私がクラファンを立ち上げた理由
この度私は、クラウドファンディングを立ち上げました。残り7日です。正直達成には、まだまだ皆さんのご協力が必要です。サポート、拡散、少しでも構いませんので、ご協力いただけますと幸いです。
さて、今回のNOTEでは、私がクラファンを立ち上げた理由を説明します。
クラウドファンディングとは?
まず初めにクラファンについて、少し説明いたします。
クラウドファンディングとは、「群衆(Crowd)」と「資金調達(Funding)」という言葉を組み合わせた言葉で、インターネットを使って資金提供を呼びかけ、その想いに賛同した人から資金を集める方法です。
寄付型、融資型など色々あるようですが、今回私が取り組んでいるのは、「購入型」クラウドファンディングです。購入型クラウドファンディングは、支援者にリターンとして商品やサービスを提供するものですので、代金をお支払いして、商品やサービスを受けるインターネット通販とほぼ変わりません。違う点と言えば、その中に寄付に回るお金が含まれていたり、期間が決まっているので、期間終了後にその結果によって商品やサービスの提供がなされるという点です。
今回はこの特徴に着目し、クラウドファンディングをしようと思いました!
購入型クラウドファンディングの特徴
先述の通り購入型クラウドファンディングは、終了後にリターンを提供します。リターンの時期は、起案者が自由に決めることができます。今回リターンに選んだものは、メキシコ・オアハカ発ブランドの伝統刺繍を用いた商品。本来この商品をECサイトなどで売り出すとなると、在庫を用意して販売→売れたら発送というプロセスを踏むことになると思います。しかしこの制度を使えば、事前に資金を調達して、余分な商品を生産しなくて済むのです。
始めたばかりのビジネスは、正直自由に使えるお金があまりありません。そんな状況の中、販売目標数に応じて商品を作り、結局売れなかったとなれば、どうなることでしょう。折角先住民族の方たちが一つ一つ丁寧に作った物を在庫場所が確保できないことにより捨てざるを得ない状況に陥ってしまうだけでなく、事業の存続も危ぶまれるのです。つまり、購入型クラウドファンディングの制度を利用することで、無駄な生産を避け、お客様に商品をお届けすることができるのです。
なぜ寄付型ではないのか?
メキシコの先住民族は、社会的に弱い立場に立たされています。この問題については、クラファンページや、こちらのNOTEをご覧ください。私はこの先住民族の方々の生活向上のサポートをしたいという想いが一番強いです。それならば寄付でいいのでは?という言葉が出てくると思います。しかし、寄付をすれば一時的に生活が向上するかもしれませんが、それを継続させる前にお金が尽きてしまいます。彼らが誇りをもっている仕事を守り、価値を高めることが、継続的なサポートに繋がるのではないかと、私は考えています。だから購入型クラウドファンディングとして、商品を作り販売したお金を、公正な金額で還元する方法を取ることにしました。
また寄付であれば、サポーターの皆様にお金を出していただき、そこで終わりですが、私はこの素晴らしい伝統文化を、ぜひ皆様に見ていただきたいので、購入型に拘りました。
なぜ私が先住民族問題に取り組むのか?
これには2つ理由があります。1つ目は、自分を表現できなくて悩んでいる人に勇気や希望を持ってもらいたいから。2つ目は、生まれた環境で左右されない社会を作りたいから。
いきなりですが、私はメキシコという国が大好きです。私は学生の時、人と違うと言われるのが怖くて、自分を表現することができなくなった時期がありました。その後ひょんなことから、メキシコ先住民族の方が着る色とりどりの民族衣装や民芸品を見て、自分を表現することは素敵なことなのだと思えるようになりました。(詳しくはこちら)私はメキシコや、メキシコの方々が作る伝統文化によって、救われたのです。だから私はこの地メキシコに恩返しをしたいし、この素敵な伝統文化を絶やしたくないのです。そして自分と同じように勇気が持てない人に、何かのきっかけを与えられるようになりたいと思いました。
そして私は行動することに決めました。留学先ではメキシコの社会問題を学び、ボランティアなどで問題を深く理解するよう努め、社会人になってからもメキシコに何度も足を運び、自分のできる方法を探し、現在メキシコでなんとか自分の想いを形にしているところです。
しかし、例えば私のように「何かをやりたい!」と思っても、自由に選択できる環境に居ないのが、私が現在関わっているメキシコの先住民族の方たちです。高等教育を受けられる人は少なく、村から出ることもほとんどなく、夢が夢で終わってしまうこともあるようです。それでも幸せな方々は、沢山いると思います。しかし生まれた場所によって選択肢が狭まることは、あってはならないと私は考えます。だから、私はこの活動を続け、大きくし継続し、どんな人でも夢を叶えられる環境にしたいです。
また今回のクラファンの結果をメキシコの方々に見せて、「メキシコ先住民の方たちの手仕事は本当に素晴らしいんだよ」、「世界でこんなに評価してもらっているんだよ」と伝え、差別をなくし自信をもってもらいたい。そして、それを身に着ける人々に、「もっと自分らしくていいんだよ」と伝えたいので、私はこのクラファンに全力で取り組んでいます。
一人の力では到底成し遂げることができないので、どうか皆様の力をお貸しいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。