2020年の振り返り 子育て・会社経営・まちづくり 河田 亮一

はじめに

まず、この機会をつくってくれたみなこちゃん、本当にありがとう。25人の三島に関わる魅力的な人達の素敵な1年や人生の一部が知れて、ますますこのまちが好きになりました。

そして、最終日前日にここに投稿する僕の記事ですが、2回書きました(笑)

早々と書き終えたものの、日々力作が登場し続けるので、視点が深まったのと、「2020年の振り返り」というテーマを大きく逸脱してしまったので、慌てて2回目を書きました。

最初に依頼を受けたときに、「家族をテーマにするから、クリスマスイブに!」と意気込んで日付指定したものの、結局、書きたいことが沢山あり、家族のことはほんの一部になってしまい、この日を指定して申し訳なかったです。(汗)

ということで、テーマは「2020年の振り返り 子育て・会社経営・まちづくり」と詰め込みました。ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。

自己紹介 河田 亮一

僕は三島で、4人の子育て、まちづくりをしているN P Oへの参加、そして建設会社の経営をしています。

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15歳まで三島で過ごし、海外へと飛び出した後東京で生活し、30歳で三島に戻ってきました。今では、個人としても、会社経営を通じても「まちの活性化」に全力で取り組んでいますが、元々はそんなことを一切考えたこともありませんでした。

そんな自分がなぜ「まちづくり」にこれほどこだわるのかと振り返ってみると、家業だった建設会社との出会い、このまちに戻ってきてから出会った先輩方との出会いがあったからだと思います。

会社や先輩たちを通じて出会ったまちの歴史や文化、人々を通じて、まちのことに興味が沸き、様々な活動に参加することで、まちに好きな人が増え、まちがどんどんと立体的になり、まちのことが自分ごとになっていきました。

今では自分だけがまちの活動をするのではなく、まちを良くしたいと思い活動する人達を、(かつての先輩のように)少し背中を押してあげられるような存在になったのではと思っています。

今までの生活

さて、2020年の振り返りですが、今年はコロナの影響で全くいつもと違う1年になったので、今までの生活と対比しながら、その変化を書いてみます。

今までは、丸々「1日中休み」は1ヶ月に1度程度でした。一応土日休みなのですが、会社は色々な事業をやっていますので、土日にはイベントも多く、どうしてもその度にご挨拶やお呼ばれをして、顔を出すことも多かったです。

そして、夜の会食。日曜日の夜以外は、ほぼ毎晩誰かと飲んでいたので、翌日のことを考え1日3杯までしか飲まないというルールを徹底していたほどです。そして、講演は昨年25回もありました。もちろん、Zoomなんてなかったので、出張がセットです。それとは別で、視察やお客様への営業などもあり、出張は海外も含め延45日。

今はこれを書いていて、楽しさを感じませんが(笑)昨年まではこんな生活を当たり前のようにこなし、それなりに充実感を得ていたと思うとゾッとします(笑)

コロナ禍によって変わったこと

そして、コロナによって、僕の生活も大きく変わりました。毎日あった会食も0になり、講演もほとんど中止、泊まりの出張に至っては0。もう、完全に経済の循環をストップさせたと反省しています。

時間ができた中でとにかくやったことは、
徹底的に考えること。

当時は、コロナによって何が失われ何が新しく生まれるのか。そして、そのことに対して、会社は何を止め、何を新しく始めるべきかを徹底的に考えました。

考えると言っても、具体的ではないので、それらをアイディアが出なくなるまでリストにし続けるということをしました。結果50以上のリストを出し、今年はその全てを実行しました。

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その結果、会社は筋肉質で、より本質的な力を発揮できる体制に進化できたと思っています。

4人目の誕生

さて色々と会社のことを書きましたが、実は今年1番の変化は、NPO活動への関わりと家族との関係です。コロナ禍の真っ只中、4人目の子供(娘)が生まれました。その上には、1歳になったばかりの長男、そしてその上には4歳の次女と6歳で小学校に入学したばかりの長女と、もうとにかく大変な状況になりました。コロナ禍によって、世の中の生活スタイルが変わってなかったらと思うとゾッとします。(笑)

僕は、1歳の長男の担当として、6月から9月末まで、ほぼ毎日風呂と食事と寝かしつけと、夜中のミルクとオムツ替えをやり続けました。その3ヶ月は、末っ子が、母乳で数時間で起きるので、僕が家族の戦力にならないと、大変な状況になるのがわかっていたので、家族を最優先にしていました。

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仕事は、周りの理解を得ながら、毎日17時頃には一時帰宅し、22時頃から再開して2時まで仕事という生活をして乗り切れましたが、大好きなメンバーのいるNPOの活動にはほとんど顔を出すこともなくなってしまいました…

そして気づいたこと

コロナ禍によってたくさん考え、家族との時間がたくさん増え、NPOの活動に参加できなくなったことで、いろいろなことを得ることができました。

まずは、会社として、本当に無駄を削減できたことは大きかったですし、最も良かったことは本質的な価値を問い続けたことだと思っています。我々が提供する価値は何か、なぜ当社じゃなければいけないのか、当社しか提供できない価値はあるのか?そんなことを考え行動できたことは、今後にとってもとても大きな打ち手が打てたと思っています。

特に本社の建て替えに伴う本社のプロジェクトは、このまちにとっても大きな仕掛けになるのではないかと思っています。

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そして、家族。
今まで家族をこんなに愛おしく、大切に思ったことはありませんでした。もちろん、それまでだって大切だとは思っていました。でも、やっぱり、時間を共に過ごし、苦楽を共にし、成長を目の当たりにすると、本当に幸せだと思います。その幸せを、絶対に失いたくないと思いましたし、そのためにも頑張ろうと、また新たな活力が生まれました。

そして、自分の中に、また新たな価値観や体験が生まれました。働きながら育児をする人達に対して、その苦労や努力を上辺ではなく、本当に理解し、共感できるようになりました。社会には多くの人達が働きながら子育てをしています。その方々の状況や気持ちを少しでも理解できたことで、もっと多くの人にとって優しい会社やまちをつくるとこができるようになったと思います。

そして、最後にNPO活動です。
正直、僕がいなくなって大丈夫かなという不安もありました。(すごいうぬぼれですが、、、)多くの社会活動がコロナ禍の影響で、中止や延期され、今でもその状態が続いている組織や活動が多々ある中、このNPO法人みしまびとは、新しいメンバーも増え、本当に力強く進み続けています。

僕は、コロナ禍によって起きた一番大きな社会の変化は、「自分にとって本当に大事なことは何か」を考えるきっかけになったことだと思います。

そういう状況の中でも、ボランティアでありながらも人が増え続け、活動が力強く続いている NPO法人みしまびとは本当に素晴らしい人達の集まりだし、素晴らしい組織だと思います。僕もその輪に再び入って、今度は以前と違う役割でまた組織に関われたらと思っています。その役割が何かが見えないことは正直不安ですが、大好きなNPOに少しでも貢献できたらと思います。

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最後に

さて、ここまで読んで頂いたみなさん、本当にありがとうございました。

クリスマスイブなので、僕は今夜は全力で家族と楽しみ、子供達が寝たらこっそりとクリスマスプレゼントを仕掛け、明日の朝の子供たちのリアクションを楽しみにして起きます!

そんな幸せを感じて生きていられるのも、本当に周りの皆さんのおかげだと思っています。

会社の皆さんの理解と協力、みしまびとのみんなの理解と協力と、たまに子育て(笑)、笑顔でい続けてくれる家族のみんな。本当にみんながいるおかげで幸せです。

その幸せな気持ちを、必ず皆さんへ返し続けます。

そのためにも、僕自身がもっともっと成長して強くなることが必要だと思います。せっかく経験した、仕事と家庭のバランスですので、そこに来年はNPO活動を再開させ、今よりももっとパワーアップして、来年も突っ走ります!

引き続き、よろしくお願いします。

メリークリスマス!よいお年を。

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河田 亮一


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