機能までを網羅した記事を発信していきます。

  • 運動器疾患への対応

    我々、柔道整復師は日々の運動器疾患に対してどこまで正確に対応できているしょうか?この記事を読み柔道整復師の無限の可能性を広げましょう!

  • アナトミー・トレイン

    起始停止だけを覚えるだけでは筋肉は攻略出来ません。この記事を見て筋肉、筋膜の更なる可能性を見出しましょう!!

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股関節解剖 靭帯

こんにちは! 今回は股関節の解剖 靭帯についてやっていきます! ではいきましょう! 股関節の靭帯としては ①腸骨大腿靭帯 ②恥骨大腿靭帯 ③坐骨大腿靭帯 ④大腿骨頭靭帯 があります それぞれの靭帯の特徴をみていきます ①腸骨大腿靭帯・下前腸骨棘、寛骨臼上縁~大腿骨転子間に付着する ・関節包を補強する靭帯では最も強靭な靭帯 ・形状が逆Y字のため、Y靭帯と呼ばれることもある ・主に股関節の伸展・外旋を制動し、内転の制動にも関与する ・大腿直筋腱、小殿筋

    • 足関節捻挫の介入について考える

      こんにちは! 今回は足関節捻挫について考えていきたいと思います! ではいきましょう! 足関節の靭帯外側 前方から順に前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯 内側 三角靭帯(前方から順に脛舟部、脛踵部、脛距部) 外側靭帯損傷の対応足関節内反捻挫のうち65%が前距腓靭帯の単独損傷で、踵腓靭帯損傷を合併するものは約20%になる ①ROMの回復 ・急性期を過ぎたら自動での底背屈から始める  前距腓靭帯が損傷している場合は足関節を底屈すると伸張される→疼痛が伴ない範囲で行う

      • アキレス腱炎、足底腱膜炎について

        こんにちは! 今回はアキレス腱炎、足底腱膜炎について考えていきます! ではいきましょう! 構造①アキレス腱 ・腓腹筋とヒラメ筋の腱が一体となり共同腱として踵骨隆起に付着する人体最大の腱である ・加齢により伸張性が低下する ・アキレス腱には腱鞘がないため皮膚との摩擦を軽減するパラテノンがアキレス腱周囲に存在している→パラテノンはアキレス腱を保護し、血管から栄養を補給する ②足底腱膜の構造 ・線維性結合組織で構成されている ・縦方向線維は踵骨隆起前内側突起から基

        • 後脛骨筋腱、腓骨筋腱の障害

          みなさんこんにちは! 今回は後脛骨筋、腓骨筋による障害についてやっていきます! それぞれの筋の特徴 ・後脛骨筋 ①下腿後面から起こり、舟状骨に停止する。 舟状骨に停止したあと更に楔状骨、載距突起、立方骨、第2~4中足骨基底部の足底面に停止する→後脛骨筋が障害されると縦アーチ、横アーチともに破綻する ②立脚相の足底接地の直前~踵離地までの間に活動する 足底接地直前~立脚中期までは回内している後足部を減速させる 踵離地以降では舟状骨を底屈、内転し距骨下関節を介してショパ

        股関節解剖 靭帯

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          開張足・外反母趾

          こんにちは! 今回は開張足・外反母趾についてやっていきます! 足趾障害に関わる関節 ①リスフラン関節 ・第1趾列の運動は距骨下関節外返し位で増大し、内返し位で減少する ・第5リスフラン関節は背屈時には外返し、底屈時には内返しが起こる ②MTP関節 ③IP関節 足趾障害とアーチ機能①横アーチ ・主な役割は衝撃緩衝である ・中足部後列→舟状骨と立方骨による立方舟関節 ・中足部前列→楔状骨が楔間関節と楔立方関節を構成し中間楔状骨が頂点となる また第1~5中足骨頭が前

          開張足・外反母趾

          足部アーチの低下障害(ハイアーチ)について考える

          こんにちは! 今回はハイアーチについてやっていきます! 内側縦アーチ上昇の発生機序・距骨下関節内返し、ショパール関節の内返し・内転、第1リスフラン関節底屈によって起こる ・異常な内側縦アーチの上昇の原因は靭帯や筋などの静的・動的支持機構の短縮や癒着が起き、伸張性の低下や機能不全 ・足部内側縦アーチの静的支持組織→三角靭帯、バネ靭帯、長・短足底靭帯  足部内側縦アーチの動的支持組織→前・後脛骨筋、長趾屈筋、下腿三頭筋、足底腱膜 ・下腿三頭筋の伸張性低下により足関節背

          足部アーチの低下障害(ハイアーチ)について考える

          扁平足について考える

          皆さんこんにちは! 今回は扁平足についてやっていきます! 臨床でも多く遭遇する疾患になると思うので少しでも皆さんのお役に立てればと思います! ではいきましょう! 扁平足について・3つのアーチの中でも内側縦アーチの低下が扁平足に繋がる ・扁平足では踵骨は外返し位→踵骨傾斜角は減少、距骨は底屈位→距踵角は 増大する ・中足部では外転・外返し位、前足部では内返し位となる→距骨-第一中足骨角は増大する ・内側縦アーチの低下はシンスプリントや足底腱膜炎、外脛骨のリスクファ

          扁平足について考える

          足関節安定性障害について考える

          こんにちは! 今回は足関節安定性障害について考えていきたいと思います! 足関節安定性障害 ・足関節安定性障害は前外側不安定性が多い 他にも遠位脛腓靭帯結合の損傷による前下脛腓関節不安定性、距骨下関節の靭帯損傷による距骨下不安定性がある 機械的安定性障害遠位脛腓靭帯 ・足関節底屈位から背屈位になるとき脛腓間は約1~2mm離開する→腓骨は外方・後方・外旋が関与し、前下脛腓靭帯の切除は腓骨の外旋不安定性増大との関係がいわれている ・遠位脛腓靭帯の損傷は一般的は足部の外旋

          足関節安定性障害について考える

          heel cord障害について考える

          こんにちは! 今回はheel cord障害について考えていきます! ではいきましょう! heel cordとは heel cordとは下腿三頭筋、アキレス腱、踵骨、足底腱膜で構成される足関節底屈機構 では次に各部位ごとに確認していきます! 下腿三頭筋 ・腓腹筋内側頭の方が筋腹は大きく、内側頭は半羽状、外側頭は羽状構造をしている ・腓腹筋はタイプⅡb線維が多いため、ダッシュやジャンプなどの推進力を生み出す ・ヒラメ筋はタイプⅠ線維が多く姿勢保持筋としての役割が

          heel cord障害について考える

          足関節底屈可動性について考える

          こんにちは! 今回は足関節底屈についてやっていきます! 足関節底屈に関わる関節と動き・非荷重位での足関節底屈には踵骨の底屈と距骨の前方滑りが起こる→最大底屈には下腿内旋、中・後足部(ショパール関節・距骨下関節)の外返しが必要になる ・足趾屈曲制限も足関節最大底屈の制限因子になる ・歩行による荷重位での底屈では立脚後期に起こり、立脚初期~中期にかけて外返しした距骨下関節・ショパール関節を内返しさせることで足部の剛性を高め、推進力を生み出す 底屈の動きも背屈と同様に下腿

          足関節底屈可動性について考える

          荷重時の足関節背屈について考える②

          こんにちは! 前回に引き続き今回も足関節背屈についてやっていきます! 足関節背屈可動性の障害の評価 ・膝伸展位での足関節背屈は腓腹筋の伸張も関わってくるが、背屈10°以下だった場合は足部の代償による可能性が高い ・非荷重位での足関節背屈を評価する場合は背臥位で膝蓋骨が天井を向いた状態で評価する→背屈時に足尖が外方を向く場合は正常な足関節背屈が出来てないことが多い ・距腿関節中間位での距骨後方滑りの制限因子としては  水平面における距腿関節の不一致(過度な下腿外旋や距骨

          荷重時の足関節背屈について考える②

          荷重時の足関節背屈について考える①

          こんにちは! 今回は足関節背屈についてやっていきたいと思います! ①足関節背屈に関わる関節と動き 以上を箇条書きでまとめると 距骨下関節外返し・外旋、距骨の内旋・底屈、下腿の内旋、ショパール関節の外返し、第1リスフラン関節の背屈 になります。 内側縦アーチの沈下は正常でも起こる反応ですが過度な沈下には気をつけていきたいですね。 内側縦アーチの沈下の評価としてはNavicular drop testなどがありますので、そこと組み合わせて評価するのもいいと思います👍

          荷重時の足関節背屈について考える①

          ショパール関節、リスフラン関節 MTP関節~DIP関節 機能解剖

          こんにちは! 今回はショパール関節、リスフラン関節について触れていきます! ・ショパール関節(横足根関節) ①構成要素 距舟関節と踵立方関節から構成される ②運動軸 長軸 矢状面:前上方へ15° 水平面:前内側へ9° 斜軸 矢状面:前上方へ52° 水平面:前内側へ57° リスフラン関節 ①構成要素 楔状骨と立方骨の遠位関節面と中足骨近位関節面より構成される ②可動性 前足部を背屈・底屈、回内・回外を行った時のそれぞれの趾列のリスフラン関節は第1~3リスフラン

          ショパール関節、リスフラン関節 MTP関節~DIP関節 機能解剖

          脛腓関節 機能解剖

          こんにちは! 今回は脛腓関節についてやっていきます! ①構成要素 脛骨の腓骨切痕と腓骨遠位部から構成される 脛腓関節の形態は腓骨の深さや前方・後方関節面のなす角度にえいきょうされる ②運動 脛腓関節の主な運動は脛骨に対する並進運動 腓骨は足関節背屈に伴い後方に変位し、足関節底屈に伴い内側に変位する 足関節を内旋させたときは後方・上方・外方に変位する 足関節を外旋させたときは外方・前方・後方のいずれも報告した研究があり一致した見解は得られていない 関節編もあと二回ほどで

          脛腓関節 機能解剖

          距骨下関節 機能解剖

          皆さんこんにちは! 今回は距骨下関節についてやっていきます! ①関節面のバリエーションの存在 距骨下関節を構成する距骨と踵骨はそれぞれの関節面のバリエーションがある。 また距骨の後関節面は約20°のバリエーションがあり、これにより距骨下関節運動軸の傾斜角度が決められる。 ②距骨下関節の運動軸 矢状面:前上方 水平面:前内側 この運動軸により距骨下関節は内返し・外返し、内旋・外旋に大きな可動性をもつ ③歩行、走行時の距骨下関節 歩行 立脚期において主に前額面、水平面にお

          距骨下関節 機能解剖

          距腿関節の機能解剖

          皆さんこんにちは! 今回から足部は関節編に入っていきます! 今回は距腿関節についてやっていきます! ①構成する組織 脛骨の下関節面、内果関節面、外果関節面、距骨の内果・外果関節面、上関節面から構成される ②底背屈と距骨滑車曲率半径の関係 距腿関節の関節軸は水平ではなく斜めになっています。 理由としては距骨滑車の外側と内側の曲率半径比が関係します。 この図をみると距骨滑車の前方と後方で内側と外側の曲率半径比が違うことが分かるとおもいます。 底屈時には後方の曲率

          距腿関節の機能解剖