不老長寿の薬!?カカオの美容と健康8大効果!
チョコレートやココアの原料としてよく知られているカカオ。
その歴史は長く、古代では”神の食べ物”として崇められ、当時はカカオ豆(カカオの木の果実の中にある種子)を生のまま食べていたのだそうです。
現在ではカカオ豆を発酵・乾燥・焙煎したカカオマスを主原料とし、これに砂糖・ココアバターを添加して作られたものがチョコレートとして世界中の人々に愛されています。
この記事では、カカオがもたらす美容と健康への代表的な8つの効果をご紹介していきます。
□美容にも健康にもいいカカオの効果
カカオには老化の原因である活性酸素を除去する作用があることで知られている「ポリフェノール」や「ビタミンE」など、
アンチエイジング成分がたっぷりと含まれており、強力な抗酸化作用で、紫外線や日常のストレスなどから身を守ります。
この他にも、ミネラルやビタミンDなどの栄養成分が含まれており、健康維持が期待されています。
【期待される8つの効果】
1.高血圧予防
2.動脈硬化予防
3.アレルギー予防
4.脳の活性化
5.腸内環境の改善
6.美容効果
7.ダイエット効果
8.リラックス効果
1.高血圧予防
苦味成分である「テオブロミン」を摂取することで、血管が広がり、血圧を低下させる作用が期待されています。
血管壁の炎症が軽減され、狭まっていた血管が広くなる効果が期待されており、これによって赤血球が通りやすくなると考えられています。
2.動脈硬化予防
動脈硬化を引き起こす原因の1つは悪玉コレステロールの酸化です。
カカオポリフェノールには血行促進作用や悪玉コレステロールの酸化を防ぐ抗酸化作用があるため、動脈硬化の予防が期待されています。
また、カカオの脂肪分に含まれるオレイン酸には血液中の悪玉コレステロール(LDL)だけを減らして血液をきれいにする効果があり、
動脈硬化や高血圧を予防する働きがあると言われています。
3.アレルギー予防
アレルギーの原因は過剰に作られる「活性酸素」が関わっています。
カカオポリフェノールが活性酸素の働きを抑えることにより、アレルギー予防や軽減の効果が期待されています。
4.脳の活性化
神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させる脳由来の神経栄養因子であるBDNFは、年齢とともに減少してしまいます。
抗酸化物質であるカカオポリフェノールを摂取することにより、BDNFを含む血流が増加し、認知機能を高める効果が期待されています。
5.腸内環境の改善
カカオには難消化性のたん白質であるカカオプロテインと、食物繊維であるリグニンが含まれています。
カカオプロテインには、フィーカリバクテリウムという腸内の善玉菌を増やす効果があり、腸内環境の改善が期待されています。
6.美容効果
女性の大敵であるシミとシワ。その老化の原因にも「活性酸素」が関わっています。
カカオポリフェノールの抗酸化作用が活性酸素の働きを抑制し、肌トラブルを防ぐ効果が期待されています。
7.ダイエット効果
カカオポリフェノールに含まれるエピカテキンが脂肪を分解する酵素であるリパーゼに働きかけ、
この作用により、食事などで摂取した脂質や体脂肪の代謝が促進され、ダイエットに繋がると言われています。
また、カカオポリフェノールには血行促進作用があり、冷え性の改善が期待されています。
苦味成分であるテオブロミンには利尿作用があるので、むくみの予防に繋がります。
8.リラックス効果
テオブロミンが、幸せホルモンとも呼ばれている脳内ホルモン「セロトニン」に働きかけることにより、リラックス効果やストレス解消効果が得られると考えられています。
自律神経の調整にも効果があると言われています。
□カカオの効果を高めるチョコレートの選び方
販売されているチョコレートの多くは、成分のほとんどが砂糖で作られています。
本来のチョコレートの味を楽しみながらカカオの栄養を摂り、その効果を実感したい場合、
・原材料の1番目に「カカオマス」と記載されている
・カカオマスが70%以上含まれている
この2つを意識して選ぶといいでしょう。
□過剰摂取は逆効果!
【摂取量についての注意】
一般的に、間食の適量は1日200kcal以内と言われています。
目安として、カカオ72%のチョコレートであれば、25gで約140kcalです。
カカオポリフェノールをはじめとするポリフェノール全般の抗酸化作用は、摂取後約2時間でピークを迎え、4時間ほどで消えていくといわれています。
チョコレートを一度に25g食べても、抗酸化作用が一日中持続するわけではありません。
日中は仕事のストレスや紫外線、運動などで活性酸素が発生しやすい状態にありますので、
体内の酸化が進むのをできるだけ抑えるためにも、高カカオチョコレートを少量ずつ、数回に分けて摂取すると効果的です。
※カカオには少量のカフェインが含まれるため、小児や妊婦さんは多量の摂取を控えましょう。
□「純ココア」でカカオポリフェノールを手軽に摂取しよう
カカオポリフェノールを摂りたいけれど、砂糖の甘さは苦手。
乳製品にアレルギーがある。
そんな方には純ココア(ピュアココア)がおすすめです!
カカオ豆を発酵・乾燥・焙煎したものを「カカオマス」と呼び、それを粉末状にしたものを「純ココア」と呼びます。
純ココアは砂糖や乳製品などの添加物を一切含んでいません。
純ココアをお湯に溶かすだけで、栄養豊富なカカオドリンクとして手軽にカカオポリフェノールを摂ることができます。
好みの甘味料や牛乳などを加えれば、甘くて美味しいココアドリンクにもなります。
□より美しく、より健康に
調べれば調べるほどカカオの素晴らしさを知った筆者は、健康維持のため、純ココアをお湯で溶かしただけのシンプルなものを愛飲するようになりました。
その日の気分で牛乳や豆乳を注いだり、蜂蜜を加えたりすることもあります。
「より美しく、より健康に」をモットーに、積極的にカカオを摂取しています。
皆さまも、カカオを日々の生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
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