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「かにクラブ」というバンドが伝えたい言葉。
優しく居られるように。正しく居られるように。
強く踏み出せるように。また笑えるように。
かにクラブの歌詞には「希望」がある。
僕が歌詞を書くにあたって、かにクラブ結成当時から思っていることがあります。それはどんな内容の歌詞であっても、必ず何かしらの「希望」を書きたいということでした。
聴いた(読んだ)後に、少しでも希望を感じて「明日もがんばろ」と踏み出せる気持ちになってもらいたいと願って。というより僕自身がそうありたいからなのかも知れません。
明日また笑えるように。
人生には、毎日あんなことやこんなことがあって、時には人知れず泣きたいときもあります。
それでも朝が来るまでにまた笑えるように。
大人が泣きたくなったっていいと思う。
泣きたい気持ちには色んなものが詰まってるから。
泣くことで、自分の中の色んなことに気付くことができるなら、それは素敵なことだと思います。
泣いたからそれが何?
泣いてもまた笑えればそれでいいと思います。
引く波の音は少し 悲しくて涙
そしてまた打ち寄せる 波の音に 救われて涙
人生って何となく楽しいかも。
歌詞は難しい論文じゃないし、歌詞を読むことは仕事でもない。
だから何を想ってもいいし、何も想わなくたっていいんです。
かにクラブの歌を聴いた人が「人生って何となく楽しいかも」。そう思ってくれたら嬉しいのです。
日々は容易く変わらないのかも知れないけれど、まずは少しでもそんな「感覚」になってもらえたら僕はハッピー。歌詞とはそんな存在だと思っています。
noteは文章なので、歌詞を書くのとはまた違う伝え方を出来るのが楽しみです。
前置きはこれくらいにして。
また前置きが長くなっちまったぜ。
次の記事からは歌詞をもとにエッセイを書き始めよう。
歌詞を掲載して、その解説をする、なんてパターンではやらず、まずエッセイを書いて、そのもとになった歌詞を最後に掲載しようかと思います。あくまでエッセイとして読んで欲しいから。
それに「歌詞の解説」って言われても、そんなに読みたくないと思うんですよね。
有名なバンドの歌詞ならともかく「かにクラブ」って言われてもね。「どこの馬の骨かわかんねーし」って感じですよな。
前回の記事の鳥もそうだけど、かにクラブなのに「馬」とかムズムズするよね。
一応、約40曲すべてについて書こうと思ってますが、そもそも「僕自身が飽きる可能性」もあるよね。
もちろん、日々想うことも色々出てくると思うので、その時は「歌詞とは関係ないエッセイ」も挟みながら。どっちを書いてもよし、ってことにします。
そんな程度のゆるいルールで、とりあえずゆるく始めてみようと思います。
というわけで、次回から本編開始。
1stアルバム1曲目の「タカアシガニと高橋君」からスタートします!多分ね。ロックンロール。
頑張れ高橋君 海も陸もなんだろう
頑張れ高橋君 地平線ならどうだろう
頑張れ高橋君 僕の両手はどうだろう
頑張れ高橋君 はさみが今日もV(ヴィクトリー)
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