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【起業知識】社長と個人事業主どっちがいいの?違いを知らないと迷走する

1 会社社長と個人事業主は全く違う

今回は独立しようとしている人のために根本的な会社社長と個人事業主の違いを解説!この2つは自分でビジネスをしているという点では同じだがビジネス構造は全く違う。この違いがわかっていないと独立したあとに迷子になってしまう。最終的に目指すところによってもどちらがいいか考えておかなければならない。日々の仕事のやりかたも違う。そもそものお金の稼ぎ方の根本が違う。また適正に寄っても向き不向きがある。起業を目指す人はどちらの方向に進んで独立するのか考えてる??

2 お金を稼ぐ働き方には大きく分けて4種類ある

まずは4種類の働き方を知っておこう。
①会社員 
②個人事業主
③企業経営者(これも分けると実は2種類あるがわかっていない人多数)
④投資家

※③の2種類の経営者については下リンクの記事に詳しく書いてます!

一般的にはどれか一つだが複数の顔を持つ人もいる。おすすめは複数の顔を持つようになることだ。ちなみに私は会社員時代は①④、経営者になった今は③④の顔を持っている。

逸脱している事例も世の中にあるが、一般的なそれぞれの特徴は以下。

①会社員 ⇒ 給与のアッパーに限界有
(労働時間:決定権無し リスク:少ない 守られ力:高い 自由:低い)
・会社に勤めて労働してその対価でお金を得る
・自分の時間(労働力)という資産を売ってお金を得ている
・生産性が高くスキルがあれば給与は増えるが時間は有限なので限界がある
・その代わり会社に所属していればある程度会社という大きな力に守られる
・税金、社会保険などの細かい知識が無くても会社が代わりにやってくれる
・一般社会での生活はある程度保証される状態をつくってもらえる

②個人事業主 ⇒ 稼ぎは会社員よりは上下幅があるがアッパーに限界有
(労働時間:自由 リスク:中 守られ力:低い 自由:高い)
・自分で選んだ仕事で自分の名前で仕事を受けて労働しその対価を得る
・会社員との共通点は、自分の時間とスキル(労働力)を売って対価を得る
・会社員との違いは自由の幅が多く働く時間や場所は制限されない
・その代わり自分で仕事を獲得し自分が動いて働かないと稼ぎがなくなる
・上記の点から会社員より実力主義の部分がある
・個人のスキルと仕事を生み出す力があれば会社員より高い稼ぎを得られる
・好きな仕事をして稼ぐことができる
・税金や社会保障などは自分で対応しなければならない

③企業経営者 ⇒ 得られる対価は上下の幅が無限
(労働時間:超自由 リスク:人による 守られ力:超低 自由:超高)
・会社をつくって社員を雇う
・①②との決定的違いは自分の労働力と時間を使って対価を得ていない
・①②との決定的違いは①②が売っている時間を買ってビジネスをまわす
・ビジネスモデルを作って利益が上がる仕組みを構築することで稼ぐ
・時間の影響を受けずビジネスモデルと仕組み次第で上限なしの利益を得る
・逆に会社が破綻すれば多くの場合経営者個人も社会的経済的制裁を受ける
・会社の決算書だけで個人の社会的信用が上下する
・社員を動かすマネジメント能力やリーダーシップのスキルが必要
・会社、社員などのステークホルダーを守る責任と義務が生じる
・税金や社会保障などは自分だけでなく社員まで対応しなければならない

④投資家 ⇒ 得られる対価は上下の幅が無限
(労働時間:無い リスク:全自己責任 守られ力:皆無 自由:無限)
・お金を投資してそのリターンで利益を得る
・金融、不動産、株、債券などの幅広い知識が必要
・投資するための資金を持っていることが大前提
・経営者に比べて自分が経営しなくてもよいので時間は無限に自由
・税金や社会保障などは自分で対応しなければならない
・誰も助けてはくれない全てが自己責任の世界
・お金を働かせお金がお金を生む仕組みを作ることができればハイリターン

3 結局、社長と個人事業主どっちがいいの?

4つの働き方をグループすると、①②のグループと③④のグループに分かれる。①②は自分の手足を動かして働き続けないと収入が得られない、③④は誰かに任せることで収入を得ることができる。①②はけがや病気で動けなくなると収益が途絶える、③④は自分が動けなくても収入が入ってくる仕組みを持っている。要するに③④はうまくいけばどんどん資産が増えることになる。お金のために働かなくてもよくなるという状態を得られるのだ。その代わり上で説明したような守られないリスクや誰かに対しての責任や義務が大きくなるというわけ。

人を使ってレバレッジをきかせて大きなリターンと大きな影響力を持つことを目指し、幅広いビジネスで社会の役に立ちたいなら社長、人を使ったりするのは面倒で自分が手の届く範囲で個人スキルを発揮し、自分の好きなことを自分の手を使ってやる方がいいという人は個人事業主。どちらがいいというわけではなく一長一短があるということ。

あなたが独立するならどっちの道を選ぶか?
私の場合は迷わず社長になりました。よく考えてスタートしよう!


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