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園児も生徒もいっしょに探究!「南郷高校×食と森のこども園美里」のワークショップ企画。

みなさん、こんにちは!地域おこし協力隊のじゅんです!

今年の夏も暑さが厳しいですね…でも、そんな暑さに負けないくらい、美里町では面白い取り組みに挑戦している学校がありました!それは、南郷高校草花専攻のみなさんです!

今回は、食と森のこども園美里の年長児と「花の色水を使ったワークショップ」を行いました。このワークショップは、草花専攻のプロジェクト学習の一環として実施された活動です。

まず印象的だったのは、保育室で自己紹介が始まると、ワクワクいっぱいの園児たちと、ドキドキしている生徒さんたちの表情の違いです!【この感覚は、普段なかなか交流のない組み合わせだからこそ味わえたはず!素敵な時間!】と心の中でGoodしていました👍

自己紹介後のアイスブレイクは…自由遊び!仲良くなるには、遊ぶことがベストかもしれませんね!少しずつ生徒さんの表情も和らいできました😌

さて、仲良くなってきたところで、本題のワークショップ「花の色水で遊ぼう」が始まりました!

今回は、南郷高校の佐々木先生が全体の進行役となり、生徒たちは園児たちのサポート役を務めました。 園児たちは、好きな草花を選び、種類ごとに乳鉢を使ってすりつぶしていきます。この時、「水」ではなく「アルコール」を使用することで、綺麗な色を抽出できるという説明を受け、「えー!」と驚いたのは、園児よりも園の職員の方でした😄思いがけないタイミングで、大人にとっても学びのある機会となっていました。

子どもたちは、2種類の色水を作ると、スポイトを使って「アルコールインクアートペーパー」に色を滲ませていきます。そして、色水が乾いたら完成です!園児たちは、この作品を昼食で使用するご飯カードとして活用するそうです!

最後に、私の想いを少し。

ワークショップの最後に、園児たちから感想を伝えていたやりとりから…
「きれいにできて嬉しい!」と話す声もあれば、「(色が)うすかった」と感じたことを話す声もありました。

そこで私も「生徒さんや先生方は、濃い色水の作り方を知っているんですか?」と質問を投げかけると、「実は、私たちも分からず、色々試しているところなんです」と返答がありました。1人の園児が感じたことは、先生や生徒たちにとっても課題の1つだったようです。

このやりとりで、私は保育教諭時代のことを思い出しました。ある子どもから「大人って泣かないんでしょ?」と言われたり、裁縫の玉止めができずにいると、「大人なのにできないの?」と驚かれたり。むしろ呆れられたかもしれません…

大人だってわからないこと、できないことがたくさんあり、完璧ではないと思っています。だからこそ、子どもたちには、それは恥ずかしいことではないと伝えたいです。むしろ、その状況を面白がって楽しんで挑戦してほしいと思っています。

今回のように、生徒(子ども)と先生が一緒になって探求する時間や機会が、より増えていくことが大切だと感じました。 もしかすると、今日をきっかけに、園児の中に色水作りに夢中になる子がいるかもしれません。異年齢の交流が盛んになる中で、場所や年齢は異なっても、町内の至るところで同じことに興味を持ち、いろんな方法やアイディアを試し、それぞれの気づきや発見を集めて発表し合える場や仕組みを創っていくことが、子どもたちの明るい未来につながるのではないかと想っています。

今回も素敵な活動に携わらせていただき、ありがとうございました!

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