記事一覧
初指名。自称彼氏な彼氏7(終)
ついに、終了の時間となりました。
大いに話が盛り上がっている彼に水を差すのは忍びないが、正直、偽物の惚気話にいい加減うんざりして来た所でしたので、つい、緩んでしまいそうになる表情を引き締め
私「あの、そろそろお時間が…」
彼「あ。そんな時間?」
彼は、チラリと腕時計を見て、お財布を取り出したので(喫茶店のお会計かな。定員さんを呼んだ方が良いかな)と店内を見渡す私の前に
彼氏「じゃあ、延長
初指名。自称彼氏な彼氏6
大人しく彼(お客さん)のノロケ話を聞いていた私でしたが、ニコニコとした表情とは裏腹、心のモヤモヤは確実に大きくなって行きました。
ノロケ話の詳細は割愛しますが、ハッキリとわかった事は……
間違いなく、これは【色恋営業】だ。
お店でしか会っていない事もそうでしたが、実際の彼氏なら、彼女が何処に住んでいるとか、普段何をしているのか位わかっても良いような?
彼女の本名を知ってるからと言いつつ、実
初指名。自称彼氏な彼氏5
果たして、彼(お客さん)は本当に彼氏なのか。
目的の洋服一式を購入し、ひと息つこうとやって来た喫茶店。取り敢えず、頼んだコーヒーを待っている時間、彼が携帯を触り始めてしまったので、ニコニコとしつつモヤモヤと考えてしまいました。
人の好みは様々なので、私がとやかく言える事ではありませんが、それにしても、彼女のいる人には思えない彼の「俺の彼女、人気キャバ嬢」発言。
待ち合わせ、そして、移動中から
初指名。自称彼氏な彼氏4
私は多くの服の前でひたすら悩んでいました。
彼(お客さん)のリクエストにより、彼女とのデート服をコーディネートする、という要望で服屋さんに来ましたが、、、
横目で見ます彼は、熊のような大柄。服のサイズは4Lから5L……と、私がかつて見た事がない大きさの物ばかり。
ここまで大きいと着ているイメージも湧かなければ、コーディネートの方向性もわからない。
(一歩間違えれば、その筋の人に見えかねん)
初指名。自称彼氏な彼氏3
(で、デカい。。。)
レンタル彼女として初めての彼氏(お客さん)は、高さもさる事ながら、横幅もあり。少し猫背で丸まった身体に、一瞬過ったのは、熊。
「は、はい。ミサです」と、慌てて笑顔で応じますと、彼は少し口角をあげ「お店、こっち」とのそのそ歩きはじめました。
のそのそという、ゆっくり目な効果音ではありますが、歩幅が大きい為、こちらは小走り。ただでさえ、人の多い渋谷なのに、はぐれてしまったら
初指名。自称彼氏な彼氏2
「初めまして。待ち合わせはハチ公にしましょう。待ち合わせてから買い物に行きます。今度、彼女とデートするんで、その時のコーディネートをお願いします」
迎えましたデート(指名)当日。
私は、待ち合わせ時間より30分程早く指定の場所で待っていました。
(彼女とのデートに着て行く服を選ぶ。。。って、私はどの立場で接すれば良いのか…)
リクエストが嫌なわけではないし、寧ろ指名して貰った事に感謝でし
初指名。自称彼氏な彼氏1
「お疲れ様です。ミサさんに指名が来ています。◯月×日、△時から2時間。場所は渋谷ですが、受けられますか?」
当たり前!勿論お受けしますとも!と、事務所からのメールに即レスし、程なくして「指名確定メール」と「お客さんの連絡先」が送られて来ました。
レンタル彼女としての初指名。
私を指名してくれた人はどんな人だろう?と、当初の目的(可愛子ちゃんとの接点を持つ)などすっかり忘れ、高揚しながらお客さ
サイトに載せるプロフィール
名前が決まったら、次はサイトに載せるプロフィールです。
私が研修を受けた頃、今のようにレンタル彼女サービスが充実していたわけではないので、参考に出来るものは、すでに在籍している彼女さん達だけで、一応、作成前に覗いたものの、皆さん普通に、端的に、並べられた質問に答えているだけでした。
内容は「好きなものは?」とか、「自分って、どんな性格だと思う?」とか、「デートで行ってみたい所は?」とかでした。
レンタル彼女の研修。下
レンタル彼女の研修は1時間位でした。
内容はと言いますと、貰ったプリントをただただ音読しているだけ。プリント自体、文章になっているので、そのまんま過ぎて、10分もしない内に眠気との戦いになった覚えがあります。
(さては、このお姉さん、、、下手くそだな)
言葉遣いや話し方が悪いわけではなく(むしろ、それ自体は丁寧で、育ちの良さを感じました)、言葉の熱と言いますか、伝えたいとか、教えたいという
レンタル彼女の研修。上
事務所に戻ると、面接をしたテーブルへ。
デジャヴのような「コーヒーでい?」のお姉さんの言葉に私は「コーヒーで大丈夫です」と返答し、取り敢えず机の上に筆記用具を出し、やる気姿勢で待っていました。
コーヒーを待つ間、なにもする事がなく、かと言って気が休まるわけではなく、自然と物音に敏感になっていたのかもしれない。
面接の時には気づかなかったが、どうやら応接用の部屋の隣、パーカッションで隠された先
レンタル彼女の宣材写真 撮影
「それでは、研修の前に撮影になります。スタジオに行く前に、持って来て頂いた服を見せてもらえるかしら?」
担当してくれたのは、面接の時にコーヒーを出してくれた年齢不詳の色っぽいお姉さんでした。
私は見繕った服をお見せすると「うん。なかなかいい所をついてると思うわ。このまま撮影にしましょう」と、これまたすんなりOKが出ました。
後々関係してくる事なので、簡単にコーデを説明すると「ピンクの膝上ワ