柔らかい髪の毛を撫でながら。

ベッドの上で彼女に腕枕をしていると、
いつこの腕を抜いたらいいのか。
悩むことがある。

僕の顎の下に彼女の柔らかい髪の毛があたり、
桃みたいなシャンプーの良い香りが漂う。

すぅ…すぅ…

あまりに彼女が気持ちよさそうに寝ているから、
起こしちゃ悪いと思って、
僕は薄暗い部屋の天井を見つめて、
息をころして動かないように努力するのだけど。
伝わってくるのは温かい彼女の体温。

ドクンドクンドクン…
と、彼女の心臓の鼓動が響いている。
あまりの愛おしさに僕はつい我慢ができず、
腕枕をしている腕とは逆の手で
彼女の髪の毛を撫でてしまう。

ああ、今日も可愛いな。

僕は彼女の髪を優しく撫でながら、
顎下にある彼女の頭に鼻をくっつけて
髪の毛のいい香りを楽しむ。

すると、突然…
「ねぇ？なに？」と、
寝ているはずの彼女が突然ボソッと喋った。
そして真っ直ぐな瞳で僕を見つめている。

僕は彼女を起こしてしまったようだ…
数秒間の間、僕と彼女の間に沈黙が流れた。

＊
＊
＊

そして彼女は強い口調で言った。
「ママぁ。お茶！」

僕は腕枕の腕をズバァと抜いて、
そそくさと台所にお茶を取りに行った。
腕はじんじんと痺れたままだけど、
彼女がお茶を欲しがってるからいそがなきゃ。

＊
＊
＊

いつもは自分のことを、
僕とは表現しないんですが、
今日は文章の雰囲気を良くするために、
一人称代名詞を僕にかえてnoteを書いてみました。
そして彼女とは自分の娘のことですね。

このnoteを読んで彼氏彼女の描写だと思われた方。見出し画像の桃が記事の前半のドキドキ感を加速させているはず。朝から無駄にドキドキさせてすみませんでした！

見出し画像は稲垣純也様にお借りしています。すごくいい香りのしそうな桃のお写真です！見出し画像で記事の雰囲気が変わるのでとても面白いです！

今日のnoteの記事はここまでです。

そして唐突に！現在の私のnoteの総閲覧者が5万7千人いらっしゃいます。たくさんの方が閲覧してくださっているみたいで、とてもありがたいです。記事を読んだらスキを押してくださって問題ありません！むしろ押してください！♡をポチッとしてくだモチベーションに繋がります！良記事を書くための原動力にも繋がりますのでよろしくお願いします！♡(スキ)はnote非会員の方でも押せます！！！　
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最後まで読んでくださってありがとうございました。夜にお茶を台所に取りに行くのは寒いので、枕元に子供用の水筒を置いておこうかなと検討中です。子育て頑張ってます！

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