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みんな本気でやりたいのだ_20220509

この春、新しいMacBookproを購入しました。
購入特典として、月額600円のAppleTV+が3ヶ月間無料で使えて、Appleのオリジナルの番組は無料で視聴できるものもあります。

Appleオリジナルで、面白かったドキュメンタリー番組がありました。
タイトルは「ボーイズ・ステイト」。

「ボーイズ・ステイト」はテキサス州の高校生男子を対象としたワークショップです。
オーディションを通過した1000人の高校生が2つの党に分かれて数日間共同生活を送ります。そして擬似選挙を行い、最後には知事を選出するというもの。

「擬似」選挙にしては、内容が濃ゆすぎました。

学生達が繰り広げる議論が、人間ドラマが、選挙に勝つための策略が……。
ホントにこいつら高校生か?って思います。

印象的だった場面。
党内で、知事に立候補する最終候補を決めるときのことです。

予備と最終の2回の選挙を行ない、14名の候補者から1名の知事立候補者を選びます。
予備選挙の演説では、パリピな人気者が下ネタを交えたプレゼンで会場の笑いを誘います。本人も手応えを感じていたようです。
でも、最終的に他の候補者に大差をつけて圧勝したのは、地味な移民2世の少年でした。
プレゼンは誠実で真面目。それに皆が共鳴しました。

知事候補者に選ばれなかったパリピな少年は、インタビュアーに言います。

「みんなはバカ騒ぎがしたいんだと思ってた。でも実は違ったんだ。」
「心の底では、本気になりたかったんだ。」

心の底では本気になりたがっている。
これって、現代を読み解くときの、キーワードではないでしょうか。

例えば、思えば少し前の時代のビジネス書は、自分が他人よりも少し優位な位置取りをするためのスキルを中心にしたものでした。
知識を詰め込んで、人に先んじて行動すれば勝てる、というもの。

このスキルは、偏差値や成績評価などの、誰かが決めた物差しの中で順位を上げるためものです。
でも、所詮、他人との相対評価。
その一連の活動が、自分にとって面白いかどうかは微妙です。

一方で、自分で解決してみたい課題に取り組むのは、たとえ他人から評価をされなくても面白い。

相対評価の中で競うのでなく、自分が絶対に解決したい課題に取り組む方が、その人の生まれ持った能力を活かせるのではないか。
現在、ビジネス書も、多くの会社の考え方も、そちらにシフトしてきている感じがします。

心の底から本気でやってみたいことなのか。

ここを確認しながら仕事に取り組むと、自分の能力を活かせるような仕事のやり方が、徐々にわかってくるのではないでしょうか。

そして、一緒に仕事する相手の本気がみえると、とても幸せですね。


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