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クロネコ谷の日々

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庭の仕事と猫、時々ものつくりの備忘録。丘陵地にある古い家にて。 2020年6月はじまりから2023年2月
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#植物染め

(177)予定調和の外側

(177)予定調和の外側

ラジオでミュージシャンが新曲の解説をしていて、ギロという洗濯板を引っ掻いて鳴らす楽器が無かったので代わりにペットボトルの蓋を使って録音したという。その楽器の専門家に弾いて貰えば予想通りの音が出るけど、違うモノを使うと意外な音が得られる。全員合唱もプロのきっちりしたのより、素人が混ざると微妙にズレたりして、そこが良い、予定調和的出ないのが良いという。 微妙なズレがどういいのかもちゃんと話してい

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(172)霜月もわずか

(172)霜月もわずか

暖かい日が続いていたのに昨日の朝とうとう庭に霜が降りていた。冬到来だ。ピラカンサスの実がうちでは早くに赤くなり、真っ赤を通り越して熟して枯れて落ちてきたので採取することにした。まるい赤い実と緑の葉がわさわさとしてるとなんだかワクワクしてくる。赤と緑は人間にとって本能的に嬉しくなる色なんじゃないだろうか。 ピラカンサスはピラカンサとも言うらしくて、どうやらピラカンサが主流ぽいが私はピラカンサス

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(138)大寒の日々

(138)大寒の日々

とても寒い。一年で一番寒い時季ということだ。大寒らしい気温ですと、ラジオから何度も教えられる。

先日散歩で採取したネズミモチの実で紙を染めたら美しい緑みの青と紫になった。クエン酸を加えて煮出した染液だが、色が変化するのは紙のpHの違いらしい。染液のままの紙は中性、青くなった紙はアルカリ性ということになりそうだけども測定器がないので推測の域を出ないので、下手に判断せずに何度も試していくのが良さそう

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(118)秋の植物染め

(118)秋の植物染め

今朝のんびりと朝寝を楽しんでいたモモが出かける間際に、やって来てお外へ出よう!とはしゃいでいたのに時間がなくて、しばらくして見るとソファのうえで可哀想なくらいにしょんぼりした顔で座っていた。電車を一本遅らせて、五分でも遊んであげたら猫も私ももっと幸せな気分で過ごせたろうに。

先日のアヤメとオオバベニカシワで染めたものたち。アヤメは夏の残りだからというのもあるし、欲張らずに綿と麻それぞれ一つならも

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(50)オオバベニカシワ染め 2

(50)オオバベニカシワ染め 2

先日オオバベニカシワで染めた糸などは数日経ってようやく乾いた。酢酸鉄媒染で染めたグレーと、重曹のアルカリ媒染の金茶色、の予定が、金茶色になったのはジュート紐だけだった。木綿糸とリネン糸は薄い灰緑~ベージュになった。

酢酸鉄媒染液に浸した時の、青系の澄んだグレーがそれは美しくて、疲れてボンヤリしていたのに覚醒して、一気に目が覚めた。洗うと青味がどんどん抜けていって、ピンクを感じるグレーになるので、

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(49)いったん休み。

(49)いったん休み。

雨は降ったり止んだりだが、7月下旬ともなると気温は高くなくてもかなり蒸し暑い。冷房の嫌いな猫も湿気には参ると見えて、ゆるくエアコンをつけておく。

2回目に染めたものは、日が暮れてようやく乾いてきた。オオバベニカシワで染めたグレーは、洗って乾かすとずいぶん趣きが濡れていたのとは変わって、ピンクのニュアンスグレーになった。春先の葉の色を思わせる赤の色で、植物染めはその植物の持っている色素で染まるのだ

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