たけさと母ちゃん@発達障がい児の子育てママの心に寄り添うカウンセラー

長男と次男は共に自閉症と知的障害を併せ持っています。障がいの子を育てるという葛藤やプレ…

たけさと母ちゃん@発達障がい児の子育てママの心に寄り添うカウンセラー

長男と次男は共に自閉症と知的障害を併せ持っています。障がいの子を育てるという葛藤やプレッシャーそして先が見えない不安との闘いのなか自身もパニック障害になり辛く苦しい日々を過ごしました。いろんな試練を乗り越えてきた25年。母子ともに成長してきた育児経験を整理し綴っています。

最近の記事

【自閉症児の育児】療育手帳は2人のお守りになっている

療育手帳はたけちゃんさとちんともに療育機関の保育士さんと医師の勧めで3歳の時に取得しました。 たけちゃん A判定 さとちん B判定 この差はIQの高さによります。 あの頃は療育手帳=障害手帳ということなので、心のなかでは障害者としての扱いに少し複雑ではありました。 でも思い方次第! 「これはお守りだよ」という保育士さんの言葉を思い出して前向きに捉えるようにしました。 IQテストと保護者の聞き取り調査で判定されたと思います。 判定はA

    • 【自閉症児の育児】特別支援学校の運動会はやさしい時間

      特別支援学校の運動会での思い出と感じたことを綴ります。 特別支援学校の運動会はとにかく穏やか。 争う競うとかいう空気感がまったくなく、心穏やかで温かな時間が流れます。 その空気感がすごく好きでした。 走れない子や走れてもまっすぐに走ることが難しい子たち。 その子どもたちを先生がサポートして一緒にゴールを目指します。 走れなくてもゴールを目指す一生懸命な姿に周りで見ている先生たちはもちろん保護者も思わず応援してしまうのです。 運動会ではその

      • 【自閉症児の育児】イヤだね連発 素直になれないわけ

        天邪鬼(あまのじゃく)だった頃の次男さとちん その2のお話。 『素直になれず拗ねヤダヤダなさとちんに手を焼く私。その中で気づいたことを綴っていきます』 あまのじゃくって最近だと馴染みがない言葉でしょうか。 これ死語かもしれないですね 汗 漢字で書くと『天邪鬼』なんですけど、余計分かりづらいですよね^^; 「あまのじゃく」とは何なのか?と調べてみましたが、民話などで悪役として登場する鬼らしいです。 意味は 『あえて人と違う意見を言ったり本心とは

        • 【自閉症児の育児】初めて見せた強い意志

          時系列バラバラですが蘇ってきたことを書きたいと思います。 さとちん特別支援学校高等部3年の時のお話です。 彼が生まれてはじめて見せた 「強い意思表示」について綴っていきます。 この時期は卒業後の就労先を決めるために本格的な活動がはじまります。 そのため希望の事業所へ実習する機会が多くなります。 さとちんは2ヶ所実習に行きました。 1ヶ所は1年のときから実習させていただいていた就労移行支援と就労継続支援B型を運営している事業所でした。

          【自閉症児の育児】幸せ文字で幸せいっぱい

          長男の文字がなかなかいい! 書き順はめちゃくちゃだけど、図のように描く。 天才的かもと思ってしまう。 たけちゃんの字を見るとほっこりとさせられ幸せを感じてしまいます。 いつからか字を書くことが好きになったたけちゃん。 「自閉症の子はカメラで撮ったような字を書くよ」と聞いていましたが、たけちゃんは本当にそんな感じ。 25歳になってもアンパンマン大好き♡ 好きなキャラクターを書いて喜んでいます。 たけちゃんの楽しみ♡ 一面に

          【自閉症児の育児】天邪鬼な次男坊〜その1〜

          さとちんは療育機関から地域の保育園に年少の5月から入園した。 その辺りぐらいから、素直になれない、ほんとうは受け入れたいのにイヤだと言ってヘソを曲げて拗ねるといったことが多くなった。 親としたらやり難いというか、なんでそうなっちゃうかな?と理解ができなかったし、損してるよなと思いながら我が子を見ていた。 そしてさとちんのことが心配でもあった。 これは知能も関係しているのかもと思ったことがある。 たけちゃんは知的障害が重いほうなので周りのことが理解できない

          【自閉症児の育児】通学路を一緒に歩いた思い出

          たけさと母ちゃんです😊 長男次男は自閉症と知的障害で、2人の子育て体験を整理して綴っています。 たけちゃんは小学校から養護学校(特別支援学校)へ就学、さとちんは地域の小学校の特別支援学級に就学した。 たけちゃんはスクールバスだったのでバス停まで送迎していた。 さとちんも養護学校に就学し一緒に通学してくれたらどんなに楽でよかったか... でも神様はそうはさせてくれなかったな。 さとちんは本来なら分団で学校まで登校するのだったが、みんなに合わせて道を歩くことを教えなければ

          【自閉症児の育児】食べること大好きへ

          たけさと母ちゃんです。 自閉症と知的障害を併せ持つ息子たちの今までの育児記録を綴っています。 たけちゃんも生野菜が食べれない、焼いたり煮たりしても歯ごたえのある野菜や肉は苦手で食べないなど小さい頃は偏食があった。 特別支援学校小学部に通い出して、給食だけど大丈夫かな?と不安だったけど、担任の食べさせ方がベテラン技! 慣れたもので根気よく指導してくれていた。 そのおかげで生野菜や肉など苦手だった物も普通に食べられるようになっていった。 担任の先生は長い経験

          新年を迎え一緒にいてくれてありがとう

          たけさと母ちゃんです😊 私の息子2人は自閉症と知的障害を併せもっています。今までの子育て体験を思い出して綴っています。 令和六年元旦。 今年も家族5人で新しい年を迎えることができました。 ただただ感謝です。 長女27歳、長男たけちゃん25歳、次男さとちん22歳、そして夫と私。 あと家には保護猫が7匹います。猫ちゃんたちも大切な家族です。 子どもたちが成人して家から出て行くというのを私の周りでよく耳にしますが、うちは変わらず5人のまま。 おせちもお雑煮も毎年作って

          【自閉症児の育児】偏食の子どもに寄り添うこと

          たけさと母ちゃんです😊 長男次男の今までの子育て体験を整理して綴っています。 そういえば、小さい頃は偏食だった長男たけちゃん。 たけちゃんの食べやすいように具材を小さくしてみたり、私なりに工夫して作って食べさせていた。 まだ障がいがあると分からなかった1歳半ごろ、ある日ママ友の家に遊びに行った。 皆んなでパスタを食べて、たけちゃんは大きな物が苦手で食べれなかったため、小さく切ってあげていた。それについてママ友らに過保護だねと言われたことがある。

          地域交流〜助け合い支え合い補い合う〜

          たけさと母ちゃんです😊 自閉症と知的障害を併せ持つ2人の息子の今までの育児体験の記憶を辿って綴っています。 今日は現在のことを書きます。 一昨日、長男たけちゃんと「門松作り」に参加しました。 私は昨年から仲間とともに「竹とお結び」という会を立ち上げて活動しています。 竹に触れて昔ながらの遊びや竹藪など環境問題を知るきっかけと、おむすびを通してお米を作っている農家さんのことや、命を作る食を美味しく楽しく食べながら、その大切さを知ってもらうきっかけづくりをす

          【自閉症児の育児】人生観を変える

          たけさと母ちゃんです😊 2人の息子は自閉症と知的障害を併せ持っています。息子たちの育児体験を通して感じたことを綴っています。 noteを真剣に書いてみようと思ってから1ヶ月が過ぎました。 長男25歳、次男22歳となりまして、今では小さい頃の大変だった時期が嘘のように、今度は私を助けるお役となっています。 これを綴っていく理由は3つあります。 ①立派に成長した我が子のことを残しておきたい。 ②私がかつて感じてきた将来的な不安を抱えている子育て中の

          【自閉症児の育児】2人の違い

          たけさと母ちゃんです😊 長男次男の育児で体験したことを整理して綴っています。 同じ障がいの2人だが、たけちゃんとさとちんは主に知的障害の重い軽いと自閉症の特性が強く出ているか否かの違いがあって、就学や就労も違う道を辿っていった。 たけちゃん診断名 自閉症 精神遅滞を伴う 療育手帳 A判定 さとちん 広汎性発達障害 精神遅滞を伴う 療育手帳B判定 さとちんの広汎性発達障害というのが漠然としていて当時分かりにくかったが、簡単に言うとこだわりが

          【自閉症児の育児】息子たちが障がい〜複雑な思い

          たけさと母ちゃんです😊 自閉症と知的障害を持つ二人の息子の育児で体験したことを思い出して綴っています。 次男さとちんも長男たけちゃんと同じ障がいだった。 前にも書いたが、たけちゃんのときよりさとちんの時のほうがショックが大きく、受容れるのに時間がかかった。 神様は私を成長させるために2人の障がいの子どもを授けたのだ。 いや、息子たちが私なら大丈夫と母親として選んでくれたと言った方がいいかな。 今では嬉しくてたまらない話だが、

          【自閉症児の育児】障がい名について思うこと

          たけさと母ちゃんです😊 自閉症と知的障害を持つ息子たちの育児体験の記憶を辿って綴っています。 人間関係ってどこにいってもついて回りますね。 家庭内もそうですけど、母子通園でのお母さんたちともいろいろありました。 そのたびに自分も磨かれて成長しています。 さまざまな人や環境のなかで息子たちとともに私も同じように学びの連続でした。 さとちんの時も母子通園でたけちゃんの時と同じように過ごしてきました。 半日でしたが、通っている子どもたちと一緒

          【自閉症児の育児】ありもしない噂が流れて

          たけさと母ちゃんです😊 自閉症と知的障がいの長男と次男の育児でしてきた数々の経験を整理しながら綴っています。 前回の続き 母子通園をはじめて数ヶ月たったころ、冷たい態度を取っていたお母さんたちが、私に笑顔をむけるようになり、話しかけてくれるようにもなってきた。 和やかな雰囲気になってきた教室内。 私はすごく嬉しかった。 今までは肩身の狭い思いをして過ごしてきたけど、さとちんの少しずつの成長が嬉しくて、少々の辛いことも我慢できた。 そしてある日、冷