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満たされた気持ちを思い出しながら、明日からの日常を過ごしていく。

「じわじわと、満たされている」

この気持ちを忘れたくなくて、noteを開いている。今日は3ヵ月ぶりに「gururiの本の夜」に行ってきた。夜の時間に、大好きなカフェで、ただ本を読む、そんな時間。

夜の時間帯に本を読むためだけに、わざわざ京都から滋賀まで電車で向かう。そんなことをしてまでも、得たい気持ちがこの時間には詰まっているのだ。

(本の夜について書いたnote)

以下、カフェにいた時間の最後の15分で書き出した気持ち。なんだかその瞬間の気持ちを忘れたくなくて、読書するのをいったんやめて、気持ちを書き出してみた。

3ヵ月ぶりのgururiの本の夜。今日も最高に満たされた時間だった。18:30から、あっという間に21:00。本を読むのに夢中になっていると、一瞬、今どこにいて何をしているのか、分からなくなる。普段よりも、言葉がスッと心の奥に入り込んでくる感覚。時間の深い場所へと潜っている感覚。目の前に浮かぶ文字と、その向こうで揺らめくキャンドルの灯り。キャンドルに手をかざしてみると、ほんのり暖かい。まさに、そんな時間だったなぁ。この時間でしか、得られないものがある。満たされる、っていう言葉がぴったりかも。時間を気にせずに、ただ目の前にある言葉の列を追いかけているだけ、なのに。ただ、本を読む。忙しない日常から離れた、無為な時間。むしろ、無為な時間だからこそ、日常から切り離されて、ぽうっとした、無になった自分自身を感じられるのかもしれない。本に集中している最中、一瞬だけ「ここはどこだっけ」とハッとする。この「ここではないどこかにいる」瞬間を味わうために、この時間を過ごしているのかもしれない。あー幸せな時間だった。心から湧き上がってくるような、じんわりとした温かな気持ち。いま、まさに書きながら実感している。さあ、夜の道をゆっくりじっくり歩きながら、その余韻すらも味わいながら、家に帰ろう。

「満たされたなぁ」という気持ちであふれていた、帰り道。ほくほくと余韻を大切に味わいながら、まだ帰りたくないなぁと思いながら、ゆっくり歩いて家に向かう。こんな感情を大切に大切に育てて、自分だけでひとり占めするのも悪くない。

また明日から、この満たされた気持ちを思い出しながら日常を過ごしていくんだ、と考えると同時に、玄関を開け部屋へと向かった。


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