未知標 禊

こんにちは。声優で役者の卵でモデルでタレントで、別名義ではAmazonベストセラー小説…

未知標 禊

こんにちは。声優で役者の卵でモデルでタレントで、別名義ではAmazonベストセラー小説家の未知標禊(みちしるべ・みそぎ)と申します。お仕事ご依頼もお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

最近の記事

帰れますように!

朝から作業車が脱線事故らしく、新幹線が運休してます。 再開は夕方の見込みとか。 一応13時発の切符をとれたけど、それまでに動く保証はない。 せっかく今日はダーリンが休みを取っているのに(自分の用事でだけど)、本当なら13時には家に着いてる予定だったのに、誰か助けて〜(ノ_<。) スタバは当然満席だったけど、小さなカフェの席が空いていたので、ひとまず落ち着けています。 それは幸い。 それなら持ってきたノートPCで仕事でもしたいんだけど、狭すぎてスーツケースも開けられないの。

    • 投稿してみた。

      こんにちは。 みーたんです。 この度、「note創作大賞2024」に応募させていただきました。 本当はペンネームで小説書いてるんだけど、名前変えられないのでやむなく禊ちゃん名義で書いてます。 良かったら35000文字程度の5話完結の短いお話なので、読んでいただけると嬉しいです。 スマホも携帯も出てこない。 大昔、大阪では「城天(しろてん)」というのが流行りました。 シャ乱Qがブレイクしたきっかけで、大阪城公園の辺りでインディーズのバンドマンたちが各々音楽をかき鳴らしてたん

      • 『荒野の避雷針』5話(最終話)

        【五】  ありがとう、楽しかったわと、お約束の台詞でヒロヤと別れた。  いてもたってもいられず、玄関を閉めると早速リビングの受話器をとって数字を押す。 『もしもし?』  電話口に出たのは案の定同居人の田中さんで、吟子はよそよそしく自分の名を告げる。 「あ、高篠ですけど」 『ああ、はい、山瀬ね?』 「いますか?」 『ごめんなさい、お昼頃に出掛けたんですけど、まだ帰ってなくて。何か伝えておきましょうか?』  人違いかも知れないという期待もほぼ裏切られ、そのまま受話器を置き

        • 『荒野の避雷針』4話

          【四】  夏がちゃんと暑くて良かった、そんなことをぼんやりと考えながら、冷房の効いた室内で今週は端末機を叩いている。機械類はまるで弱い吟子だったが、同じ操作の繰り返しで二年目にもなれば、手作業よりも早く確実なオンラインシステムを使いこなすことにも慣れてきた。  今朝、数枚の暑中見舞いをポストに入れた。年賀状以来音沙汰なしの、高校時代に多少仲良くしていた友人数名や、主に手紙だけで繋がっている遠方の文通友達、家は近いのに滅多と会わない美緒や葉月に宛てた絵入り葉書だ。それからヒ

        帰れますように!

          『荒野の避雷針』3話

          【三】  駅の噴水の周りは、朝と打って変わって人で溢れ返っていた。  そこまでなるべくゆっくりと歩きながら考えていたことを、実行するか否かでまた少し悩む。臆病な自分に苛立って顔をあげると、使用中だった四つの公衆電話のうちの一つが空いて、ポツンと人と人の間に見えた。まるで吟子を誘っている。もしくは挑発している。  きっと出ない。いないに決まっている。土曜の午後、たくさんの人。今頃どこかで、知らない誰かと、多分いるのだろう。  それなのに。  吟子は黄緑色の四角い電話の前に立

          『荒野の避雷針』3話

          『荒野の避雷針』2話

          【二】  ホワイトのスリムジーンズにオレンジのノースリーブシャツを着る。肩を少し越した髪は敢えて結いもせず、肩から下げるトートバッグに財布とハンドタオルとシステム手帳などを放り込む。いつも持ち歩いているポーチからブラウン系の淡い口紅を取り出して、毎朝仕事に出る時のように口唇に当てたが、鏡の中の自分と目が合ってやめた。  土曜日の午前八時。カチリと音をたてて長針が垂直になるのを見届けてから、吟子は玄関に向かった。白のパンプスとで迷って、ナチュラルカラーのサンダルを下ろす。左

          『荒野の避雷針』2話

          『荒野の避雷針」1話

          【あらすじ】 スマホも携帯もなかったあの頃のお話。 インディーズバンドのヴォーカリストと付き合い始めていた吟子だったが、実はずっと忘れられない相手がいた。 それは初恋の女性。 親友はレズビアンで、今のところ恋愛は順調。 けれど吟子の心は男の恋人と、片思いの女性の間を行き来する。 「私はこのままでいいの……?」 そんな中、親友が恋人と破局。 それでも前を向く彼女に、吟子は自分を受け入れることを許せるようになる。 あらゆる人に届けたい、恋愛だけでない物語。 【一】  スロー

          『荒野の避雷針」1話

          はじめまして!

          こんばんは。 声優で役者の卵でモデルでタレントでアーティストの、未知標禊(みちしるべ・みそぎ)です。 別名義では、Amazon2作ベストセラー小説家です。 他にもいろいろやりすぎてて、肩書きが多過ぎる(笑)。 ひとまずここでは「みーたん」って呼んでね♪ 禊ちゃん名義では、InstagramとTikTokをやってます。 そんなに稼働してませんが(汗)。 Pokekaraでも歌ったりしてるので、見れる方はご覧くださいませ。 追々リンクも載せてくね。 大阪生まれの大阪育ち、生粋

          はじめまして!