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第36号【ミラコン通信】▽未来の学習コンテンツマガジン▲【 2024年5月14日発行 】

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■【Pick Up:話題の教育テーマ・教育資料】

・令和5年度「英語教育実施状況調査」の結果について
文部科学省では、公立小学校、中学校及び高等学校等における英語教育の状況について調査を行いましたので、結果を公表いたします。
<調査目的>
平成29年3月に小学校及び中学校、平成30年3月に高等学校の学習指導要領が告示。また、令和5年6月に「第4期教育振興基本計画」が閣議決定された。
こうした背景の中、英語教育改善のための具体的な施策の現状について調査し、今後の国の施策の検討に資するとともに、各教育委員会における英語教育の充実や改善に役立てるために実施した。
<調査対象>
各都道府県・市区町村教育委員会及び全ての公立小学校、中学校、高等学校(義務教育学校、中等教育学校を含む)
https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1415043_00005.htm
・政府が求める英語力に到達、中3と高3で初の50%…都道府県別で最大58ポイント差
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240509-OYT1T50177/
・中高3年生の英語力、前年度から向上も政府目標に届かず 文科省調査
https://www.asahi.com/articles/ASS5832S0S58UTIL023M.html
・中高生の英語力、地域間に広がる格差 語学力アップは生成AI活用がカギに
文部科学省が9日に結果を公表した令和5年度「英語教育実施状況調査」では、子供たちの英語力の底上げが明らかになったが、地域差は解消されておらず、伸び悩む自治体を国がサポートする必要性が浮かび上がった。外国語学習との親和性が高い生成人工知能(AI)の活用も英語力向上のカギとなるため、本格的に授業に導入する工夫が求められている。
https://www.sankei.com/article/20240509-FE6NSAREDZP75AP4J5W26FCR2Q/

・世界150ヶ国トップ10選出の教員が教える、エンタメで学ぶ“エデュテイメント”の活用法
予測不能な未来において、わが子が幸せに生きるためには、「好きなこと」がたくさんあることが大切。
“好き”を見つけるために活用できる「エデュテイメント」について、専門家に話を聞いた。
<目次>
1.ゲームや動画などエンタメを学びの味方に
2.予測不能な未来で幸せに生きるために
3.“好き”を見つけるためにまずはたくさんの体験を
4.子どもの“好き”をたくさん見つける3STEPS
https://fqkids.jp/29720/

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■【ミラコン関係イベント】

▼学情研オンラインセミナー
2024年6月17日(月) 16:00-18:00
「学習情報研究センター・JMOOC共催ワークショップ」
「デジタル文化遺伝子:AI時代の教育を超えて」
~未来を紡ぐ知識の遺伝子、デジタルアーカイブが世界遺産を次世代へ継承する~
今回のワークショップでは、AI技術とデジタルアーカイブの融合によって、世界遺産を次世代に伝えるための新たな教育アプローチをご紹介します。
生成AIは、AIの機械翻訳技術トランスフォーマーによって実現され、すでに社会に広く浸透して日常生活や仕事に不可欠な存在となっています。この時代に沿った教育のあり方とは何でしょうか。それは、生成AIを上手く活用する世代をいかに生み出していけるかでしょう。
そこで、今回のワークショップでは「世界遺産」を題材にして、次世代に伝えるための「デジタル文化遺伝子」開発事例を通して、AIを超える世代教育のあり方を検討します。
たとえば、国連機関ユネスコでは、世界遺産を高精細映像アーカイブすることによって、卓越した普遍的な価値(OUV)を持つ世界資産としてのデジタル文化遺伝子を構築しています。これには、日本発のデジタルアーカイブ技術が用いられています。
さらに、「デジタル文化遺伝子」の糸口を見つける開発も進んでいます。文化理解の前提となる多種多様な文字を解読するために、3種類の生成AI、たとえば「ChatGPT+Gemini+Claud 3」との対話によるアプローチがあります。
ここで、くずし文字を現代語訳にする翻刻技術や、失われた文明の解明、
脳内イメージの解読技術などにもAI技術が活用されています。こうして、AIが文化遺産を保護し、未来に継承するための鍵になるのではないでしょうか。
16:00 注意事項・本日のプログラム
16:05 開会挨拶 白井 克彦(JMOOC・理事長、早稲田大学・名誉教授)
16:10 開催趣旨 阪井 和男(JMOOC・理事、明治大学・名誉教授)
16:15 講師:澤井進(学習情報研究センター・専務理事、岐阜女子大学・特任教授)
「超AIと世界遺産」
ファシリテータ:重田 勝介(JMOOC・理事、北海道大学 情報基盤センター・教授)
16:55 Q&A、フロアディスカッション
17:25 『JMOOC紹介・閉会の挨拶』 栗山 健(JMOOC理事・事務局長)
17:30 閉会後、引き続き談話タイム
18:00 サイト閉場
申し込み:https://peatix.com/event/3936667/
参加費:無料

▼未来の学習コンテンツEXPO2024
https://miracom2024.peatix.com/event/3943718/
https://gakujoken.or.jp/miracon-expo/
テーマ:「2040年代に働くための学びのコンテンツ」(仮)
「ミラコン(未来の学習コンテンツ)EXPO」は
教育の未来を創造するため、最新の教育動向、
コンテンツ・ツール・プラットホームなどの
情報を紹介する教育イベントです。
「未来の学習コンテンツEXPO 2024」では
「未来の教育環境」「未来の学習コンテンツ」の必要性を理解し、
それぞれの立場で具体的に動いていこうと
考えいる方々に情報をお送りすることで、
“新しい時代の学び方”について導入促進を行っています。
未来の学習コンテンツEXPO2024 実行委員長 白戸治久
1.期日:令和6年8月19日(月)・20日(火)
2.会場:東京富士大学 本館・5号館
3.対象:全国の国公私立学校関係者、全国教育委員会、生徒・学生、企業、教育に関心のある方
4.参加者:500名
5.申込方法:https://miracom2024.peatix.com/event/3943718/
6.参加費:19日、20日両日参加チケット2,500円(「学習情報研究」誌最新号(定価1,200円)付き)
     19日のみ参加チケット1,500円(「学習情報研究」誌最新号(定価1,200円)付き)
     20日のみ参加チケット1,500円(「学習情報研究」誌最新号(定価1,200円)付き)
大学生以下、学情研研究会員は無料:メールにてこちらにお申込みください。(gjk@gakujoken.or.jp)

7.企業協賛・無料実践発表
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScAxVJn4fcRDuYvKSqsdnkGClzrPtnEFuetpuum7H7XnctfvQ/viewform


未来の学習コンテンツEXPO HP

https://gakujoken.or.jp/miracon-expo/
主催:公益社団法人学習情報研究センター
https://gakujoken.or.jp/

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■【未来の学習コンテンツに関する情報】

<未来の学習コンテンツ・サービス・情報の紹介>

教育関連サービス・コンテンツ情報

・企業や学校の金融教育 本格始動へ 課題は「知識」と「活用力」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240506/k10014441441000.html
J-FLEC(金融経済教育推進機構)
https://www.j-flec.go.jp/

・中学校編「学習者用デジタル教科書活用事例集」刊行
〔初等中等教育局教科書課〕
 公益財団法人教科書研究センターでは、中学校の先生方に向けて、授業におけるデジタル教科書の活用事例を教科別に示した「すぐに使える学習者用デジタル教科書活用事例集(中学校編)」を刊行しました。
 この冊子は、同センターの「デジタル教科書に関する調査研究委員会(委員長 中川一史放送大学教授、副委員長 秋元大輔船橋市立宮本小学校校長)」が編集したもので、下記URLからダウンロードしてお使いいただけます。
 ◆詳細は、こちら(公益財団法人教科書研究センターウェブサイト)↓を御覧ください。
 https://mext.smktg.jp/cc/0ylgAk7sT0mak7DF6

・レノボとDNP、東京都30自治体で不登校児童生徒の支援を目指す3Dメタバースを展開
https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1588534.html

・コニカミノルタ、教育現場向け生成AIを開発--9月に大阪市の小中学校で利用開始
https://japan.zdnet.com/article/35218601/
教育専門知識と教育ビッグデータを活用したソリューション「tomoLinks」 教育現場に密着した対話型生成AI機能を開発
~大阪市教育委員会と連携協定を締結し、2024年9月より大阪市立小中学校の一部で先行利用開始~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000040232.html

・100年前の最新科学「子供の科学」復刻、電子書籍
https://resemom.jp/article/2024/05/07/77057.html

・河合塾×実教出版 高校向け教材で提携~高校向けICT教材『tokuMo』に実教出版の学習コンテンツを搭載~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000030937.html

・イーオンとKDDI、小学生の英語教育をAI対話型学習アプリで支援
https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-67_3341.html

・Gakken、高校向け探究教材『学研探究シリーズ』を4月より発刊
https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1590278.html

・2024年、小・中学生の基礎学力を診断する「全国 到達度テスト」をリリース
株式会社 学研ホールディングス
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006192.000002535.html

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■イベント・セミナー等情報

・5/19(日)「ROJE五月祭教育フォーラム2024」
<再考・総合型選抜~評価されるべき「学力」に迫る>【無料・オンライン参加可】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000121412.html
https://kyouikusaikou.jp/lp/mayfeseduforum2024/

・5/25AI教育推進機構 設立記念イベント
 参加費 :無料
 開催日時:2024年5月25日 (土) 13:00~17:50
 開催形式:ハイフレックス形式
 対面会場:学習院大学目白キャンパス創立百周年記念会館
      (東京都豊島区目白1-5-1)
      https://www.gakushuin.ac.jp/houjin/kikaku/map/index.html#mejiro
 オンライン会場:(準備中)
■お申し込みフォーム
 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeFzCEqxUVvlxzPNWLqzQZDYc1lnvsNJZ-xfNqPqMPl47GYHw/viewform
■イベントの詳細はこちら
 https://www.ai-ready-education.org/event/establishment-event/

・全国大学入学者選抜研究連絡協議会(「入研協」)
1.期日令和6年5月23日(木)~25日(土)
2.会場Zoomウェビナー及びZoomミーティングによるオンライン開催
3.対象全国の国公私立大学及び高等学校関係者等 
 ただし、5月25日(土)開催の「研究会(クローズドセッション)」は大学所属の研究者及び入試事務担当者に限ります。
4.定員800名(先着順)
5.申込方法大学入試センターホームページよりお申込みください。
https://www.dnc.ac.jp/research/nyukenkyou/kaisai/2024.html
 ※ 大会にかかる詳細も上記URLよりご参照願います。
6.参加費1人3,000円(税込)
7.プログラム
https://www.dnc.ac.jp/research/nyukenkyou/kaisai/2024.html

・5/31【公開イベント】教育の未来を語る ~10年後の未来に向けて我々は何をすべきか~(CS研役員会・教育システム分科会)
https://seminar.jp.fujitsu.com/public/seminar/view/104573

・グローバルシチズンシップ・国際教育シンポジウム
答えの見えない世界を生き抜く子どもたちへ ―学校・教育行政・社会にできること―
〔大臣官房国際課〕
 日時:2024年5月31日(金)13:30-17:00
 場所:JICA市ヶ谷 国際会議場
 主催:JICA、国立教育政策研究所
 JICA・国立教育政策研究所は、韓国・カナダ・英国・オーストラリアにて、国際教育を切り口に現地調査を行いました。
調査結果や事例を共有し、「学校・教育行政・社会にできること」に迫ります。
 ▼詳細・参加申込は、こちら↓を御覧ください▼
 https://mext.smktg.jp/cc/0ylgAk7sZ0mak7DFc 

・6/9株式会社COMPASS 教育ダッシュボード・EBPMなど
「学習者を中心としたデータ利活用のこれから」を考えるイベントをオンラインで開催
~渋谷区・奈良市・日田市・NTTコミュニケーションズが登壇~
https://qubena.com/blog/pr-20240509/

・教員と教育関係者がともに学ぶ「未来の先生フォーラム2024」
7月29日(月)〜8月2日(金)にオンライン開催、リアル開催は9月14日(土)・15日(日)
株式会社朝日新聞社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001616.000009214.html

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■各省庁・教育委員会情報

【自治体】

【文部科学省】
・「マイスター・ハイスクール事業」にかかる PDCA サイクル構築のための調査研究(伴走支援) について
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/mext_00003.html

・教育委員会月報
https://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/geppou/index.htm

【経済産業省】
・2024年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました
https://www.meti.go.jp/press/2024/05/20240510002/20240510002.html?from=mj

【デジタル庁】
・教育関連データの二次利用の実現に向けた調査研究報告書
https://www.digital.go.jp/policies/education/2023report#educational-secondary-use-report

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■新しい学びについての情報

【教育DX・探究学習・アクティブ・ラーニング】

・修学旅行の旅先選びが変化、直近5年を比較、「探究学習」浸透で「ホンモノ体験」がトレンドに
修学旅行の在り方に大きな影響を与えることになったのが、コロナ禍の時期に実施された現行の学習指導要領です。前回述べたように、その柱となっている「探究的な学習」では生徒の体験的な活動が重視されています。その機会を修学旅行に求めようとすると、行程のなかに「学び」につながるような体験活動を取り入れることが必要になります。かつては陶器の絵付けなど30分程度で終わってしまうような体験活動が多くの学校でおこなわれていました。しかし、これでは「探究的な学習」にはなりません。もっとホンモノに近い体験活動を実施しようという学校が増えてきています。
https://www.travelvoice.jp/20240507-155420

・SDGsコンパスとは? 導入の5つのステップと企業の取り組み例5つ
https://eleminist.com/article/3422

・「100年生きたい社会」ってどんな社会? 「100年生活カフェ かたりば」と一緒に考える
https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2024/101230/disability

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■オンライン・ICT教育・情報教育・AI

【AI・情報教育・プログラミング教育・ICT環境・デジタル教科書】
・「ドラえもん型AI」もうすぐ実現? 人とAIが「共生」する未来社会って? 第一人者・栗原聡教授に聞いた
対話型の生成人工知能(AI)「ChatGPT」の登場から1年あまり。人の質問に瞬時に答を返す当意即妙ぶりは、
その先の、AIが人の指示がなくても動き出す社会の到来が近いことを予感させる。
日本におけるAI研究の第一人者、慶応大学理工学部の栗原聡教授は自律型AIの「数年内の登場」を予測。
規制と利用を巡る論議が内外で加速する中、人がAIと共生する鍵はどこにあるのか。現状と展望を尋ねた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/321779

・日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない
<他国と比較すると、日本の学生はタブレットやパソコンといったスマホ以外の情報通信端末の利用度が突出して低い>
社会の情報化に伴い、教育も情報化することが求められている。具体的には、教授・学習活動(授業)において、ICT(情報通信技術)機器を活用することだ。
当局も本気になってきて、「1人1台の端末環境を生かし、端末を日常的に活用することで、ICTの活用が特別なことではなく『当たり前』のこととなるようにする」「児童生徒自身がICTを『文房具』として自由な発想で活用できるよう環境を整え、授業をデザインすることが重要である」といわれている(2021年1月、中央教育審議会答申)。1人1台端末とは、いわゆるGIGAスクール構想のことで、全国の学校で児童生徒全員にタブレット端末が貸与されている。授業風景も、一昔前とはだいぶ違っているはずだ。
ICTは学校の授業のみならず、生活全般で使われるべきものだが、学校外での利用状況はどうか。<表1>は、「毎日、ほぼ毎日使う」ないしは「1日に数回使う」と答えた生徒のパーセンテージだ。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/05/10-3215.php

・スパコン「富岳」使い日本語理解力の高い生成AI技術開発、無償公開…東工大や富士通など
東京工業大や富士通などのチームは10日、スーパーコンピューター「 富岳ふがく 」を使い、生成AI(人工知能)の基盤技術となる大規模言語モデル(LLM)を開発したと発表した。日本語の理解力の高さが特長という。同日付で同社の専用サイトなどで無償公開し、国内企業や研究機関による生成AIの開発などに役立てもらう考えだ。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20240510-OYT1T50121/
スーパーコンピュータ「富岳」で学習した大規模言語モデル「Fugaku-LLM」を公開
日本語能力に長け、研究・ビジネス利用にも期待
https://www.titech.ac.jp/news/2024/069217

・学習用端末 配備優先のひずみが露呈した
学校現場にデジタル機器の配備を急ぐあまり、そのひずみが露呈したと言えよう。教育でデジタル技術を活用する際は、学びにどう役立てるかを最優先に考えるべきだ。
 全国の公立小中高校のうち、文部科学省が推奨するインターネットの通信速度を満たしていない学校が、全体の8割に上ることが文科省の調査でわかった。学校の規模が大きいほど、通信環境が悪くなる傾向も明らかになった。
 文科省の別の調査では、自治体の3割が「クラスで一斉にオンライン教材などを利用する際、一部が接続できない状況が発生する」と答えたという。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240511-OYT1T50223/

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■教育改革情報

【教育改革・大学入試改革・高大接続改革】

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■指導/評価/学習方法情報/学習環境

【学校・先生・指導・学習法・学び方・評価】
・「学校に行かない」という選択肢が“当たり前”に…急増する「オンラインフリースクール」の「知られざる実態」と「新たな可能性」
https://gendai.media/articles/-/128110

・教員の深刻な長時間労働、子どもの学習環境にも影 先生足りず自習続出、急増する不登校生の支援も課題
2014年に発表された経済協力開発機構(OECD)の国際教員指導環境調査の結果によると、日本の中学校教員が仕事をしている時間は週に53.9時間で、参加した34カ国・地域で最長だった。その後、社会の働き方改革の機運の高まりもあり、教員の長時間労働に注目が集まる。文部科学省は月の残業時間を計45時間までとする上限基準を設けるなど、改革を進めた。
 ただ、文科省が23年4月に公表した、22年度の公立学校教員の勤務実態調査の結果(速報値)では、教諭の平日1日あたりの勤務時間(在校時間)は、小学校教諭は10時間45分、中学校教諭は11時間1分。前回の16年度調査と比べれば約30分減っていたが、1カ月あたりの残業時間は、中学校で8割弱、小学校で6割強の教員が45時間に達しており、文科省も「長時間労働が依然として多い」と認めている。
 教員の多忙さが解消しない要因は様々だ。
https://dot.asahi.com/articles/-/221372

・『何が教師を壊すのか――追い詰められる先生たちのリアル』話題の朝日新聞連載「いま先生は」が書籍化! 東京都の新任教諭5%が1年以内に離職、その理由に迫る
朝日新聞取材班著『何が教師を壊すのか――追いつめられる先生たちのリアル』が、2024年4月12日(金)朝日新聞出版より発売されました。朝日新聞で話題を集めた連載「いま先生は」を再編集し、書籍化したものです。
 学校の先生は忙しすぎる――。その大きな理由のひとつが、「定額働かせ放題」といわれる「給特法」の存在です。今月(2024年4月)、中央教育審議会が見直し案を答申しましたが、現場からは「これでは問題の解決にはならない」という声が多数上がっています。一方で、東京都の新任の先生のうち4.9%が1年以内に退職するという衝撃的なニュースも……。なぜ先生たちは忙しすぎるのか? 本書はその現状と原因、そして解決策を、現場の教師への徹底的な取材を通してあぶり出します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001943.000004702.html

・【16歳からの大学論】生成系AIに問う「大学の意味」とは
この原稿を書いている4月上旬は、大学入学の時期でもあります。今年度も多くの新入生が期待に胸を膨らませ、日々、キャンパスに通い、思い思いに学びの場についていることでしょう。本紙の読者とは異なるかもしれませんが、彼・彼女ら新入生に向けて、この場にてお祝いの言葉を述べたいと思います。ただし、普通に書いたのではつまらない。生成系AIに、「大学の意味」というタイトルで入学式の祝辞を書いてもらい、それに対してツッコミをいれるという形で、私のメッセージを伝えられればと思います。以下、どうぞお楽しみください。
https://univ-journal.jp/column/2024244177/

・「子供に宿題出さないで」底辺校の親の"無理難題"
https://toyokeizai.net/articles/-/746808

・「なぜ教育が必要なのでしょうか?」教育改革の旗手・工藤勇一先生に聞いてみた
https://getnavi.jp/book/957241/

・正しく子どもを褒めてますか? 教育改革の旗手・工藤勇一先生に聞く「正しい褒め方」とは?
https://getnavi.jp/book/957969/

・情報端末は教育をどう変えたのか?−−教育改革の旗手・工藤勇一先生に聞いてみた
https://getnavi.jp/book/957988/

・学級が荒れそうなとき、指導に困ったとき、迷ったとき…。再確認したい教育の至言~著名な教育者の名言に学ぶ~
https://kyoiku.sho.jp/312782/

・教師が多様な案をもち、子供たちの活動の幅を広げることが大切【先生たちの「探究」勉強会レポート #06】
https://kyoiku.sho.jp/312124/

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■教科教育情報

【STEAM・理数教育】
・AI時代にSTEAM教育は必要? 子どもの将来に残る職業/消える職業とは
AIは、これからの世界をどのように変えるのだろうか。AIに代替される可能性が高い職業や、未来で必要とされる
「非認知能力」を育てる教育として注目の「STEAM教育」について、筑波大学大学院の三谷純先生に詳しく聞いた。
<目次>
1.AI時代の到来で変わること・変わらないこと
2.現在ある職業の49%がAIやロボットに代替される!?
3.試してみましたか? 身近なAIアプリ
4.「AIに仕事をとられる」はホント?
5.AI時代に必要とされる能力とは?
6.STEAM教育と非認知能力に注目!
7.なぜAI時代にSTEAM教育なの?
https://fqkids.jp/25713/

【国語・日本語教育】

【社会・道徳教育・公共】

【生活・総合学習・家庭科・音楽・図画工作・スポーツ・保健体育】

【英語教育・外国語教育】
・ChatGPTで英語学習!ChatGPTを活用して効果的な英会話学習法を実現しよう
https://nativecamp.net/blog/20240505-ChatGPT

・小学英語で「英語嫌い」が増えた? 700単語を4年間で詰め込む「必修化」の実態
https://dot.asahi.com/articles/-/221068

・ピアソン、最新調査が示す、日本における英語力の重要性:キャリアと自信構築に影響
- 英語力が高いほど仕事の満足度も高いことが明らかに
- 日本の回答者の40%が、自分の仕事がAIや自動化に置き換えられる可能性を認識
- 日本の人々の英語力に対する自信は、世界でも低い水準
- 日本では大多数(75%)が英語教育を受けているにもかかわらず、十分な英語力を持てていないと感じている
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000106858.html

・留学希望者の英語試験に黒船襲来!? Duolingo English Testとは?
https://www.asahi.com/edua/article/15242529

【外国語】「言語活動の設定の在り方 小中連携の視点から」全国学力・学習状況調査結果から考える中学校外国語科の指導において大切なこと その1
https://www.youtube.com/watch?v=BdthO265jUg

・日本の英語学習者の7割が選ぶ"学習法"は? - 世界とは異なる傾向あり
https://news.mynavi.jp/article/20240512-2942453/

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■教育費情報

【学費・奨学金・学習支援】

・2023年度『夢の奨学金』活動報告会
卒業する奨学生は、さらなる夢に向かって出発!
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/activity/101366

・大学無償化は、子どもが3人いれば「無条件」で対象になりますか? 一番上の子どもが独立したら「対象外」で使えなくなる場合もあるのでしょうか…?
https://financial-field.com/living/entry-291564

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■進路・進学情報

【テスト・進学・受験】

・総合型選抜の入学者は、他の選抜方法と比較して学修意欲は高いのか ― 総合型選抜の導入効果報告書より
https://univ-journal.jp/244199/

・上智、東京理科、MARCHの計7大学への合格者トップは、2位に100人差の私立一貫校に
https://www.asahi.com/edua/article/15242635

・大学入学者の15%は「総合型選抜」 増加の要因は“尖った人材の確保”だけではない? 調査で見えた「メリット」と「課題」
https://times.abema.tv/articles/-/10125543?page=1

・マイナビ進学総合研究所、 「2024年 高校生の進路意識と進路選択に関する調査」を発表
高校3年生の志望校選びのポイントは、「学部・学科名」よりも「取れる資格」 3人に1人が受験校を選んだ際、「将来やりたい仕事が見つかるか」が不安
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001955.000002955.html

・農学部は何を学ぶ? 「農業」だけじゃない、食料危機や地球環境の課題を解決
https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/11293

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■学校に関する情報

・【大学ランキング】「女子枠」増える大学入試 理工系で女子学生の比率が高い大学は?
https://dot.asahi.com/articles/-/220767?page=1

・国公立 理工系・情報系の学部別女子比率ランキング。今後「女子枠」の新規導入が進む中、どの大学が成果を出すのか?
https://univ-journal.jp/column/2024244326/

・理工系学部「女子枠」増える…京大など国立大10選
https://resemom.jp/article/2024/05/07/77054.html

・【IT×学校】学校運営にデジタル技術を活用し世界中の学習者をつなぐ【産学連携】
https://www.youtube.com/watch?v=tAmC9rkde1c

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■健康・ジェンダー・性・婚姻に関する情報

・小学生向けの算数テキストが議論 「こんな教育は教育ではない」「順番以前にジェンダー問題」
小学校の算数で、答えは合っているのに式が間違っているからと不正解とされた経験のある人は多いだろう。
特に「掛け算の順序」は度々意見が分かれる定番の問題だが、中には「足し算の順序」を問う問題まで存在すると、ネット上で話題となっている。
家庭教師兼塾講師として小学校から高校までの授業内容を教えているという投稿者に、投稿に込めた意図を聞いた。
https://encount.press/archives/614134/

・年に一度も運動遊びをしない子が増加 将来見据えて学習や自己啓発?
https://www.asahi.com/articles/ASS514W0SS51UTQP01DM.html

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■就職・キャリアに関する情報

・「不安しかない」高校生が頑張る「お金の増やし方」の授業 導入2年、記者が見た手探りの教育現場
https://www.tokyo-np.co.jp/article/325712

・世界を変える「アントレプレナーシップ」…アメリカの大学で経営を教える日本人が語る絶対に持つべき「変革する力」の正体
https://gendai.media/articles/-/129205

・日本の就業者の“はたらくWell-being”をとりまく社会・経済的要因の国際比較
昨今、国際的にWell-beingに注目が集まっている。パーソルグループでは、はたらくことを通して、その人自身が感じる幸せや満足感を“はたらくWell-being”と定義し、2020年度より、Gallup国際世論調査において、“はたらくWell-being”に関する調査を行っている。同調査は、Gallup Inc.および公益財団法⼈ Well-being for Planet Earthの協力のもと毎年実施している。
本コラムでは、このGallup国際世論調査のデータから、日本の“はたらくWell-being”を支える社会・経済的要因を分析し、国際比較をまじえて紹介したい。
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/column/202405090001.html

・高校生・大学生の8割以上が「手に職をつけたい」と回答。企業選びでは「給与の高さ」よりも○○を重視【フォワード98調べ】
https://webtan.impress.co.jp/n/2024/05/10/46981

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■教育に関する情報エトセトラ

・日本中の職場に溢れる「クソどうでもいい仕事」はこうして生まれた…人類学者だけが知っている「経済の本質」
https://gendai.media/articles/-/127433?page=1&imp=0

・「ChatGPT」vs「Claude 3」、ビジネスにお勧めの生成AIを選ぶポイントは
https://japan.cnet.com/article/35218294/

・大学教員・職員が明かす“不登校・退学になりやすい学生”のサイン 「ゲームで徹夜」が危険な理由
https://www.moneypost.jp/1139723

・世の中はすべて「秘密の構造」で成り立っている…ある言語学者が暴いた「世界を作る驚きの仕組み」
https://gendai.media/articles/-/129304

・「非正社員への依存度が高い」会社ランキング
全体に非正社員への依存度が増加する傾向
https://toyokeizai.net/articles/-/750877

・進まない「教員の働き方改革」…多忙だからこそますます“ベネッセ依存”が進む教育現場の事情
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-1123593.html

・NTT、深層学習の再学習コストを削減する「学習転移」 世界初
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1589424.html

・「週4日勤務」が今後広がっていく5つの納得の理由
https://forbesjapan.com/articles/detail/70743

・ソフトバンクとKDDI、5Gネットワーク共同構築の協業範囲を拡大 設備投資コストは削減
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2405/08/news161.html

・未来の人類に残された道はデータ供給役? 汎用AIが壁を越えた先に待ち受ける世界
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/042401515/

・NYT記者が分析する、AIが抱える最大のリスク
「まだ暴走列車ではない」AIの現在地と課題
https://toyokeizai.net/articles/-/749001

・AI の進歩により、人が不要になる世界は来るのか:オルツの示すクローン技術の可能性
https://digiday.jp/platforms/will-ai-advances-lead-to-a-world-where-people-are-no-longer-needed-ortz-shows-the-potential-of-cloning-technology/

・「翻訳家は不要な職業に?」AI翻訳で漫画を海外向けに増産で批判続出 本当に危険なものになる?
https://realsound.jp/book/2024/05/post-1654350.html

・【「ありふれた教室」評論】切実なまなざしが映画に没入させる。瞬きできない99分間
https://eiga.com/news/20240512/12/?cid=sm

・「これって教員の仕事?」疲弊する先生のリアル 終わらない業務、保護者からの無理難題に苦慮
https://news.yahoo.co.jp/articles/08acf1033b822aa8211d501eb9114f4f78943f20

~今回のミラコン通信は以上です~
ミラコン通信は以下の情報サイト資料などを参考に作成しています。

************************資料
■文科省会議資料
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/index.htm
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/main_b5.htm

■AI戦略会議
https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/ai_senryaku/ai_senryaku.html

■教育未来創造会議
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/index.html

■GIGAスクール構想の実現について
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

■政府広報オンラインについて
https://www.gov-online.go.jp/etc/

■教育イノベーション
児童・生徒の学びの変化や、学校で進む教育DXを捉え、よりよい学びについて考えていきます。
https://view-next.benesse.jp/innovation/

■スタディーエックス スタイル
StuDX Style
https://www.mext.go.jp/studxstyle/

■新しい学びのプラットフォームSTEAMライブラリー(経産省)
https://www.steam-library.go.jp/

■デジタル庁
https://www.digital.go.jp/

■内閣府
https://www8.cao.go.jp/cstp/kaisaiannai/index.html

■各府省の予算執行情報ポータルサイト(財務省)
https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/portalsite.htm

■大学入試センター
https://www.dnc.ac.jp/

■遠隔教育・オンライン授業
https://edtechzine.jp/feature/distance_education

■東洋経済education☓ICT
https://toyokeizai.net/feature/ict-edu

■教育とICT Online
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/

■EduA
https://www.asahi.com/edua/

■EducationTomorrow
https://edutmrrw.jp/

■一般社団法人超教育協会
https://lot.or.jp/


https://giga.ictconnect21.jp/
情報提供:一般社団法人ICT CONNECT 21

■大学入試情報提供サイト
https://www.mext.go.jp/nyushi/index.htm

■大学ポートレート
https://portraits.niad.ac.jp/

============================================
未来の学習コンテンツEXPO 実行委員長
https://gakujoken.or.jp/miracon-expo/
発行人:白戸 治久
白戸 治久(SHIRATO Haruhisa)
Mail: shirato@gakujoken.or.jp
shirato.haruhisa@gmail.com
___________________________________________◇◆
・公益財団法人学習情報研究センター
https://gakujoken.or.jp
・ICT CONNECT 21
https://ictconnect21.jp/

※ミラコン通信は1週間ごとに発行の予定です。
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