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子どもを本好きにするために心がけていること

ハーイ!みてみんです。

みなさんが子どもの知育で大切にしていることはなんですか?

私はしんどくて何もできないような時でも
これだけは最低限続けようと
知育の最重要課題として位置付けてきたことがあります。

「絵本の読み聞かせ」

です。

これは国語力、語彙力、思考力、というような
考える基礎を作ることが目的。
同時に情操教育にもなりますし、
なにより本好きになって欲しいという気持ちがあるからです。

今回は私が子どもを本好きにするためにやってきた
取り組みをご紹介します。

結論からいうと、

  • 小学2年生の今でも本によっては読み聞かせを続けている

  • 読みやすさを重視する(絵本・学習漫画を活用)

  • 子供が興味を持った事柄に関する本をすぐに図書館や書店で手に入れる

これらのことに気を付けて本を選び、環境を作っています。

それでは以下から、詳しく解説していきます。

語彙力とは思考力

何かで読んだ情報ですが、

人は何かを考えるときに言葉を使う。
だから語彙力がないと
物事を深く考えることができない。

とあり、確かにそうだわ。と
納得しました。

自分の感情を処理する言葉を知っていて
表現できるとスッキリしますよね。
逆にいいたいことがぴったりはまる言葉が出てこないと
モヤモヤしますよね。

子供でもそうですが、
いいたいこと、したいこと、
感情を言語化できないと、もやもやするんです。
そうやって癇癪を起こす子も
親が適切に表現して言語化できたら
それだけでもスッキリして
落ち着いていきます。

大人になってもからも
自分や周りの状況をよくわかり
深く考察できたら
問題解決力も上がると思うんです。

問題を解決できるところまで
思考を到達させることができるか?
思考停止して流されて生きるか?
自分の人生を自分で決断して生きることにも
繋がっていくような気がします。

さらに、本が好きで本を読む習慣をつけることができれば、
私が常に促さなくても自発的に学んでいける子になって
息子にずっといい影響があると。

日本の大人はあまり本を読まないようですが、
海外では大人になっても学び続ける人が多く
社会人を経験してから子供がいても大学に入り直したり、
常に学習をしています。

息子にもずっと学び続ける人になってほしい。
(大学は遊びにいくところではない・・・)

よく教育本で国語力は全ての学力の土台というのは
こういう理由からなんですね。
国語力が育っていないと、問題を解く前に
何を問われているのか理解できない。
逆に国語を勉強すると
他の教科も相対的に成績が上がる子がいるそうです。
国語力を鍛えると学力の底上げができるんですね。

そのために、息子には
早くからひらがなを教えました。
息子は2歳1ヶ月で50音を読めるようになりました。

ただ、その当時はあまり文字に興味がなかったようで
文字を覚えてからも自分で絵本を読む
ということをしなかったので
私が読み聞かせするのは変わりませんでした。
当時はとりあえず読めるようになった。
という安心感の方が大きくて
息子が自発的に本を読まなくても焦りはありませんでした。
年中の頃から自分で絵本を開くようになってからも
本当に読めているのか怪しかったし
絵本を卒業しつつある今も
児童書を手にとることが増えましたが
文字が多くて、漢字もあるし
本当に読めてる?絵だけ見てない?
と疑って見てしまうことがあります。

なので、小2の今でも寝る前の習慣として
読み聞かせは続いています。

自分で読めるレベルの本は
別の時間に自分で読んでいるので
私が読むのは挿絵のほとんどない児童文学です。

対象年齢が高く、ルビのない漢字が多い本や
小さい文字を読むのが面倒なので
「読んで」と言ってきます。

私も息子と一緒に新しい本を読めるのが楽しいし、
名前は知っているけど読んだことのなかった
世界の名作を読めるのは私自身、とても楽しいです。
なので、読み聞かせの時間は苦になりません。

読みながら息子が「こうなんじゃない?」
と思ったことを話してくる時
たまにドキッとするような鋭い指摘をする事があって
(もしかして先に読んでる?)
それが後々、罠だとわかって、
主人公がピンチになったりして!
なかなか冴えてるなー。
と思うことも多いです。

そんなふうに、
作者と知恵比べしながら読み進める面白さを
もっともっと一緒に共有したいと思っています。

本好きにするための工夫

さて、こうやって無事に
本好きに成長している息子ですが
その過程で大切にしてきたことがあります。

それは、興味を持った時に間をあけずに
その本を用意するということ。
熱は熱いうちに打て!

会話の中で「どうして〇〇なのかな?」
「〇〇ってなに?」
という言葉が出たら
それは息子が
今、気になっていること
興味があること
というサインです。

これは大事なヒントです。
子供が自分から
「これが気になるからこういう種類の本を買って」
ということはありません。
図書館や本屋さんに行って
読みたい本を選ぶことはあると思いますが
日常に浮かんだ疑問をそのままにせず
考えるクセをつけてもらうためにも

「どうしてだと思う?」と聞き返して
自分で考えさせることを促すことも
大事なことだと思っています。

そしてその時に
自分で考えさせるだけで終わらせず
本で正解を示すこともセットにできるようにしています。

そういうこどもの疑問は
私も気になる方なので
わからない時には大抵すぐに携帯で調べて
大体の答えを確認してしまいます。

その場では簡単に私が説明をしますが
自分は説明がヘタだと自覚しているので
本で綺麗にまとめられた情報を読んでもらう方が
息子の理解のために絶対にいい!

なので、私の説明はとっかかり程度にし
詳しくは本を読もう!という流れにします。

そうすると、
息子も本を読むのを楽しみにしてくれますし、
新しいことを知ることや、
読書が楽しいことだと思ってくれます。

本を買う手順としては
まずAmazonで探して
レビューを見て内容を確認し、
買うのは中古で十分なので
Amazonの中古書や
ブックオフのオンラインショップや
メルカリの最安値を調べて購入しています。

ハマった事柄は何冊も集めることになる

関連書籍を何冊か買うこともあります。

例えば息子がカブトムシにハマった時、
まず図鑑ような1冊を購入したら
たくさんの種類は載っていましたが
カブトムシが、いつ、どこにいて
どうやってつかまえるのか?
というような本当に知りたかった情報が
載っていなかったんです。

本によって扱っている情報が様々なので
カブトムシの種類を網羅している本、
カブトムシの生涯が載っている本、
飼い方が載っている本、
体のしくみなどが載っている本、
日本のカブトムシの本、
世界のカブトムシの本、
カブトムシを主人公にした物語の本など、
様々あるということに気がつきました。

その時の疑問を解決する本を読んでも
これはどうなの?
という新しい疑問が湧いてくるので
カブトムシの本だけでも何冊かになり
そこからまた別の興味が広がって
(例えば、樹液に集まる夜行性の他の虫が気になり始めたり)
終わらない探究心を満たすため
数珠繋ぎ的に本が増えていく・・・
ということになってきます。

石ブームと本

私がこのような考えに至るきっかけになったのが
息子の石への興味です。
そのエピソードを紹介します。

男の子って石が好きですよね・・
息子が年長の時に石ブームがやってきて
ポケットを石でいっぱいにして
帰ってくる日が続きました。

でも私は「男の子はそういうもんだ。」と。
そして、私が全く石に興味を持てなかったので
息子が毎日ポケットやカバンを
石でいっぱいにして帰ってきても
石への愛がダダ漏れている状態でも
それをなんとも思わずにスルーしてきたんですね。
(興味がないってなんと恐ろしいことか!)

息子が石を拾ったきっかけは
運動会の準備のために
裸足で園庭を走ることになるから
みんなで小石を拾って集めた。
そういうことからだったと思います。

でもそのあと、
息子が水晶探しにハマり
毎日拾い集め、園以外でも
一緒に歩いているとしたばかり見て石を拾う。
全然前に進めない。そんなことも多かったです。
その頃になってようやく私は
本当に石が好きなんだ。
石の図鑑でも買ってあげたいな。
こういうの。

「小学館の図鑑NEO 岩石・鉱物・化石 DVD付き」

と思って本屋さんに行って
でも田舎ゆえ、本屋さんの品揃えが乏しく
鉱物の図鑑がない!!
しかも私が探した時には鉱物の図鑑にはDVDがまだついていなくて
いつも買う図鑑にはDVDが付いていたので
DVDついてないならやめとこかー。
くらいの熱量だったので、結局買わないままでした。
(結局DVD付きの新刊が出たので購入しました)

その考えが変わったのは息子がもらった年賀状でした。
「また いしさがし しようね」
お友達にもらった年賀状に書いてありました。
差出人は女の子でした。
これが衝撃で。

石は保育園全体で流行ってるのか!!
そんなにみんなが夢中になっているのか!!
そこではじめてことの重大さがわかった私は
その日のうちにポチりました。

その本がこちら。

「こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑」
作:柴山元彦、井上ミノル

最初は鉱物の図鑑を買おうと思ったのですが
Amazonで探していると、
おすすめの関連書籍がどんどん出てきますよね。
それを見て、ただ石の種類がたくさん載っているものより
探す楽しみを広げられるものにしたいなと思い始めて
こちらにしました。

届いたのは2日後でした。
息子が石好きになったのが運動会からなので
もう3ヶ月近く経っていましたね。

本を見つけると目を輝かせて
すごい熱量で読んでいた息子。

そして、翌日には保育園にも持って行きました。
帰りには園庭で石を探す息子。
その横で、本を読む私。
そして、
「もっと石がありそうな小学校に行ってみよう!
神社に行ってみよう!」
と石を探しに行きました。

そこで、大きくて綺麗な石のかたまりを見つけました。
「持って帰って虫眼鏡で見てみよう!」
と観察していると、
夫がやってきてちょうどいい大きさの
コレクションケースをくれました。
(多分釣り道具を入れていたもの)
ケースいっぱいにするために
「いろんなところに石探しに行きたいねぇ。
どこがいいかな?海?川?山?」
「昔、みんなで石を探した山があって・・・」
とか、
そういう話で盛り上がりながら
本の中でとても似ている写真を見つけて
息子が見つけた石は
石英(せきえい)」じゃないかと。
石の名前までたどり着くことができました。
私たちが子供の頃から水晶と呼んでいた石は
石英だったのか!

父親が一緒に楽しんでくれているのも大きいですが、
あれでもない、これでもないと
一緒にページをめくって探したり、
大袈裟に「こんなのあるんだ!?」と驚いたりして、
より興味を広げるようなちょっとした工夫も入れつつ
息子だけの石探しだったものが
みんなの楽しみになり、
週末の軽いレジャーにも良さそうと思えるところまで
広がりを見せました。

興味があるときに、本を一冊買っただけで、
こんなにもいい影響があるんだなぁと。
というか、本当に親次第でなんでも広げられるんだなと。

「見て!すごいの見つけた!」と子供が持ってきた石を
「本当だ、すごいね!」って共感してあげる。(ここだけでも上出来)

じゃあもっと探そう!と一緒にやってみる。
子供の遊びで終わらせないで
大人も本気で参加してみたら
もっともっと子供の学びを広げられると
改めて思った出来事でした。

この出来事で、
それまで心がけていたつもりの
本の出費だけは惜しまずに
ということを再認識したのでした。

もちろん、毎回買うわけではありません。
図書館にも2週間に1度通って
毎回上限10冊借りています。

家に読み飽きた本ばかりじゃなく
まだ読んでいない本がいつでもあり、
読む楽しみがある環境を作り、

特に息子は一人っ子なので
家で一人で退屈することがない手段の一つとして
読書する。
手が空いたら本に手を伸ばす。
いつでも本に手が届く。
このまま習慣化してほしくて
これからも続けようと思っています。

実は息子の読書好きが定着したなと思うまでに
少し壁がありました。
それは絵本から児童書への移行
小2の息子はまだまだ絵本も読むし、
自分で読むのは学習漫画が多くなったので
完全に活字好きになってくれた
という確信はまだ持てませんが
結構軌道に乗ってきたと思うので
そのあたりの苦労話を
また別の記事に書きたいと思います。

最後にそのほかに購入した
おすすめの石の本を紹介しておきます。

「石は元素の案内人」

作:田中陵二

福音館の月刊誌シリーズには必ずついてくる
ポスターも魅力!
こちらのポスターも片面は元素記号表
もう片面は石の標本がカラーで載っていて
両面とても美しいです!!
洞窟探検にも行ってみたいなぁ。

「地球の中に、潜っていくと・・・」
作:入舩徹男 絵:関口シュン

鉱物はどうしてできるのかがわかります。
地球の中に潜っていくために
世界一硬いダイヤモンドで作った乗り物に乗ります。
先日行った愛媛大学ミュージアム内に
こちらの本に載っている乗り物の素材
「ヒメダイヤ」が展示されていて感動しました!

本だけでなく、
宝探し体験ができる施設
石が展示されている博物館
地形、地表が見える場所にも行きました。

実体験することで、
本の知識がより深まように思います。

そして最後に今息子がどハマりしている冒険小説。

「デルトラ・クエストⅠ (1)沈黙の森」

作:エミリー ロッダ 訳:岡田好恵

影の大王に支配された国を救うため
奪われた7つの宝石を探しだす冒険物語。

デルトラクエストは1〜3までのシリーズがあり
第1シリーズは全8巻まであります。
この表紙!いかにも男子が好きそうな感じ!

宝石、鎧、武器、戦い、知恵比べ、冒険、
全て詰まっています!!

息子は今7巻まで読み終えました。
というか、私が読み聞かせていて
一緒に読んでいますが、
大人が読んでも面白いです!

調べてみると過去にはアニメ化されているし
amazonで新版も発見しました。
大人気のようです。


新版はオーディブルで無料お試しできるので
興味のある方はぜひお試しください。
30日間無料で読めます。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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