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【生き方】数字にとらわれすぎていないだろうか?
※この記事は2024.6.11の音声配信を文章にしたものです
図書館で借りた心に響く本
この前、久々に図書館に行って本を借りてきました。
今回は、その中でも『私は私のままで生きることにした』(キムスヒョン:著)という本について触れたいと思います。
目次を見ると、「謙遜」「気遅れ」「誰かの期待に応える」「何者かになろうとする」…など、見出しだけでも自分に当てはまる!と思うことがたくさん。
読んでいるときも、その文章にすっと引き込まれる感覚がありました。
印象に残った一説:人生から数字を消そう
特に印象に残ったのは、「人生から数字を消そう」という言葉。
この見出しの中にある文章のうち、一部分ですが引用させていただきます。
ところで数字というのは、いつでも簡単に比較できて順位を決めやすいという特徴があります。例えば、丸と三角を比べて順位を決めることはできませんが、一と二を比べて順位を決めるのは誰でもできます。結局のところ、数字の人生というのは常に比較されて順位をつけられる人生ということになります。
その中で私たちは、自分の値打ちが気になっていてもたってもいられず、自分の居場所と順位をしきりに確かめます。だけど、人生のすべてを数字に置き換えるなんてそんなことができるのでしょうか。
IQでは知識を測定できませんし、友達の数では人間関係の深さを証明できません。家の広さがその家庭の幸せを保証してくれるわけではありませんし、年収でその人の人格がわかるわけでもありません。
本当の価値は数字で測れるものではありません。だから、あなたが人より優れた存在になりたいのではなく、人と比べられない存在になりたいのなら、まずはあなたの人生から数字を消さなければなりません。人生で一番大切なことは、数字では表せないものの中にあるのですから。
数字に縛られる生き方への反省
この文章を読んで、ハッとして深いため息が出ました。わたしが育った環境は、割とそんな生活に近かったと思います。
例えばテストや模試の点数、通知表の1から5の数字、内進点、偏差値、給料…そういうものを気にして生きてきました。
大人になると余計に数字に追われますよね。
人によるかもしれませんが、この本にも書かれていたように、給料や年収がいくらだとか、友達が少ないんじゃないかとか、仕事のノルマなど、自分の経験が良くも悪くもいろんな比較対象を生んでしまうんじゃないかなと思っています。
数字以外の価値観を見出す
少し話がそれるのですが、わたしはテレビの中で唯一好きで録画しているのが、「家について行っていいですか?」という番組です。
終電を逃した人にタクシー代を支払う代わりに、一緒に家について行って家の中を見せてもらったり、その人の生活や人生観を覗く番組です。
わたしがそれに惹かれるのは、外見ではわからない「その人」を垣間見られるからです。
みんなが普通の物差しでは測れないことや、普段は外見では見えないようなところに大事なものがあるな、といつも思わされます。
これからの生き方
社会にいるとつい数字に自分のことも相手のことも当てはめてしまいがちですよね。わたしも数字にこだわって、長い間自分を変えられませんでした。
でもちょっと視点を変えて違うところに重きをおくこと、目に見えないもので人を見ようとすること、そういうところで生きづらさも少しずつ軽くなる感覚があります。
これからは「時間がない」というのを理由にせず、いろんな本を読んでみたいなと思っているので、図書館に定期的に通いたいです。
みなさんも、何かおすすめの本などありましたら教えていただけると嬉しいです。
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