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アイデンティティの未来

またニッチなネタですいません。

最近のマイブームです。アイデンティティ。

アイデンティティとは

まずこの記事におけるアイデンティティとは、デジタルアイデンティティ。
コンピュータ上における人等の管理単位を示します。
今井絵理子さんのヒット曲ではありません。知らんか。

(葉山さんいい曲書きます)

中央集権型と自己主権型

つまりWebサービスにおけるログインIDのことです。
エンタープライズにおける社員IDでもありますね。

小見出しに中央集権型と自己主権型と書きましたが、現在のWebサービスにおけるほぼすべては中央集権型アイデンティティになります。

これは個々のWebサービスがそれぞれIDを発行し、管理権限はユーザーではなく発行主であるサービス側にあるために「中央集権」型といいます。

他に概念として
Federated Identity:連合型ID
 (例)Microsoft  Passport
User-Centric Identity:ユーザー中心型ID
 (例)Google, Yahoo!のIDで他のサービスが利用できるもの
などがあるようですが、特定の企業に管理権限が委ねられている点においては同じため、便宜的に中央集権型に分類します。

この中央集権型アイデンティティにおける覇権を握ったのは皆さんも良くご存じの通りGAFAです。プラットフォームビジネスとも言われます。

日本であれば楽天が楽天経済圏を築き上げたように、ユーザーに取って優れたサービス提供者となることで、影響力を持つようになりました。

一方で一つの企業がデータを独占したり、データ漏えいに関する問題が指摘されるようになり、近年盛り上がりをみせつつあるのが自己主権型アイデンティティです。

少し脱線しますが、自己主権型の社会において「精神」が重要なキーワードになるという面白い記事があったので、ご紹介しておこうと思います。

自己主権型アイデンティティとは?

中央集権型アイデンティティと自己主権型アイデンティティを図示したものが以下になります。

中央集権型として図示しているのがUser-Centric Identity:ユーザー中心型IDのもので、GoogleのIDで他のサービスが利用できるものを示しています。

自己主権型は図示の通り、ブロックチェーン技術を利用しており、認証情報をブロックチェーンネットワーク上に流通させることになります。情報を管理するのはあくまで利用者であり、必要な情報のみをサービス事業者に提供します。

Web情報を元にみそ作成

自己主権型アイデンティティはSelf-Sovereign Identity(SSI)と呼称しますが、とても端的にまとめられていたので、こちらもご紹介しようと思います。

上の記事で書かれている通り、自己主権型アイデンティティで議論されている技術には課題があり、既存で安定運用されている環境にいかに影響を及ぼすことなく、自己主権型アイデンティティの考え方や技術を取り込んでいくかが今後のカギとなっていきそうです。

注釈

いつも以上に引用が多くなりましたが、問題があった場合は予告なく削除する可能性があります。ご容赦ください。

また、今後筆者みその脳ミソが整理整頓された暁には予告なく改版ないし続編が作成される可能性があります。ご容赦ください。

では、また。


ありがとうナス!