見出し画像

勝手に声が聴こえたで賞【短歌部門】by みすてぃ

誰が言ったか知らないが確かに聴こえる流浪の「勝手に声が聴こえたで賞」次は短歌部門です。

「勝手に賞」のご案内はこちら

私がテキスト文や皆さんの作品を誰かの声で読んじゃってることの説明はこちらに書かせてもらいました。

3部門ともそうですが作者の方の趣旨や意図とは違うかもしれません。
でも「こんな受け取り方もある」ということなのです。
それにその大会ごとにあらためてリセットして読んでるのとあくまでも作品のテキストだけを見て聞こえた声なので
作者の方によっては同じ声になっちゃう場合もあります。


作品が多いので早速短歌部門の発表です。()の中が聴こえた声です。
同じタレントさんや俳優さんでも特にこのキャラ、この声という場合は補記させていただきました。(判らないときはググってね)
作品が多いので先に賞状を置いています。お受け取りいただければうれしいです。
それではライラック杯からの恒例行事です。みなさんご唱和ください!
(そこは割愛せえへんのかーい!)
あの国民的スポーツ中継の名シーンから、それでは、せーのー!

「ヒョー!ショー!ジョウ!」

受賞作品は順不同です。
(聴こえた都度下書きにコピペしてるので)


月光や咲かせてくれた白い花
今宵もきっと君の名呼ぶよ

(野際陽子さん/TRICK)

夏の恋閉店しますのシャッターは
ガラガラガシャンちゃんと真っ暗

(岡田結実さん)※何故かお父さんのほうではなくて

感想がただ聞きたくて手料理を
渡す実らぬ恋をした夏

(星野真里さん/NHK短歌)

夜行バストイレ休憩朝焼けが
久しぶりだなこういう旅は

(大泉洋さん)※やっぱりあの番組です。なにがでるかな?

制服のスカートはたはた音を立て
溶けたアイスと溶けたくちびる

(斉藤由貴さん)※うーん、大人になった大福(平井真琴)かな?

初めてのカード作りて図書館の
暑き夏の日本を読む窓

(鈴木京香さん)

新幹線乗りて向かうは京の街
夏来たるらし宵山の夜

(片平なぎささん)※京都の夜で何か起こりそう

飛び乗ってとことことことこ揺られてく
いつもと違う景色と人情

(石原良純さん)

満ち欠けで欠けてるように見えるだけ
もとから何も変わってないの

(森口瑤子さん/こてまり)

突然の夕立きみと雨宿り
雨よこのまま止むことなかれ

(大杉漣さん)

もっと前に出会っていればと繰り返す
辛くなるからもう言わないで

(山本潤子さん)

炎天を走り抜けるや車椅子
トップギアで君待つ町へ

(玉木幸則さん/「バリバラ」コメンテーター)

あの日から止まったままのカレンダー
主のいない寝室に夏

(大竹しのぶさん)

海辺にて海に入らず読み耽る
昭和時代の恋愛小説

(中村俊介さん)

「お母さん、誰が1番好きなの?」と
娘に問われし遠き花火

(星野真里さん)

差し入れを玄関脇におきました
LINEが届く夏風邪の夕

(倍賞千恵子さん)※作者のお名前でビックリ

幸せを感じる朝の合歓の花
明日は散るやも知れないけれど

(中村梅雀さん/機捜235)

白シャツにトマトソースの水玉を
ボクもつけたよヘタななぐさめ

(竹野内豊さん/イチケイのカラス)

急行の走ることなきローカル線
ゆっくりでいいゆっくりがいい

(六角精児さん/当然呑み鉄本線)

夜に咲く花のようねと母笑い
草上蛍(そうじょうぼたる)無限ではなく

(波留さん/相棒「月下美人」の回)

原爆忌ドームをよぎる風のあり
遠空へ向け思いよ届け

(柴田英嗣さん/NHK俳句)

蓮ひらく音が聞こえた霧のなか
宇宙の果てに何か生まれる

(草刈正雄さん/美の壺)

まだ青い果実は赤くなりたくて
今夜あなたに食べて欲しいの

(山本圭子さん/ハナザワさん)※確かにハナザワさんだったのよ

夏の恋始めましたの中華屋で
酸いも辛いも酸辣湯に

(伊集院光さん/100分で名著)

夏の夜の魔法手と手が少しふれ
星よキラキラ時間を止めて

(三石琴乃さん/月野うさぎ)

天頂にこと座のベガをおく夜は
きみに借りてた SPITZ を聴く

(杉本清元アナウンサー)※ベガで来ちゃった

夏の星しんしん眠る赤ん坊
君の人生幸よ多かれ

(小沢一敬さん/NHK短歌)※おしゃれ

夏の夜一等星で綱渡り
サマードレスの裾ひるがえして

(黒谷友香さん)

パレットに好きなみどりと青と黄と
夏を描き切るまだ見ぬ色と

(西田尚美さん/虹色カルテ)

めっちゃめちゃめっちゃめちゃめちゃめちゃめっちゃ
めちゃめちゃめっちゃめっちゃあおぞら

(松島尚美さん)

わあきれい!中継される花火見て
テレビ画面を連写する母

(木村佳乃さん)

戦闘機キラリ雲間をかすめ去り
使い捨ての命を生きる

(北村有起哉さん/加倉井管理官)

蝉の声夕焼け色に染まる雲
急いで帰ろお腹が空いた

(キートン山田さん/ちびまる子ちゃん)

恋という青春というストーリー
入ってみたいその世界へと

(草刈民代さん)

私の「勝手に声が聴こえたで賞」短歌部門受賞作は以上です。
今回も見事な「声」ばかりでした。
ありがとうございました。


ではまた。

みなさんにいいことがありますように。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?