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【自閉症児の育児】偏食の子どもに寄り添うこと

たけさと母ちゃんです😊
長男次男の今までの子育て体験を整理して綴っています。
 

 
そういえば、小さい頃は偏食だった長男たけちゃん。
たけちゃんの食べやすいように具材を小さくしてみたり、私なりに工夫して作って食べさせていた。


まだ障がいがあると分からなかった1歳半ごろ、ある日ママ友の家に遊びに行った。
 
 
皆んなでパスタを食べて、たけちゃんは大きな物が苦手で食べれなかったため、小さく切ってあげていた。それについてママ友らに過保護だねと言われたことがある。
 

その頃とても気にしいだった私は2人から指摘されたことで、いけないことをした気持ちになってしまった。
 

もちろん悪気があって言ったのではないのは分かっているが、こういうことをしたら甘やかすことになるのかと疑問に感じたのだ。


今の私なら間違いなく、食べやすくしてあげることで苦手なものが好きになるよ。そうしてあげることは甘やかしではなく愛情だよ。って。
 

人の価値観はそれぞれだけど、モノの言い方や伝え方には気をつけないといけないと感じている。
 

老人に固いモノは食べにくいだろうから柔らかくし工夫して出して作るのと同じことで、それは過保護ではなく相手に寄り添うというやさしさだと思う。


そんなことを思い出したので書いてしまったけど、この件に関してはまだ先がある。
 

数年経ったある日
「子どもが炭酸しか飲まないから、Aママさんはそれしか子どもにあげないってどうなのかね?信じられないよね。」
とママ友が私に言ってきた。


そのAママさんの子どもは重度の自閉症児だった。

 
私が自閉症の子を授かっていなくてその知識もなかったら信じられないと返事をしたかもしれないけど、偏食で決まったものしか食べないとか苦労の話をよく耳にしていた私は、そのことをママ友に伝えたのだ。
 
 
「きっと炭酸じゃないもので水分を摂ってほしいと思っていると思うよ。でも偏食が酷くてそう簡単にはいかない子どももいるんだよ」と。
 

それを聞いたママ友はそうだったのかと理解を示してくれた。
 

事情も知らないで非難することが多い世の中で、どうしてそうなったのかという側面や裏側にあるものに心を配れる人が増えてやさしい世の中になってほしいと願っている。
そして自分もそういう人で有りたいと思うのであった。
 
 
つづく。


 

 

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