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[地域おこし協力隊 × 図書室]“コラボ“ でイベントの効果を上げる

ーイベントするならコラボがお得だ!地域おこし協力隊の、繋がりや交わりを増やしていく、地域のイベント参戦についてー


小さな町の小さな図書室にいるきむらです🌞
先日、町のマルシェ(ファーマーズマーケット、青空市場のようなもの)に出展してきました。図書室でマルシェ?と思いますが……

どうしても出てしまう除籍本を捨てるのは本当に心苦しく、なるべく再利用いただきたいので、町内町外に持ち歩いてイベントにお邪魔しては古本市を開き、古本無償配布を行っています。

今回はもう1人の別職種の地域おこし協力隊と一緒に出展してみたところ、、、メリットが沢山でした!

そこで今日はイベントするならコラボが断然お得だと思った話をします。

1人でやるより、出会いが2倍3倍になる


私は割と1人で何でもやってしまうタイプでした。けどここ最近、人と動いた方が広がりがとっても早いなーと改めて感じています。

特にイベントを開催する場合は、1人だと自分の知り合いや、イベントの内容に興味がある人しか集まりません。

今回で言うと、古本市を開くと古本無償配布、つまり本に興味がある人しか集まらず、イベントの情報も、私の知り合い周りしか知り得ません。

もちろん周知するので町の人も知り得ますが、もしその内容に興味がない(本に興味がない)場合には知らない人からのお知らせと、知っている人からのお知らせのインパクトの差はものすごく大きいですよね。目にしていても頭に残るかどうかの違いが出るくらい大きい。

そこで2人で出展したとすると、私ともう1人の知り合いが知り得て、まずここでイベントを気にかける人が2倍になります。さらにもう1人が自分と違う内容だとしたら。

今回で言うとファーマーズマーケットなので、マルシェイベントが好きな人や野菜が欲しい人が集まります。そんな人たちがふらっと、あら、本もあるの、しかも無料なの?と立ち寄ってくれたりします。そうなると目的(=古本を引き取ってもらう)の達成度合いもアップするでしょう。

さらにこの2人が普段は違うところに属し、違うコミュニティに顔が広いとすると、この効果は更に増していきますよね。

更に、この2人がお互いに繋げたい知り合いを紹介し合うこともできます。初対面の出会い=お互い初めましての会話よりも、共通の知り合いから繋げてもらっての会話の方が、共通点や繋げたい理由の話題など要点を押さえて切りだしてくれるのでスムーズに進み、記憶にも深く残ります。

繋がりを作る、という点で言うと『違う種類のコラボ』であることがベターだと思います。例えば"飲食店"のお店が集まるマーケットだとすると、みんな競合となってしまいなかなか上記のような繋がりは作れないと思うからです。

そして、これが3人、4人と増えれば増えるだけ、出会いも同じように増えます。

ってとても当たり前のことを言っていて恥ずかしくなってきますが、反面、結構忘れがちなことだとも思います。

イベント開くぞ!となったとき、
◎ 大きなメインの演目がある時
◎ 自分が好きなようにやってOKな時
◎ 時間が足りなくてやっつけで作る時
には、
⬜︎ 誰かと一緒に協力してやってみよう
⬜︎ コラボ企画にしてみよう
といった発想に至らないことも多いのではないでしょうか。

(野菜と本のコラボはちょっと不思議な感じですが、カボチャの本、蜂蜜にはミツバチの本を置いてみました。本ってコラボしやすい媒体◎)

1人だとできないこと、"シェア&助け合い "のありがたみ

1人より2人の方が良いこと、
の具体例を出します💡

ex.1) "交代" できます。
マルシェや出店では店番が必要です。
1人だとずーっとお店に立ってなくてはなりません。ゆっくり他のお店を回ることも、ひとりのお客さんと長話することも、お昼休憩を取ることもままなりません。

2人だと、お互いに交代することができます。

ex.2) "シェア" できます。
マルシェでは物品がたくさん必要です。たとえばテント、テーブル、椅子、棚、ポップ、などなど。
でも常に必要なものは少ないです。1人だと、たまーにあるイベントのために、全部揃えなくてはなりません。

2人だと、お互いに持ってる物をうまく使って補い合うことができます。このご時世、シェアの時代だと思うこと多々あります。

ex.3) "手" を増やせます。
力仕事は1人では無理なこともあります。手が沢山ないとスムーズにできないことも沢山あります。(例えばテントを建てる、大きな物を運ぶ、など。)

2人だと、他の人に助けを求めるために声をかけるタイミングを見計らうこともなく、スムーズに動けます。

ex.4) "得意"もシェアできます。
これはお互いの得意不得意がうまく当てはまればの話ではありますが、、、得意なことが被ることも少ないので、大体良いことになります。1人だと、1人で何もかも担当しなければなりません。

2人だと、それぞれ得意なことを2人分することで得意のシェアができ、効率的です。
例えば、字が得意な人が書く、絵が得意な人が描く、センスのある人が飾る、パソコンが得意な人がチラシやタグなどを作る、手先が器用な人が飾りを作る、計算が得意な人が会計する、などなど。

シェアできるってとっても豊か。

何より、楽しさが2倍3倍

とまあ、今更なんだと思うようなことを書いてしまった気がしますが、、、こんなにメリットが多いということを、忘れがち!自分への戒めメモとしても記録しておきます。

いつだって人と動くことが簡単ではありません。気が合う人じゃなければこうはいかないでしょうし、意見が対立したり、意思疎通が上手くできていなくて物事が滞ったり、ストレスとなることもあるでしょう。けれど、イベントの目標達成に、来場者人数が関わってくるのであれば(ほとんどのイベントが当てはまると思います。)ちょっと頑張ってコラボという選択肢を選んでみることは、とても有意義だと思います。うまくいけば効率的でもあります。

1人で何でもやろうとしちゃう、
しかもそれが悪いと思っていても
気付いたらそうしちゃってる、
悔しいなぁなんて思う、
そんな私と同類の仲間たちに届きますように。
そして良き仲間と効率的に動けますように。

今日の一冊はこちら。
地域住民がつくる町。
ポップな見た目と裏腹に内容はずっしり。


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