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晩秋の古い街並みを ひとりふらりと散策しながら ふと見つけた薄い麻色の暖簾 柔らかい午…
10月の終わり、福岡に行った。 正確には仕事で行ったのだが、自然と吟遊の旅になった。 そこ…
『ミトリのキロク/ココロのキオク』何の気なしに測った ボクの血圧 9/9 125 80 何の気なし…
月夜に翼を折った鶴 接ぎ木をつけたは勤め人 角を隠して妻となる 衝立使いつくろった 椿の紬は…
美しさ、心を震わすものがあればそれを忠実に浮かべさせようと努めるのが表現者の正道であろう…
散歩をしていると、 藍色の着物を着た人がやってきて、私に尋ねた。 「そこのあなた、私、行…
城 嘆息を連ねる果てしなき海原を三方に 切り立つ崖上 髪をなでる風に血管を切られ 横たはる 面影さえも失ってしまった この俺から精気を吸い取る お前は一体何処に居るのか 薄雲から注ぐ数条の光線も 厭わしい世界の茫漠さを思い知らせ ああ、かつて広さは二人のものであった 風にむせぶ抒情の笛の音とても 今は寂漠の中に孤独をいたぶり――― ああ、かつて静寂は愛する場であった 全てが絶望の中に己が力を捨て去ってゆく 倦怠のうちに波が崖下を洗い 広大な風景の唯中に私は閉ざされ
着慣れない真新しい着物に 金の刺繍の入った帯 桜と鶯色 春らしくてとても綺麗な着物 そ…
そっと重なるように 一緒にいたいって 少し 冷えた心を 温めたいって そんな泡沫の…
秘密だよって 子どもの約束 2人きり 私がここにいる意味も わかってないから 遊びだと思…