生理と働き方

今日は生理のお話を。

私は今日、生理1日目。

生理日管理アプリで、今までの生理を記録しているから、次の生理がいつ頃来るか、だいたい予想がつく。

それに、自分の身体に起こる変化（PMS）から、「そろそろ生理が来るな」と勘付いていた。

だから最近は、毎日ナプキンをつけて寝ていた。そのため、幸いなことにベッドを汚すことはなかった。

しかし、下着は汚れてしまった。仕方のないことだけど、少しだけテンションが下がるというかショックというか。気持ちが萎えた。

経血のついた下着を洗う時の気持ちは、「虚無」だ。

これから数日間、キツい思いをするのか...という重い気持ちと、なかなか落ちてはくれない汚れ。洗剤がしみて「あ、また手が荒れちゃう」と思う気持ち。

いろいろ考えるが、いつもと違う朝に、忙しい朝に、布団にもう少しいさせてほしい朝に、自分の世話をしなくてはならないのだ。

ベッドを汚さなかっただけマシか。そうやって自分を少しでもなぐさめる。

しばらくして、生理痛が襲ってくる。

生理痛は人それぞれ違うけれど、私はきっと軽い方なのではないだろうか。
ここで一瞬、「私の生理痛は普通」と書きそうになったけれど、その普通は、私だけにとってであり、ある人にとっては軽く、ある人にとっては重いのでは？と思い止まった。

きっと軽い方、と書いたのは、あくまで予想でしかない。

ベッドから動けなくなる人もいるようだし、鎮痛剤を飲む人もいるようだし、貧血で倒れてしまう人もいるようだ。

それに比べて私は、動けないわけではないし、鎮痛剤を必要としていないし、貧血で倒れるまではしたことがない。

しかし、痛みがないわけではない。うずくまればこの痛みは和らぐのかと思って、うずくまってみたが消えない。むしろ歩いている時の方が痛みを感じない。しかし動くのも億劫。じっとしていると痛みを感じる。逃げ場がない！そんな感じ。

繰り返しになるが、動けなくなるほどではない。

数年前までは生理痛など感じたこともなかったので、この痛みが進行していく感じって、病気かも...と思ったこともあったが、以前、婦人科に行った時についで検査で子宮内膜症などを診てもらった際に、異常は見つからなかった。

自分が大人の身体に近づいているだけか。

多くの社会人は、生理の日も、いつもと同じパフォーマンスをすることを求められているのではないだろうか。それができないなら休暇を取れと言われるのではないだろうか。

どうして0/100の選択肢しかないのか。

生理でいつも通り動くことはできないけれど、動けないわけではない。
（もちろん、きちんと休みを取ることも重要である。）

この微妙なニュアンスをわかっているのは自分だけであり、他人が「だったら休め」とか言えるものではない。自分で働き方を決めてはいけないのだろうか。個々人が自分の働き方を決められないならば、組織としての働き方を決める場所に女性の意見は反映されているのだろうか。

世間は「個の時代だ」と言うけれど、あくまで枠組の中で個性を発揮することを求めているように思える。