人がつながると幸福になるはず_20211111

AIを使った研究で分かった「人が幸せに働ける組織」の特徴の話です。

「予測不能の時代」には、名札型の、面会を記録できるセンサーを使って、人間の行動を研究した結果が書かれています。
このセンサーを使うことで、組織内で、誰が、誰と、どのくらいの頻度で会っているのかがを記録できます。
面会履歴をAIで解析して、行動と幸福度との関係が調べられています。

研究の結論は、大きく2つです。
●幸せに働く人は、人とのつながりが三角形の関係になっている。

例えば、AとBとC、三人の人がいたとします。AさんはBとCに会い、BさんはAとCに会い、CさんはAとBに会う、という関係を、三角形の関係、と呼んでいます。
3人を線で結ぶと、三角形ができるからです。
AさんのことをBさんもCさんも知ってる。このような関係が多い人ほど幸せ、という結果が出てるそうです。
3人が直線の関係では、幸福度に結びつかないそうです。

●幸せな組織は、三角形の関係の密度に偏りがない。

例えば、マネジメント層であれば、上記の三角形でできる網目の密度が濃くなります。多くの部署や、部下と関係を持つからです。
網目の密度はそのまま、情報のやりとりの密度にもなります。つながりが少ない人は、全体の情報にアクセスするのに時間がかかります。
また、特定の人だけが密につながることで、孤立することになります。周りの批判を受け入れにくい風土ができたり、全体の業務のボトルネックとなることが予想されます。

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私の会社では、チャットやツールで人と人をつなげることで、新しいプロジェクトを創ることができる、という仮説を立てて、改善活動をしています。
普段の行動では接点のない人同士を繋げて、プロジェクトの創出に巻き込む効果を狙っています。

つっこまれがちなのが、人をつなげるだけで何か起こせるのか、というところです。
まずは繋げて活性化させてみないと、どこまでできるのか分からないところではあります。

繋げてみて、幸福度の高い人を多くできれば、仕事にも何らかの形でフィードバックするのではないでしょうか。

まずはこの研究の結果を信じてみて、社内のプロジェクトを進めようと思います。

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