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案外テキトーなM&A成約はあるのかもしれない...|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。

私はM&Aの世界に入ってたったの4年くらいしか経っていない未熟者ですが、最近はM&Aがメインの仕事になっているだけあって、少しずつ案件の話を直接いただくようになってきました。

ありがたいし、嬉しい!

今年は2つ目になるのですが、すでに売手と買手が決まっていてあとは書類手続きをすればよいだけの案件。。。

なので、通常のアドバイザー報酬よりもずっと安く受けて対応しようと思っています。

ですが!!

中身を聞いてみると、譲渡対価が1億円を超えそうな案件で、不動産売買も含まれていて、結構大がかりな気配を感じます。

だけど、当事者同士の税理士さんはM&Aについての知見が乏しいのにも関わらず、「こんなのちょちょいのちょい!でできるっしょ?」みたいな感じで話をもってきます。

だけど、どんなに小規模案件だとしたって、M&Aとなるとそこそこの確認事項がありますよね。

・売主の退職金はいくらとれる?
・退職金原資にできそうな保険とかある?
・土地建物の時価評価はどう考えてる?
・譲渡時に代表交代する?
・取締役辞任は?
・そもそも株式発行会社?
・譲渡後に解除対象になる個人保証はある?
・簿外債務は? ・・・・etc.

ぱっと頭に浮かぶだけでもこれだけの疑問が。。

譲渡契約書とか会社法の「手続き書面を作るだけ」とはいえ、これらを確認した上で、買手のリスクを網羅し、契約書に反映させることを考えると、安請け合いはしちゃいけないな~と思いました。

というか、M&A未経験者であれば、上記のような確認すべき基本的な事項も頭にないでしょうから、売りたい人がいて、買いたい人がいて、サクッとマッチングしてしまって譲渡契約してしまうケースが世の中に結構あるのだとしたら、結構コワいな・・・・と思ってしまいました。

案件に大小はありません。感がるべきリスクというのは似通っています。

だから、どんなに小さい案件だからといって、ほぼゼロ円譲渡だからといって、勝手な緩い自己判断でM&Aを軽い気持ちで成約させてしまうのは危険だと言っておきます。

知見があればアドバイザーを起用することもありませんが、「小さい案件だから」とか「信用している相手だから」と第三者からのアドバイスを全く受けずに進めてしまうのは避けた方が良いなと思います。

今回の紹介案件で、実はそういうノリでなんとなくて成約してしまっている案件というのは実は世の中にたくさんあるのではないかなと感じてしまいました。

まだまだM&Aアドバイザーの活躍の場面は、たくさん潜んでいそうです。。

そういう機会に巡り合ったら、是非、お声掛けください!!

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