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5_チョコレート嚢胞だった

前回のMRIの結果を聞きに市立病院へ。
6月17日。またあいつに会うのか…。

前回までの記事はこちら。
1_チョコレート嚢胞だった
2_チョコレート嚢胞だった
3_チョコレート嚢胞だった
4_チョコレート嚢胞だった

診察室に呼ばれるとさっそく前回のMRIの画像が。

「ここが腫れてる右の卵巣ね。こっちが左の卵巣。右が、左と比べるとだいぶ大きくなってますね」
「7センチだから切ってもいいと思う」

通常卵巣のサイズは2-3センチ。それが私の右の卵巣は嚢胞で腫れて7センチにもなっている。4センチを超えたら手術をするケースが多いとのこと。

左卵巣にも小さな嚢胞?が認められたけれど、こっちは気にすることはないでしょうとのことだった。

手術が必要なこと、嚢胞だけ摘出する腹腔鏡手術になるだろうのことだった。(この段階で、手術は腹腔鏡手術ですよね?と自分から聞いたんだったか、医師から言われたのだったかは覚えていない)

「ただし手術がうちではできないから、別の病院を紹介します」
手術室が半年以上先までいっぱいに埋まっているらしい。
「ここの病院がいいから紹介状ここに書いておくので」

医師は、余計なことは言わせないという雰囲気をわずかに醸し出しながら、どんどんと話を進めていく。情報を供給されるスピードが速すぎてついていけない。しかも疑問が浮かんでも聞きづらい雰囲気出してるし。

え、待って。
名医とか、病院の場所とか、自分で調べて納得した病院がいいんだけど…。2年前の乳腺摘出手術も、片側顔面痙攣の時も、自分で納得のいく病院を調べて紹介状を書いてもらった。今度もそうしたい。今回の手術は市立病院でしてもらえるものだとばかり思っていたから、予想外の展開だった。

「あの、自分で調べて納得した病院あてに紹介状を書いていただくっていうのはだめなんですか?」

医師はめんどくさそうに手元にあった薄い小さなパンフレットを渡してきて「普通ここを紹介してる。別に提携病院ではないけど、だいたいここを薦めてる。自分で調べてそこに紹介状書いてもかまわないけど、また予約取り直してもらわなきゃならないし、時間かかるよ。どうします?」と詰められた。

「この病院は卵巣嚢胞の腹腔鏡手術に慣れている病院で、いろんなケースを見てる」ということだった。

この医師感じ悪いけど、市立病院には婦人科のいい先生が揃っているということで紹介してもらった医師だし、この人の言ってることを信じよう。プロだし、素人の私が探した病院よりもこの人が薦めて間違いないと言ってる病院のほうがいいだろう。また病院を調べて一から予約を取り直して…。めんどくさがりな私は、早く次のステップに進みたかったというのも正直大きかった。

徒歩15分の市立病院での手術だから、付き添いの家族への負担も少なくてよかったとばかり思っていたので、普段使わない路線を乗り継いで行ったこともない駅の病院での手術になるとは…、気が滅入った。

紹介状受け取りには日を改めてもらうとのことで、3日後に紹介状を受け取りに行って、市立病院は最後になった。次回からは見知らぬ土地の病院に通うことになるのだ。

続きはこちら。


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