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2020年予報④|データドリブンアイドルの誕生 Ver. 2.0

データドリブンなアイドルの誕生 

DataDriven Portrait


2019年も引き続きYoutuberやInstagram、そしてLIVE配信アプリが盛り上がりを見せました。顔認識の精度も高まり様々なフェイスフィルターなどを活用してアイドルのように活躍する人々がインターネットから輩出されてきました。

SXSW2015のベストスピーカーに選ばれたマーティン・ロスブラットは、自身の妻の行動・振る舞いを学習させた人工知能ヒューマノイドBina48を開発している起業家で、生と死について考えさせるような研究を行なっています。また2018年にはTradeshowに博報堂がCG女子高生sayaを展示しました。

カンファレンスでは、画像認識・音声/映像合成技術の発達によるディープフェイク(有名人の画像から嘘のスピーチを作り上げるなど)も話題が尽きません。

ネット上にある様々な画像を合成し、オリジナルの顔や身体を生成。人格や振る舞いも学習させたデータドリブンなバーチャルアイドルが誕生する日も遠くありません。
バーチャルと名付けましたが、見た目上は不気味の谷を越えた完璧な人間です。人物のモデルではなく、人工知能が生成したモデルが雑誌の表紙や広告に使われる事例が2020年には現れると予報します。


----------------------------<2020年予報 Ver. 2.0>-----------------------------

見た目はほぼ人間、これからのA.I.に必要なのは共感力

見た目では人間と見分けがつかないレベルのバーチャルモデル、アイドルなどは既に登場してきたが、まだまだ簡単な受け答えができる程度。次は友達になれるほどの"共感力"を持つA.I.が登場し、数年以内にAlexaやGoogleHOME等にもバーチャルモデルとしての見た目を設定できるようになるのではないでしょうか?


ファッションブランドGUでは自社の広告のためにバーチャルアイドルを作り上げました。実在するモデルから自社のコンセプトに合った人を選ぶのではなく、自社の理想とするターゲット像を自ら作り上げるという方法は、新たなブランディングの手法として浸透していきそうです。

ファッションブランドのGUのバーチャルアイドルが誕生。https://www.gu-japan.com/jp/feature/virtual-model-YU/women/pc/


コロナウイルスによる変化として考えると、あらゆるサービス業が対面からデジタルに移行する流れの中で、A.I.アバターの導入が加速しています。デジタル上でのやり取りの中で、どのように人間的な共感力を持たせる事ができるかは、非常に重要な課題であり、大きなビジネスチャンスとも言えます。


<ご紹介>

VISIONGRAPH Inc.は、年末に次の年の予報をしております。2020年予報も無料でダウンロードできますので、ご興味のある方は、是非以下よりダウンロードしてください。

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