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メンタル不調から回復するために変化させたこと

メンタル不調から回復するために変化させたことを、具体的に3つほど書き出したいと思います。

(1)歯磨き

(メンタル不調時)
歯磨きは他人に不快感を与えないためにするものだと思っていたので、人前に出ない時は、歯を磨かなかったし、そのせいで虫歯が多かった。

(回復後)
自分の口内を清潔に保つとサッパリとして気持ちがいいし、口内細菌が健康に悪影響を与えるらしいので、身体の健康を保つために、歯磨きをしている。歯科助手の経験者に薦められた歯磨きや、リステリンも使っている。虫歯の治療、親知らずの抜歯をして、定期的なクリーニングのために歯医者に通っている。

(2)筋トレやストレッチ

(メンタル不調時)
別に誰に見られるわけでもないし、どうでもいいやと思ってた。

(回復後)
精神的に元気になるためには、身体の健康も必要不可欠。自律神経を整えたり、ストレートネックを改善して、自分が健康に、幸せになるために、筋トレやストレッチをしている。

(3)趣味

(メンタル不調時)
別にお金が稼げるわけじゃないし、下手くそなことにお金や時間をかけるのは無駄だ。そんな時間があるなら、仕事に関連することや資格の勉強をした方がいい。

(回復後)
自分の人生を豊かにするのは、好きなことや趣味なのは間違いない。その好きなことを楽しむために、仕事をしてお金を稼ぐという考え方でもいい。むしろその方が、精神的には健全だ。それに、誰かに褒められたりするためにやっているわけじゃないので、下手くそでも構わない。自分の楽しい、嬉しいという気持ちに目を向けることが出来ているし、そのことに罪悪感を感じなくなっている。

考察

メンタルが不調な時は、一貫して「他人のため」に行動していたように思います。歯磨きでさえ他人のためでした。これは「承認欲求」という奴なんだと思います。

なぜかというと、承認されることが、唯一の生きる理由だったのではないかと思います。本来であれば、他人に承認されなくても、生きていてもいいはずです。自分の生存価値を他人にあれこれ言われる筋合いは無いはずです。

しかし、育った環境などで、誰かの役に立つことや認められることが強迫観念のように染み付いてしまうと、他人から承認されるために、生きてしまうようになるんですね。(アダルトチルドレンの特徴の一つだと思います。)

健全に育った人は、役に立たない自分でも、何かに失敗したとしても、フラットな状態で、愛される経験を積みます。そのような経験を積めば、他人から承認されなくても楽しく生きていける感覚を掴むことができます。

一方で、常に何かをすることを、例えば顔色を伺ったり、ご機嫌取りをしたりなど、何かの奉仕を求められて育ったり、ちょっとした失敗も叱責されて育ったような人は、他人から承認されることが、生きる意味のようになってしまいます。

承認欲求が諸悪の根源

それが原因で、趣味や遊びにお金や時間を使うことに罪悪感を感じてしまったり、罪悪感なく使えるお金が欲しくて、ギャンブルや法律スレスレなアルバイトなどに没頭してしまったり、ハードワークに身を置いて、身体を壊してしまう可能性もあります。

また、リラックスをしたり休憩をすることにも罪悪感を感じてしまうので、疲労感が際限なく溜まってしまいますし、不眠症にもなります。それが数ヶ月以上続けば、自律神経失調症や、適応障害やうつ病、双極性障害などを発症してしまうリスクが高いのではないかと思います。

そして、そんな生活を続けていると、生きていることが全然楽しくないので、苦痛ばかり感じるようになり、希死念慮を抱えてしまう場合もあります。

そう考えると、他人のために生きることや、承認欲求は諸悪の根源なのではないかという気がしています。ただ、苦しい時期を数年間経て思ったのでは、本来子どもの頃に学ぶべきだった、誰かに承認されなくても楽しく生きていけるような感覚は、大人になってからも身に付けることが可能だということです。

そのためにも、歯磨きといった、何気ない日常の細部に対しても、徹底的に「自分のため」「自分が幸せになるため」ということを目的にしてみるといいのでは無いかと思います。そういった、ちょっとした意識変化が、じわじわとボディブローのように効いて、いつか承認欲求も倒れるのでは無いかと思っています。

最後までご覧いただき有難うございました。


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