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Twitterだから叩かれるのは仕方ないって?嫌なら鍵かけろ?短絡的な思考停止の代償と、SNSの扱い方次第で下降していくコミュニケーション能力の話

Twitterで、他人を叩いてる人種がよく使う言い分として

【Twitterで叩く人がよく使う言い分】

「Twitterは不特定多数が見る場所なんだから叩かれて当然」
「鍵アカウントにしてないんだから君が悪い」
「ダサすぎ」
「釣ろうと思ったのにネタが弱かったか」
「叩かれるのが嫌なら書くな」

などがあります。
先に結論言っちゃうと、これらの発言は認知バイアスの影響で引き起こされます。人間は「一貫して偏った間違った物語」に魅力を感じます。「バランスのとれた総合的な正しい判断」は説得力がなく、退屈で面白くないと感じます。
つまり、裁判官になってはいけないんです。
常に弁護士にならないと伝わりにくくなります。原告側にしろ、被告側にしろ立場をハッキリ表明し、味方を擁護する証拠を集めて、擁護するためのロジックを組み立てる生き物なのです。

でも、人間はもっと複雑です。
階段でおばあちゃんを助けるような親切な人が、会社では部下の手柄を横取りにし、家では娘に熱心に勉強を教えたりするパパなのに、しれっと不倫してたりします。
いい人か悪い人かは、総合的に判断しないとわからないのです。
多目的トイレで次々と女性と性交渉をしていたお笑い芸人の渡部さんは、多くの日本人から嫌われてしまいましたが、いい人な部分もあるのです。ただ、多くの人は「バランスのとれた総合的な正しい判断」に魅力を感じません。「一貫して偏った間違った物語」に魅力を感じるからこそ、彼は「多目的トイレの人」とか、「佐々木希さんを深く傷つけた人」として、偏った情報で悪い人と決めつけるのです。
これらは、専門的な知識のない方には馴染みがない話ですが、主に6つの認知バイアスが影響しています。

【認知バイアス】
1.ハロー効果
2.認知的不協和の理論
3.感情ヒューリスティック
4.置き換え
5.一貫して偏ったストーリーを真実だと思い込む
6.確証バイアス

これらの認知バイアスは、次の3つの脳の過剰性によって引き起こされると考えると理解しやすいです。

【一貫性】…過剰に一貫性を求める。
【原因】…過剰に原因を求める。
【結論】…過剰に結論を急ぐ。
これらの過剰性に汚染され、前述のTwitterで叩く人の特徴が現れてきます。複雑な構造が理解できないため、短絡的に「Twitterで鍵かけてないから叩かれて当然なんだマンセー」みたいに、無理に叩かれる原因をつけて結論を急ぎます。

ただ、これらは非常にコミュニケーション能力の向上を阻む認知バイアスなので、自分で注意深く自分の脳内を監視しないと、SNSのみならず、実社会で生き抜く能力が育まれません。それが思考停止の代償です。115万キロの人生を、SNSを、コミュ力豊かに楽しむか、コミュ障でムダにするかはあなた次第!

✅トピックハイライト

1.空気を読む7人種


世の中にはコミュニケーション能力の高い人と低い人がいます。
それを「空気が読める」と表現する人もいる。

空気を読む能力とは以下の7種類に分類できます。

【1.空気の奴隷】
自分が空気を読む能力が低い事を自覚していて、思い通りに空気をコントロールしようすると怪我するので、空気に媚びへつらって集団に受け入れられようとする人
【2.外してる人】
空気を読む能力が低いくせに、無神経な発言をして周囲の反感を買う人
【3.サーファー】
空気を読む能力が高く、サーファーみたいに空気の波を自在に乗りこなす人
【4.空気の操縦者】
空気を読み乗りこなすことはもちろんのこと、空気を操ったり支配できる人。サーファーが乗る波を自ら作り出せる人。(松本人志さんや西野亮廣さんとか)
【5.ファイター】
空気を読む能力が高く、空気自体の中の異物や不健全なものを感じ取り、空気そのものと戦う人(中田敦彦さんとか)
【6.隠遁者】
空気を読む能力は高いが、同調したり同調圧力を嫌い、積極的に空気を乗りこなしたいとも思わないので、集団から距離を置く人
【7.逃避者】
空気を読む能力が低く、空気から逃げて生きる人

まず、そもそも「コミュニケーション能力=空気を読める能力」とは、どうゆう能力なのか?
それは人々の複雑に絡み合った

「利害と感情の構造」

を読むと言うことです。
リアルタイムで、唐突で、ダイナミックで、ファンタスティックで、エクストリームに変化している人々の利害関係と感情関係の構造の状態を瞬時に読み取る行為です。
ちなみに私はエクストリームって言葉の意味を知りません。なんですか?アイスクリームは知ってますけどエクストリームって美味しいの?(そんな話はいいってw)アイスはチョコミント派です。(虫歯になれw)

 だから、空気を読めてない人は、感情と利害の絶妙なバランスとハーモニーを崩し、不協和音をたてるような発言をし、結果的に人の感情を害したりして嫌われます。

例えばサーファーだと、ナウシカがそうです。ナウシカ知ってますよね?ジブリの「風の谷のナウシカ」知らないって言われたら話終わるとこでした。

ユパさまが「あの子はよく風を読む」と言う時、「ナウシカは風の奴隷」を意味してません。
かと言って、ナウシカは風の流れ自体を操縦しているわけでもない。
ナウシカは、単に風を乗りこなしてるだけです。
サーファーみたいに。まぁ、ナウシカのキャラ的に【4.空気の操縦者】ですけど。

また、企業や組織は「コミュニケーション能力」が高い人材が欲しいと思っています。企業は「企業の奴隷」が欲しいのですか?【1.空気の奴隷】が欲しいんですかね?違います。
企業は、最低でもナウシカみたいに乗りこなせる人、サーファーを求めてたりします。
でもそれだけでは不十分で、風の流れをある程度制御する能力も求めています。マネジメント能力(管理能力)ですね。つまり、サーファーが最低ラインで、実は【4.空気の操縦者】に近しい能力も求めています。
ワンピースの麦わら海賊団が、それぞれ持ち場をちゃんと操縦するからサニー号はグランドラインを自在に航行できるのです。そうゆうコラボ型操縦機能ですね。

それは企業が集団主義的か個人主義的か以前の話で、利害と感情の構造を乗りこなせず、操作も出来ないようなコミュニケーション能力の劣る空気読めない君は、欲しくないんです。

やっと前段の説明が終わったので本題に入ります。
これらをTwitter等SNSに当てはめて考察していきましょう。

2.外してる人は嫌な奴

まず、醜悪なのは【2.外してる人】が「空気読め」とナタを振り回すことです。
彼ら外してる人(空気を読む能力が低いくせに、無神経な発言をして周囲の反感を買う人)がいう空気読めを翻訳すると、「お前も無神経な発言をして周囲の反感を買え」です。

「Twitterは無神経な発言をする場所だし鍵かけてないお前が悪いんだグへヘへ」

なんですね。
コミュ力の低い外してる人ほどこんなんです。

3.「空気読め攻撃」被害者が陥りやすい罠

ただそれよりも、「外してる人」の被害者が引き起こすヘイトゲージの蓄積が厄介です。
つまり、被害者であるやっつけられたチビ猿は、自分を踏みにじった強い猿を恨み、怨念を持ちます。復讐したいと。しかし、今は正面から戦っても勝てそうにない。であれば、機を待つことになります。何かしら本人がやらかす日を待つのです。その日がきたら、情熱的な報復を始めるのです。これがどうゆうことかは、私の過去記事を読まれた方はわかると思いますので割愛します。

4.政治力とコミュ力の混同

「もっともなんだけど、それはあくまで政治力であって、コミュ力とは別物でしょ」
なるほど。でも、『利害と感情の構造に影響を与えないコミュニケーション能力』って

「彼はコミュニケーション能力高いけど、いつも仲間に受け入れられない」
「彼はコミュニケーション能力は高いけど、デートすると女の子を怒らせちゃうのよ」
「彼はコミュニケーション能力は高いけど、プロジェクトメンバーとうまくいってないのよ」

って言うことですよね。
でも、「企業はコミュニケーション能力の高い人材を求めている」って言う時、そうゆう意味で使ってますか?
そこに、貧乏人が「金持ちにはろくな奴がいない」と言うとか、「勉強出来るやつは、人の心がわからない」って言ってるニュアンスと同じものが含まれてませんか?
要は、自分が憧れを持ってるけど、それが手に入らないものだから「そんなのに価値はないよ」って。

5.「政治力」と呼ぶか「コミュニケーション能力」と呼ぶかは問題の本質ではない

結局は、貼られているラベルがどちらかは関係ないんです。政治力と呼ぼうとコミュ力と呼ぼうと、本質は『利害と感情の構造を操る』ことです。

想像してみて下さい。
もしすべての人間が、一切の損得を考慮せず、一切の感情をなくした世界。
あらゆる行動の理由がなくなりますよね。
仕事をする理由も、恋愛をする理由も、犯罪をしない理由も、生きる理由だってなくなります。
SNSとは、現代社会とは、人間社会とは、複雑に絡み合った利害と感情の網の目で形作られたものなんじゃないかと思う。
Twitterで書き込みをするのも、得をする人、損をする人、ムカつく人、喜ぶ人がいて。
Twitterで被害を訴える人、叩く人、複雑に入り乱れる利害と感情が絡み合った結果、そこから見える景色があるんです。
決して、論理的に正しいからではありません。

「本来、『コミュニケーション能力』は、自分とは異なる考えを如何に理解し、その上で自分の考えを相手に伝え、納得させられるか」じゃないの?
と言うのは間違っていると思います。
例えば、なぜ自分とは異なる考えを理解しなければならないのか?常にそれは正しいのか?絶対的に正しいのか?その理由はどうゆうことなのか?納得させられたら損をしてないか?

…それらを突き詰めていくと、どうやっても利害と感情の構造から生じることが分かるからです。
だから、複雑に絡み合う利害と感情の構造を読み取り、調整し、組み立ててあげるしか相手は納得しないんです。

6.『信用』は現代の通貨に等しい

Twitterなどで叩く人が、利害と感情の調整をせず、脳の過剰性に汚染された短絡的な思考で書き込みをすると、コミュニティから著しく信用を失います。周囲が関わることにリスクを感じ、人が離れていくのです。人と関わることで得られた知識や、得られたコミュ力が手に入らず、話しかけられなくなっていきます。それは収入を失うに等しく、勿体ないことです。

7.最後に

いかがだったでしょうか?
今日はTwitterで発生する叩き行為をテーマに解説してみました。
気づいたらまた4,300文字やん…🤣
どうやら私は、かなり長く話す個性みたいですね。
そんな私の記事を最後まで読んでくれて本当に嬉しいです┏○ペコッ
良かったらスキボタンぽちして貰えたら嬉しいです!次の記事への燃料になります(*´ω`*)
(利害と感情の調整ですよお兄さん😌笑)

それでは次のテーマでお会いしましょう。
じゃ、(o'∀'o)ノ))マタネ-

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