💌パートナーが精神疾患｜あなたの心「も」大切だよ◎

大切なパートナーが精神疾患。そんなあなたへお手紙です💌

大切な人だからこそ支えになりたい。リードしてあげたい。

その辛さから開放してあげたい。

相手の心が少しでも軽くなるなら何でもしよう。

相手のお荷物にならないように。

自分は今よりももっとしっかりしなきゃ。

…なんて思っていませんか？

うんうん。

とってもとっても共感です。

大好きな人だからこそ、少しでも理解したいと思いますよね。

自分もお相手が必要と思うからこそ、希望の光を与えたい。

またはお相手のお荷物になりたくない。

そんなあなたは大変素敵ですね。

深い深い愛情を持っていて、お相手もそんなあなたに惹かれたのですね。

でもでも。

ちょっと頑張りすぎていませんか？

もしくはそんな頑張りに自分で気付いていないかもしれない。

「好きならそれくらい当たり前」と無意識に思っているかも。

いやいや！

あなたは既に頑張っています！

好きな人のためにこんなに悩んで行動して。

十分、十分、じゅ〜〜〜〜〜〜っっっぶん！！！！！

頑張っています！！！

「いや、別に何もしてないし」

とか思っちゃいますか？

それでも言わせてください！

もう！もう！もう！

本当に本当に！

自覚なくても！

あなたは頑張っているんです！

もうこれ事実！

…とか偉そうにわかったこと言ってごめんなさい。

いい加減うざいですよね。

なんでこんなお手紙を書くのかと言うとですね、私自身も過去に同じ経験したんです。

私はバツイチなのですが、元夫が精神疾患を患っていました。（病名は伏せます）

そして私自身も、統合失調症という精神疾患を持っています。

元夫と知り合った当初は、「こんなに自分と似ている人がいるなんて！」と思っていました。

思考パターンや家庭環境、内向的な部分など。

とにかく共通点が多く一緒にいて心地良いと感じ、結婚に至りました。

相手は5歳年上。

元夫は私の精神疾患を理解しようとし、経済的にも安心させようと毎日仕事に行ってくれました。

当時私もフルタイムで仕事をしていましたが、結婚を機に扶養内の勤務にし、家事を頑張って元夫を支えようと思いました。

お互いをお互いを支えようとしていたんですね。

でもちょっとやりすぎたのかも。

結果、どちらも体調を崩し無職になります。

仕事を辞めるだなんて…生計を共にするパートナーにはとても言いにくいものです。

でも相手は私が仕事を辞めることをに対して反対しませんでした。

同じように私も相手が仕事を辞めることに対し反対しません。

だって辛さがわかるから。

障害を持ちながら仕事をすることの大変さがとても良くわかる。

貧乏上等。

相手の心が軽くなるなら、質素に生活するのも幸せだ。

何を食べるかではなく、誰と食べるか。

相手とならどんな食べ物もご馳走になる。

相手とは思考パターンが良く似ている。

だからこそ辛いときの気持ちがわかる。

そして相手も私の辛さを理解してくれる。

事細かく説明しなくても、何が言いたいのかわかってくれる。

相手が何が辛いかわかるからこそ（実際はわかった気になってただけ）、先回りして何とかしようとしていました。

それは相手も同じく。

ただ、お互い思考が似ているからこそ、言葉にできないことも多くありました。

「これを言ったら嫌な気持ちになるだろう」

「自分も大変だなんて言えない」

相手のことを変に察しようとしちゃうんですね。

もちろん夫婦ですし、言いたい事を言うこともありました。

しかし、伝えたことで相手が発作を起こしたり。

逆に、相手に言われたことで私が発作を起こしたり。

発作という相手の辛い姿を目にしてしまうと、自分の伝え方が良くなかったのかなと思います。

これは相手も同じ。

言いたいことがあっても、恐らく私に遠慮して言わなかったこともたくさんあるはず。

男だから仕事しなきゃ

女だから家事しなきゃ

年上だからリードしなきゃ

年下だから意見は控えなきゃ

こんな偏った考え方は良くないとわかりつつも、心の根っこにしぶとく絡みついている。

結局、元夫によるDVをきっかけに離婚しましたが、本当にそれはただのきっかけでしかありません。

他にも言葉にできないことですれ違いはあったでしょうし、DVをするまで歪んでしまったのは私にも原因があったのだと思います。

お互いがお互いの支えになりたい。

そして相手に迷惑かけたくない。お荷物になりたくない。

そんな思いが強すぎたのかもしれません。

当時通っていた精神科の主治医に離婚の報告をした際に、こんな言葉を言われました。

（主治医）
統合失調症という病気はとても難しい病気。

それを持ちながら仕事するのはとても大変なこと。

結婚生活を送ることもとても大変なこと。

なかなか出来ないんだから。

それをあなたはやっている。

精神疾患の夫も支えている。

あなたはよくやっているよ！頑張っているよ！

その言葉を聞き、私は緊張の糸が切れたかのように力が抜け、嗚咽をあげながら泣き崩れました。

長々と自分の話で申し訳ありません。

私の場合は離婚になりましたが今振り返ると、もっと気持ちを言葉にしていたらまた違う結果になっていたのかなとも思います。
（後悔も未練も無いのですが）

もし、あなたのパートナーが精神疾患を患っていて、あなたが言葉に出来ないことが沢山あるとしたなら。

とっても辛いですね。苦しいですね。

好きなのに辛いなんて思いたくないですよね。

もう十分に。

あなたは頑張っているんです。

お相手を支えているし、リードもしているんです。

お相手にとっても、あなたはかけがえのないパートナーなんです。

相手のことを思うからこそ遠慮することもあるかと思うんです。

でも、必要以上に我慢していないですか。

苦しいと伝えられないのではないですか。

なんていうか…お互いに似ていて惹かれ合った反面、遠慮してすれ違っちゃうなんて…

すごく悲しいと思ったんです。

本当はすごく好きなのに。

正解はないのかもしれないけど。

こんなに頑張っているあなたが気に病んでほしくないなぁと思うのです。

あなたとお相手は、きっと深い絆で結ばれています。

あなたもお相手も。

もう十分に頑張っているのです！

毎日お疲れ様です。

これからもどうか、末永くお幸せにお過ごしください。

私ごときに解決できる知恵はありませんが、

あなたは自覚無くともすごく頑張っているんですよー！ってことをお伝えしたかったんです。

もしあなたが、たまたま私と似たような境遇にあり、たまたまこのお手紙を見つけてくれたなら。

1ミリでも気晴らし程度になっていただけたら幸いです。

少しでも心が軽くなりますように🕊

それでは、また。

宝条実空より。

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とっても嬉しいです。

いつも私の体調に配慮してくださり感謝致します。

おかげさまで心地の良いnote生活を送れています。