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菜食主義の落とし穴

こんにちは。
ビバ☆エイジングで生きるオーバー50のkeicoです。

つい先日のことですが、菜食主義の知人が、
60代半ばだというのに、
腰痛がひどくて病院で検査を受けたら
骨密度は80代だったらしく、

骨密度を上げると同時に体を支える筋肉をつけないと、
ということでタンパク質を摂るように言われたそうです。

元々健康オタクの私は、最近、栄養学を勉強し始めたので
高分子コラーゲンが取れるスープをその知人に勧めたところ、

「動物性のものはニオイだけでも苦手!」

と言って、大豆プロテイン、カルシウム入りのシリアル、
それに骨密度を高める乳飲料をかけて食べる、とのことでした。

胃痛もあって、薬を飲んでいるとのことでしたが、
動物性タンパク質を摂っていないと、
消化器官に食べ物を消化をするための力がなくなってくるのです。


ちなみに、杖が必要になる程、腰の状態は悪いそうです。


その知人が菜食主義になった理由は、動物が好きだから、
ということなのですが、私も動物は大好きです。

でも、お肉もお魚も食べます。

動物の中でも馬が特に好きだけれど、桜肉(馬肉)も大好き。

自分を特に残酷な人間だとは思いません。
そして至って健康です。

人間も、動物も、鳥も、魚も、植物も、
他の命(エネルギー)を糧にして
自分の命を生きているのです。

その知人は医者なので、栄養に関する一通りの知識はあるはず。

その知識があるせいで、返って食事を蔑ろにしてきたのか、
或いは本当に、純粋に動物愛護の精神なのか、
それともただの偏食なのかはわかりませんが、

ちょっとやそっとじゃ食事を変えられないほどの
偏った嗜好が身に染み付いてしまっているのですね。


私も20代半ばに色々な食事療法ダイエットをしたのですが
かなりストイックなマクロビの走りのような食事を
していた時期があります。

10代後半辺りはすべてのことがダルく感じられて
人生いかにしてラクに生きるか、みたいなマインドでしたが、
二十歳ハタチくらいの頃から数年間吸い続けたタバコを止め、
健康オタクになったのが20代半ばでした。

それまでの反動で、健康に対して貪欲になり、
当時、話題になっていた食事療法ダイエットに次々に飛びつきました。

小麦や穀物などの炭水化物、野菜、果物、豆類の他に、
乳製品と卵は食べていましたが、お肉やお魚は一切食べませんでした。

元々痩せている方だったので、自分の都合のいいように捉え、
スイーツの類は食べていたと思います。


ただ、この食事をしている間、ほとんど外食はできず、
友人と食事に行ったり飲みに行ったりもできませんでした。

数ヶ月はそのような食生活を続けていましたが、
ある日突然、とても抗えないほどの衝動が私を襲いました。

「ケ、ケンタッキー食べたい...!」


一瞬、自分で自分を疑いましたが、

「これは体が必要としているんだな...」と思い、
素直にケンタッキーに行ってフライドチキン食べましたね。

そして、それまでに買ったダイエット本もすべて捨てました。
今思うと、あの時の衝動は、現在までに続けている、

美味しく食べて健康で体の中から美しく
という考えに基づいた、本来の意味での健康的な食事を
実践するキッカケとなる貴重な体験だったと思います。


それ以降、『その時食べたいものは体が必要としているもの』
という、自分の体が訴える感覚を大切にするようになりました。

「いや、単に自分に甘いだけでしょ」

と言われるかもしれませんが、
健康に必要なのは自分への厳しさではありません。


健康に必要なのは、
体に必要な栄養素をしっかりと摂ることです。
そしてしっかりと消化、吸収する体を維持すること。


もちろん、個人差、個体差があるので、
その人に合ったバランスで、その人に合った分量摂ることが大切です。


その菜食主義者の知人には、私のアドバイスは届かないだろうな、
と思うので、あちらから聞かれるまでは何も言わないことにしました。


みなさんも、極端なダイエットを続けていると
筋肉が消費され、骨がスカスカになる
なんてことになりかねませんので、
ぜひ美味しく食べて健康を維持してくださいね。

もちろん、美味しければ何をどう食べても大丈夫!
というわけではありませんので、バランスを大切にしてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



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