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【体験談】ロンドンに来て1年、気づいたことと変化

初めまして

Misia(ミーシャ) です
高校卒業時まで日本で生まれ育ち、現在はイギリスの大学でアートを勉強しています。上の画像は私が描いたものです
実は今日、私がロンドンに来てちょうど1年です。良い機会なので、初投稿ですがこの1年で気づいたことと変化について書いていきます :)


とにかく優しい

ヒースロー空港に着いたときから今日まで変わらず思うのは、ロンドンにいる人たちは本当に優しくて温かいです。
みんなフレンドリーに話してくれます。

“Hey, how are you?”(やあ、元気かい?)
“I’m good, thank you. How are you?”(元気だよ、ありがとう。そっちはどう?)

人に会えば高確率でこのフレーズからスタートします。
むしろ1日1回は必ず聞いたり言ったりします。

カフェやレストランで、隣に座っている人に頼んだメニューを聞く光景を何度も目にしたり、少し列に並べば「なかなか進まないね」と前後に並ぶ人と会話が始まったり。具体的に挙げていけばきりがありませんが、とにかくみんなフレンドリーで優しいです。
待っているバスがなかなか来なくて、別のドライバーに尋ねると、そのバスが来るところまで乗せてくれたこともありました。
また、学校からのサポートも充実していて、先生との距離も近くてなんでも相談できました。この体験談は別の記事でまた触れたいと思います。

異文化が混じり合っていてとても国際的だからか、みんなが助け合い精神を持っています。そのおかげで私の心は温かさで溢れています。人の優しさにこんなにも触れられるのは本当に素晴らしいです。私自身何度も助けられ、優しくなれました。お互いを尊重する努力をすれば、柔軟性のある考え方を身につけることができます。自分を受け入れ、相手を受け入れ、たくさんの違いを楽しむことができます。ロンドンでの温かい人々に囲まれた環境は、私の自尊心を高めました。

実践してほしいことは次の2つです
相手のいうことに対して返答する時、最初は絶対に肯定する言葉から言うこと。
「そうなんだね。」、「確かに」、「それも正しいね」など。決して他人の言うこと、考えることを否定してはいけない。
感謝の言葉を積極的に伝えること
どんな小さいことにも「ありがとう」と一言添えるだけで、相手だけでなく、何より自分自身が変わることができます。

これらは実践してみると本当に驚くべき効果を発揮します。


** 自分らしさの追及**

自分の人格がないと生きていけないと痛感しました。よく意見がない人はいないのと一緒と言われますが、まさにその通りだと思いました。
1年前の私は、日本で育ったからと言えば少し言い訳になりますが、謙虚でいることを誤解して、相手を尊重しようと意識するあまりに、自分の意思を言えない、または無い人間でした。

海外に来ると特によく聞かれます。
「あなたはどうしたいの?」
このように率直に聞かれることは少なくても、これを前提に常に話は進んでいきます。

よくありがちなのが、友達とどこか遊びに行く約束をして、何時にどこで落ち合うのか、次どこに行きたいのか、ご飯は何が食べたいのかなどを聞きはしても、私はいつも、あなたの好きなところへ行こう、私はなんでもいい、合わせるよ、といった感じでした。
あまりにも選択肢がありすぎる中で、相手へ丸投げするのはとても気遣いから程遠いものです。

私は今19歳ですが、将来にとても大きな不安を抱いています。でもこれはみんなが思うことで特別なことではありません。日本にいた頃とは違い、よく周りの人の考え方の違いにはっとします。私の周りは将来どうなりたいか、ざっくりしていても、方向性は持っています。
日本では「来年は就活だ、良い企業を探さないと」といった、もはやフレーズ化した言葉をよく聞きました。一方私の周りにいる人たちの間では、就活なんて言葉を知りません。知らないと言えば少し大げさですが、みんな大学に在学している時からインターンシップやボランティアを通して多くのコネクションをつくり、実際に卒業前から働いていたりして、実践派が圧倒的に多い印象です。企業に勤めるという感覚が大きく違うのは明らかで、自分の好きなことを通して実績を積み上げている人たちが本当に多いのです。

日本でもこの考えは浸透していると思いますが、もはや安定した企業に就職していればいいという時代は終わりました。勤め先が黒字続きだとしても、リストラされるのはもうよくあるとのことです。将来につながるか分からなくても、自分が夢中になれるものに打ち込むことは、本当に意味のあることだと思います。

実践する前から上手くいかないか不安が故に、何もしない人が多いですが、やってみれば見えてくることは本当に多いです。やってみて感じたこと、学んだことは自分の考えの一部になります。その考えを持って人と話したとき、新しいアイディアが生まれるのです。私はそれを生きがいに、日々物事に打ち込んでいます。


まとめ

人の優しさに触れることで人生観が変わります。自分を大切にし、相手を尊重してお互いが優しくなれたら、世界をもっと良い場所に変えられます。

自分の好きを追求することで、自分の意志を明確にすることができ、新しい発見や道を切り開くことができます。人生のやりがいや幸福感の向上に直結するのは言うまでもありません。広い視野を持ちながら、好きを突き詰めるという挑戦をすることは、毎日をとても充実させます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今後も、留学やロンドンでの生活、英語についてなど、海外に興味を持っている方々を中心に、皆さんの役に立てる記事を書いていきますので、よろしくお願いします。
また他のSNSで絵など発信していますので、よければ覗いてみてください。

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