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休職期間にしない方がいい3つのこと

メンタル疾患が原因で休職している間に、しない方がいいことを3つにまとめました。(実体験に基づいた私見なので、医学的根拠はありません。)

【休職期間にしない方がいい3つのこと】

・休職期間を立派なものにしようとする
休職していると罪悪感がすごいので、それを払拭するために立派な行動をしようとしてしまいます。例えば、いきなり資格試験や語学の勉強をしたり、ダイエットを始めたりしてしまいます。それ自体は別にいいのですが、休職している時点で、かなり精神的に疲労困憊しているので、ちゃんと休まないと治りません。罪悪感で眠れないこともありますが、そんな時は、睡眠剤を飲んだり、カモミールティーを飲んででも、無理やり寝てください。
 そもそも人生を豊かにするのは、何の役にも立たないものなんです。そういうものがどれだけあるかで、ストレス耐性が変わってくると思います。きっと自分を追い込んできた人は、あまり自分をリラックスさせたり、楽しい趣味などに時間を使ってこなかったのではないかと思います。休職期間は、そういう誰の役にも立たないけど、自分の人生を豊かにしたり、自分を癒す方法やアイテムを見つけることに全集中した方がいいと思います。それが結果的に、治りを早くさせると思います。

・早く復職しなきゃと焦って医者や会社にいい顔をする
休職していると、社会に取り残されたような感覚があり、早く復帰しなきゃと焦るあまり、体調が寛解(かんかい)していないのに、復職できる状態だとアピールをしてしまいます。しかし、骨折と同じで、まだ治っていないのに走ったりしたら、悪化するだけです。精神状態には波があるので、波が好調な時は復職できるようなテンションになりますが、不調な時は、やっぱり無理となります。そのため、不調な時でも、「まーギリ出社はできるかな」というレベル感になるまでは、なるべく休職している方が良いと思います。
 私も「復帰できそう!」というテンションになり、その後、鬱の症状が重くなりダウンするということが何回かありました。休めるなら休んどきましょう。自分の人生ですし、誰に何と言われようと、自分の身体が一番大事に決まっています。もちろん、会社の人も自分自身が一番大事なので、利害がぶつかれば、休職した人の非を責める言動をするかもしれませんが、それは人間の感情としては当たり前です。だから、それにいちいち屈するのではなく、自分のことを守ってあげましょう。

・真面目に生活をしようとする
休職をして、初めの期間は、寝てばかりいると思います。布団から出るのもしんどいでしょう。段々と元気になってきて、動けるようになると、好きなアニメをみたり、趣味をする気持ちが生じます。しかし、それが何となく仕事をサボって遊んでいるような感じがして、「やっぱやめよ…」という考えがその気持ちにストッパーをかけてしまいます。真面目に生活をしよ、と資格試験の勉強をしたり、仕事に関することをしていると、結局、メンタルは回復しないように思います。なぜなら、その「やっぱやめよ」という考えが諸悪の根源だからです。他人の目を気にして、よく思われたいがために、自分の人生の楽しみを押し殺す生き方が、メンタルの不調を招いているのです。
 ちなみに自分は、たくさんのアニメを見ました。「五等分の花嫁」の映画も見に行きました。正直、アラサーの既婚者が休職中に行く映画じゃないよなーとも思いましたし、会社をサボって映画に行くような罪悪感があったので行くか悩みましたが、それを振り払って行ったことが、良い治療になったのではないかと思います。それこそ、他人の目を気にせず、自分の楽しみを優先するということだからです。

最後に

ちなみに簡単にご紹介すると、私は適応障害・気分変調症で2回の休職と復職、そして、双極性障害で現在、1年以上休職をしていて、体調が安定してきたため、もうすぐ復職可といった診断が出る予定となっています。その休職の経験を踏まえて、この文章を書きました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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