鰹節となって私は「私たち」になった
私は変わった夢をよくみる。
娘の名前も、夢に出てきた女性から告げられた名前だった。
昨日は、鰹節になった夢を見た。
私は鰹節みたいにカチカチな塊だった。それをゴシゴシ削られて、私は気づいたら、粉になっていた。サラサラの粉だ。
その粉は風に飛ばされて、川に流れて、一部は川の底にある土と一緒になって、残りは風にのって、あちらこちらに散っていった。
私というものが、いつの間にかあちらこちらにいて、私は世界と一体になった安心感を得た。私、が私たち、になったのだ。
なるほど、これなら